under30
2019年7月11日更新
[翔べ!わかむんちゃー under30]おきなわLikes編集長・インスタグラマーの佐久本万愛さん|インスタで沖縄を発信!
「まなりん」こと佐久本万愛(まなり)さん(24)はインスタグラマーで、ソーシャルメディア「おきなわLikes」の編集長。「大好きな沖縄を自分色で発信できる。フォロワーさんからの反応がモチベーションにつながる」と話す。
写真は佐久本さんのインスタグラムより。「manarin37」で検索。
キレイもおいしいも自分色で!
佐久本さんに、インスタグラムの魅力や写真を撮影するときに気をつけていることを聞きました。根っこにあるのは、「沖縄が大好き!」と「人に伝えたい!」という思いです。
写真で一番こだわっているのは色! 私の世界観を保ちながら、沖縄にもともとあるきれいな景色やカラフルな色合いを崩さないように撮影、編集しています。
写真を撮る時は、写真からその場所や雰囲気、伝えたいことが読み取れるように意識しています。インスタグラムの正方形の写真の形を生かせるよう、バランスは考えています。
愛用しているカメラは、ソニーのα6000というミラーレスの一眼レフ。コンパクトで夜の撮影や動画に強く、編集しやすいのが魅力です。
写真は独学。海外のカメラマンのダイナミックな構図や色合いが好きで、インスタを見て、構図や加工のヒントにしています。写真も加工も、やるほどうまくなる! と思っています。
好きが仕事に
沖縄のいいところを伝えたい! と、沖縄の情報を発信するソーシャルメディア「おきなわLikes」の編集部に。編集長になり、新スポットをいち早く発信したり、フォロワーさんの質問に応える動画の生放送など工夫。4月にフォロワーさんが10万人を超えました。好きな仕事だから、頑張れる!
伝える、つながる、広がる
インスタを始めたのは高3。友だちもほとんどしていました。写真を撮ったり、加工するのが楽しかった。最初はアルバムみたいに使っていたけれど、徐々にフォロワーさんが増えて「伝える」ことを意識するようになりました。
インスタの魅力は、好きなもの、好きなことを自分色で発信できることと人とつながれるところ! 休日にアウトドアや旅、写真などインスタでつながった趣味の同じ友達と充実した時間を過ごすことが増えました。今は、休みに一日中家にいるのは月に1回くらい。遊びも全力です!
沖縄らしく
きれいな海や自然がたくさんある北部、アメリカンなチャンプルー文化でおしゃれなお店が多い中部、程よく都会な那覇市。離島巡りも大好き。いろんな楽しみ方ができるのが沖縄のいいところ! 南部はこれから探索したいエリアです! 地元愛が強くてシャイだけど人懐こくて、人が好き。そんなウチナーンチュにも魅力を感じます。
ウチナーグチを交ぜてしゃべり言葉でテキストを書いたり、動画でなまりが好きと言われることも(笑)。顔が見えないネットのつながりでも、沖縄の温度感や雰囲気を伝えていきたい。
コミュニケーション大切に
見ている方からの反応がモチベーションに! 紹介したカフェやスポットに足を運んでくれたり、「地元沖縄ってこんなにステキな場所だったんだと知れた。自信を持って沖縄が故郷ですと言いたい」とメッセージをいただいたことも。同じようなメッセージをよくいただくようになって、沖縄の人が改めて地元の素晴らしさに気づくきっかけになれてとてもうれしい。
だからこそ、ポジティブな内容を発信し続けるようにしています。びっくりすることに、ネガティブなメッセージはほとんどもらったことがないんです。
個人のアカウントでもお仕事でも、フォロワーさんとのコミュニケーションを大切にしています。
言葉や景色を残したい
祖父は昔写真館をしていて、母もカメラが好き。小さなころから写真をよく撮ってもらっていたので、ポーズを取るのは慣れていたかも=下写真。
佐久本さん提供
沖縄が好きなのは、小さなころから家族で行っていた海や川、山遊びの影響が大きい。バーベキューで釣った魚を焼いたり海で泳いだり、自然豊かな沖縄だからできた経験だと思っています。大学では、県外の修学旅行生にガイドする平和ガイドサークルに所属。伝えることの大切さを知りました。
久しぶりにヤンバルに行くと景色が変わっていたり、祖母が話すウチナーグチが分からなかったり。沖縄を残したい、伝えたい、と思うようになりました。
将来は世界を飛び回って、世界の人に沖縄を発信したいな。
撮影/比嘉秀明
佐久本万愛さん(24)。1994年沖縄市生まれ。沖縄国際大学 総合文化学部 社会文化学科を卒業後、琉球インタラクティブ(株)に入社。おきなわLikes編集長。
編集/栄野川里奈子
『週刊ほ〜むぷらざ』翔べ!わかむんちゃー under30[3]
第1667号 2019年7月11日掲載
『週刊ほ〜むぷらざ』翔べ!わかむんちゃー under30[3]
第1667号 2019年7月11日掲載