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2017年10月12日更新

[彩職賢美]フィットネスインストラクター・トレーナーの本村あゆみさん|美ボディ作り楽しく

フィットネスインストラクター・トレーナーの本村あゆみさんは「生涯自分の足で歩き続けるためには日ごろの自己メンテナンスが大事」と話し、美ボディ作りの啓発活動に励んでいる。ボディビルダーとしては、ことし9月の全国大会で6位入賞、県内では数少ないボディフィットネス選手として耳目を集める存在だ。


 

健康的な筋肉美で全国6位

フィットネスインストラクター・トレーナー
本村あゆみ 
さん

50代になっても競技者生活を続けていることについて本村さんは「お客さまに指導をする以上、目標に対し説得力のある体形であることは必要最低限のこと」ときっぱり。さらには「指導しているトレーナーが、大会で入賞するレベルだとお客さま自身の誇りにもなる」と話す。なるほど、食事、生活習慣、トレーニングとすべての指導の内容を受講者が受け入れやすくなるというわけだ。

競技としてのボディビルは毎日苦しいことの連続だ。そもそも平日のスケジュールが朝、昼、晩とも県内スポーツクラブでの指導で、はた目にもかなりの運動量だ。車を運転しての移動範囲は沖縄市、北谷町、浦添市、那覇市と広く、指導する内容もヨガ、ズンバ、心臓リハビリ、フットセラピー、ボディコンバット、太極拳、マタニティビクスと多岐にわたる。その上、オフの日曜日は筋トレ、土曜日の早朝は、ボディビルやパワーリフティングで日本一に輝いた小田川洋司さんを専属コーチにつけ、個人トレーニング。ほぼ1年間毎日、食事に気を付ける、しっかり寝るという同じルーティンで生活、そして「ありがとう」と感謝する。定期的にマッサージやカイロプラクティックに行って体のメンテナンスも怠らない。

八重山出身の夫は元競輪選手、息子2人も筋トレ好きというスポーツ一家。それぞれ仕事・学業のため、一家4人はバラバラに暮らしている。夫は宮古島でゲストハウス経営、長男は名護市で中学校の英語教師、次男は大学生でアメリカ留学中だ。

沖縄移住は、競輪選手だった夫の遠距離通勤が認められたことがきっかけだった。素足にスパイクシューズをはくため、冬場の練習がつらいという夫が暖かい沖縄に練習環境を求めたのに呼応。長男の小学校入学に合わせて決めた。沖縄にはスポーツクラブがないと思っていた本村さんだったが、ほどなくマタニティビクスから仕事を再開。1年過ぎたあたりから各クラブのオーディションを経て、仕事の幅を広げていった。

美しい筋肉の宿る体は女性として永遠の憧れがあるという。ボディビルはその欲求を満たしてくれるのだ。9月にあった、第11回オールジャパンミスボディフィットネス選手権大会(大阪市)では、目標の入賞を果たし、6位。しかし満足はしない。今はさらに高みを目指し、気持ちを奮い立たせている。

トレーナーとして思うのは、日本人は運動や筋トレを特別なことであるかのように考えている人がまだ多いこと。決してそうではなく、超高齢化社会となった現代、自分の足でトイレに行ける、ベッドに向かえる筋力がないと寝たきりの生活が待っている。

さらに肥満は心疾患、糖尿病、高血圧などの重い疾患の危険因子になる。見た目を格好良くすることだけがフィットネスの目的ではない。心肺機能を維持し、生活できる筋力を維持することで、生涯自立して生活できる体力を持ち続けてほしいのだ。

いま特に力を入れて指導しているのは、ボディメンテナンスのクラス。老若男女すべての人がゆがみの少ない骨格、自分の足で自分の体を支えられるようになることを目標にしている。




筋肉美で全国6位に輝く
オールジャパンミスボディフィットネス選手権大会で6位入賞に輝いた本村さん(左端)。全員が50歳以上。本村さんは「来年は3~4位を目指す」と新たな意欲=2017年9月(撮影・浦部立憲氏)




ボディコンバットが好き
本村さんはいろいろなジャンルの指導をしているが、一番好きなのが格闘技の動きをベースにしたエクササイズの「ボディコンバット」。世界中で大人気のプログラムだ。




次男と米国の大自然を満喫
米国留学中の次男とグランドキャニオンへ。雄大な大自然を前に感動し、圧倒された=2017年9月(写真3枚とも本人提供)




オフはカフェ巡り
オフの楽しみはカフェ巡り。目当てはコーヒーとパンケーキだ。


本村さんのハッピーの種
Q.幸せだなあと思う時はどんなとき?
筋トレの後、筋肉がパンプアップしているのを実感する時ですね。パンプアップというのは、筋肉中の血液やリンパ液が増加することで膨らむ現象のことです。笑うかもしれませんけど、数時間するとしぼむので、このまま時間が止まればいいのに、って思います。
あと、オフシーズンにおいしいコーヒーとパンケーキの店に巡り合えたときです。パンケーキはオフにしか食べられないので。



PROFILE
本村あゆみ(もとむら・あゆみ)
1965年愛知県出身。大学新卒で愛知県内大手スポーツクラブ入社、12年間勤めた。2000年に一家で沖縄県に移住。現在、県内大手スポーツクラブでの指導を中心に、病院でのチーム医療にも関わる。日本ボディビル・フィットネス連盟所属。健康運動指導士、全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定スペシャリスト、日本マタニティフィットネス協会認定IR、日本フットセラピスト協会認定マスターフットセラピスト、AFAA認定マットサイエンスIR、レスミルズジャパン認定ボディコンバットIRほか。



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取材協力/スポーツパレス ジスタス美里店
撮影/比嘉秀明・編集/上間昭一
『週刊ほーむぷらざ』彩職賢美<1273>
第1578号 2017年10月12日掲載

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