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2020年7月16日更新

[続・働き方ラボ]休むことに価値を見いだす|やりたいことをやる

文・比嘉華奈江[14]
 今回は「休む」ことにフォーカスしてみたい。
 今も昔も、私が休日の過ごし方で一番大事にしていることは「やりたいことをやる」ことだ。

やりたいことをやる
 

今回は「休む」ことにフォーカスしてみたい。
今も昔も、私が休日の過ごし方で一番大事にしていることは「やりたいことをやる」ことだ。




 以前、客室乗務員として働き始めたころは、とにかく仕事に慣れるのに必死で、ひたすら寝ないと回復しなかった。不規則な仕事だったので、シフト勤務に慣れるまでは本当に大変だった。夜中までの勤務の後に、起きたら夕方だったなんてこともよくあった。ハッと跳び起きて、今が朝なのか夜なのかわけが分からなくなることもしばしば。「遅刻した!」と跳び起きて、慌てて出社したら、何と予定の3時間前に出社していて、1度家に帰ったことも、あった。

そして段々と仕事に慣れてきたら、おいしいものを食べに出かけてリフレッシュしたり、趣味のマリンスポーツを始めたり。さらに、もっと休日に余裕が持てるようになってきたら、絵画教室に通うという趣味が増えたり、時には1~2週間の有給を取って、離島巡りをしたり、海外に行ったりもした。独身時代は、20カ国ほど旅をした。こんなふうに、その時々によって、私のワーク・ライフ・バランスの実現方法はさまざまだ。






休みには段階がある

今では、夫や子どもたち、家族みんなが「やりたいことができる休日」になるように希望を確認し合う。全部はかなわない時もあるが、家族が喜ぶ顔を見ることで自分も満たされることも多々ある。娘がバレエを習っていて、おかげで私もクラシック音楽を聴くようになった。
 




ワークとライフのシナジー効果(相乗作用)が発揮されるまでには、段階がある。慢性的に疲れきっていたら、休日に活動的に動くことは難しい。そういう場合は、まずしっかり休む⇒心身共に健康な状態になる⇒出かけたり、趣味の時間を持ったりと視点が外に向く⇒休日で新しいインプットや体験が増える⇒仕事にも好影響⇒本来のワーク・ライフバランスの実現。と、段階があるのだ。心身の健康を保つために休むこと、休息を取ることは、本当に大切だ。

プレゼンティーイズムという言葉が最近注目されている。従業員が出社しても、何らかの不調のせいで頭や体が思うように働かず、本来発揮されるべきパフォーマンスが低下している状態の事をいう。これには、睡眠が大きく影響をしていると言われている。


一定時間の休息を設定

14年間務めた航空会社の乗務員は、航空法で定められた「インターバル制度」という規定があった。前日の就業時刻と翌日の始業時刻の間に一定時間の休息を確保しなければならない決まりだ。それはもちろん第一に安全のため。お客さまの大切な命をお預かりしているから、乗務員が心身共に疲れを残さずに仕事をするためだ。

そのインターバル制度は、EU加盟国では何と、すべての労働者に義務付けられている。22時まで残業して働いたなら、翌日は11時間休んでからしか仕事をしてはいけない、つまり9時以降に出社しなければならないのだ。日本でもこのインターバル制度が、2019年の4月から努力義務となった。自主的に取り入れている企業も、少しずつだが増えてきている。EU加盟国のように、いずれすべての国民に義務化されるかもしれない。長時間労働是正のためにも、今のうちから導入することをおすすめしたい。


休むことも働くことも大事

これからはもっと、休むことに価値を見いだす時代ではないだろうか。まずは心身の健康あっての仕事。そして仕事だけでなく、人生悔いなくやりたいことをやろう。しっかり休んで、よりプロフェッショナルに働き、未来を夢見る子どもたちに、休むことも働くことも、幸せになるための一つだと伝えられる大人が増えるといいなと思う。             
 




ひが・かなえ
(株)Life is Love代表。日本教育推進財団認定コミュニケーション・トレーナー。2児の母。客室乗務員を14年務め2012年起業。経営戦略や働き方改革・チームビルディングなどの組織活性から人事評価制度や賃金制度構築までコンサルティング。

http://www.lifeis-love.com/

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『週刊ほ〜むぷらざ』続・働き方ラボ[14]
第1719号 2020年7月16日掲載

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