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2019年3月28日更新

[イマドキ子育て]親子で話そう幼児の性教育

幼児期は男女の体の違いなど「性」に興味を持ち始める子が多く、「どう性教育したらいいか」と悩んでいる人も多いはず。幼児期の性教育について親子で考え、生活にうまく取り入れよう!



性への興味 叱らず認めて
子どもの性教育に関しては「まだ小さいし先でいい」と考えているパパやママもいれば、早いうちがいいと思うもののいつ、どうやって伝えたらいいのか悩んでいる人も多いはず。長年、「卒乳講座」や「パパとママのための性教育講座」などを行う、宜野湾市のこもり助産院の小森香織さんに話を聞いた。

「性のルール」日ごろから伝えて
日常生活で性についてふいに子どもから質問されると、ドキッとしてしまうもの。小森さんは「普段から、『こう聞かれたら、こう答えてあげよう』と意識しておくことは大事」。さらに「性教育は自分の命を守ること(生活=性教育)。おなかの中に命をみごもったときから、性教育は始まっていると意識することが必要」と話す。

スポーツにルールがあるように「性」にもルールがあり、みんなが安全に快適に生きていくために必要だという。「例えば、お父さんが性教育のため男女の体の違いを教えたいと娘に自分の裸を見せた場合、娘が『やめて』といったらその行為はNG。それが性のルール」と説明する。 また、股間を無意識に触っている子に対し性器に触れるときは、清潔な手でと言うのもルールの一つ。汚い手で触ると、大事な性器を傷つけてしまうことがあるためだ。日ごろから爪を切り、洗うなど、手を清潔に保つ必要性を意識すること。将来、自分はもちろんパートナーを大切にすることにもなるとも。

★正しく知りたい性のルール
・汚い手で性器を触らない。
・人前で性器に触れたり、性の話はしない。
・人の体に触れたり、性の話をするときなどには、 相手の同意が必要。

見せない、触らせない
幼児期は自分や相手の体に興味を持ち始め、パンツを見せたり、「ちんちん」などと言い始める時期。家庭であればまだしも、「公衆の面前で話したり、大きな声で言うのはルール違反。今ココでやっていいかどうかを判断して」と小森さん。

ここで意識したいのが、プライベートゾーンの伝え方。「プライベートゾーンとは基本的には水着で隠れる場所。プライベートゾーンはむやみに人に見せたり、触らせたりしてはいけないところ。だから、トイレを使う際はドアを閉めましょうという具合に、生活の中で教えることが大事」とアドバイスする。

子どもが性に興味を持った時こそ性教育のチャンス! 叱ったり、ごまかしたりせず、子どもの質問に対し「自分のためになったね」などと、聞いてきたことを認めてあげよう。「性教育をすることで、自己肯定感が高まり、自分も周りの人も愛せる人になる。また、性犯罪の被害者・加害者にならないといったメリットにもなる」と小森さん。

性のルールを親子で確認し合い、日常から気軽に話し合える家族関係を築きたい。

おちんちんの洗い方
子育て中のママが困りがちなのが、男の子のおちんちんの洗い方。小森さんに正しい洗い方を教えてもらった。

せっけんを使い手でよく泡立て、おちんちんと睾丸(こうがん)部、おしりの穴を丁寧に洗う。せっけんの成分が残るとかぶれの原因になるので、しっかり洗い流す。おちんちんの裏側やしわの間も忘れずに。
 

尿の出口の近くに親指、人さし指を置いて重なった皮を動かしながら、ひだにたまる汚れを洗い流す。皮を動かすことで血流がよくなり、だんだん、めくれてくる。無理に皮をずりおろしたりしないこと。お父さんにやってもらうのもいい。おちんちんの上に包皮のふくらみがあったり、腫れがある場合などは泌尿器科の受診を。



子どもの性に関する質問をピックアップして、解答例を紹介。性教育の参考にして!

Q 女の子がパンツが見えることに無頓着で困っています。どう説明すればいい?

A ここで必要なのがプライベートゾーンの説明。「性器や胸、おしり」は大切なところだから、人に見せてはいけないよ。ほかの人に自分の大切なところを見せるのはルール違反だよねと、優しく繰り返し伝えましょう。

 
Q 子どもがLGBTかもと思ったら、どう接すればいい?

A まずは性の多様性を意識した心の準備が必要。否定的に思っていては、表面的な行動しか起こせません。親も意識を変えるための勉強をせずして、受け入れるのは難しい。それも性のあり方の一つとして受け止められるようになってはじめて、わが子のことを受け入れられるのではないでしょうか。


Q 「おちんちん」を好んで使う息子。放っておいて大丈夫?

A 子どもが下ネタでふざけるのは、ほんの一時期。しかし、公共の場での下品な発言は周りに不快感を与えてしまうことも。「おちんちんは、他人に見せても、見られても触れても触れさせてもダメ。他の人がいるところで、プライベートゾーンに関わる話をするのはルール違反だよ」と伝えよう。


Q 赤ちゃんはどうやって産まれるの?

A 子どもの聞いてることは「膣を通って…」と聞きたいのではなく、「赤ちゃんがほしいと思ったから、お父さんとお母さんが愛し合って産まれたんだよ」と答えてあげてもいい。また、生活の中で、テレビや映画で男女が愛し合うシーンであったり、動物の交尾のシーンなどを子どもと一緒に見た際に、子どもから質問があった場合に教えてあげてもいい。




こもり助産院院長
小森香織さん

助産院では、助産師による個別指導や施術、お母さん同士の学び、語らいの場を設け、安心の出産・育児を支えている

■こもり助産院
090‐9073‐6853


編集/安里則哉
『週刊ほーむぷらざ』第1652号 2019年3月28日掲載

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