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2017年7月6日更新

[彩職賢美]アスリートアロマトレーナー 比嘉美樹さん|アロマで元気を

「アスリートアロマトレーナー」として活動している比嘉美樹さん(40)。アロマを活用しながら、スポーツをする中・高校生を中心に運動後の体のケアを行っている。また、「子どもにケアをしてあげたい」という保護者向けにもセルフケアの方法を伝えている。「アロマで多くの人に元気を与えたい」と奮闘中だ。

アスリートをケアで支える|比嘉美樹さん|funokinawa
 

アスリートをケアで支える

アロマセラピースクール&サロン「orangetree」代表
アスリートアロマトレーナー
比嘉美樹 
さん


スポーツする人をサポートしながら、その人から感動をもらえることが喜び」と、仕事の魅力を語る比嘉さん。アスリートアロマトレーナーは、疲労回復やスポーツ障害の予防、ストレスによる不調のケアを目指し、アロマセラピーをスポーツの分野に取り入れた療法を行う。

通常のアロマセラピーと違い、施術で使う精油は「香り」より「薬効」を重視することもある。アロマセラピーではあまり使わない種類の精油を扱い、精油の希釈濃度も高め。トリートメントのテクニックもアスリートの筋肉の状態に合わせた手技を行うのが特徴だという。

常に意識していることは「ケアを必要とする人が本当に何を求めているかを引き出すお手伝いをすること」。「よく眠れているかなど、その人の日常生活にも原因がないかを一緒に考えるようにしています」。会話を通して、試合前のケアなのか後なのか、選手の心や体の状態に合わせて施術法を選んでいる。

もともとアロマセラピストとして活動していた比嘉さん。野球部に所属している息子がけがをした際に「アロマで緩和できないか」とトリートメントを実践した。続けるうちに息子の不安な表情が緩和されたのを実感。アロマをスポーツの分野でも生かせるはずと書籍やネットで調べ、「スポーツ ケア アロマ講座」が県外で開かれていることを知り、同講座を受講し、資格を取得。2014年から本格的に活動を開始した。同年、尚巴志ハーフマラソンや南部トリムマラソンでのケアも行うようになり仕事の幅を広げている。

スキルアップにも熱心に取り組む。「人の体に触らせてもらう仕事なので、しっかりとした知識を持つことはもちろん、現場経験ももっと積み重ねていきたい」と意欲を示す。専門のスクールのある大阪にも足しげく通い、プロのアスリートをケアする現場に立ち合うなど、学びを深めている。また、アスリートに欠かせない体と心の強化に力を入れるため、昨年には「アスリートフードマイスター」の資格と、やる気を引き出す言葉掛けを行う「しつもんメンタルトレーニング・トレーナー」の資格も取得した。

ことし5月からは、北中城高校のバスケットボール部の生徒たちのケアを担っている。施術を受けた学生からは「寝つきが良くなった」「体が軽く感じる」との反応が。さらに選手たちに自己肯定感を高めるためのメンタルトレーニングや食事の取り方についてのアドバイスもしている。

スポーツする子どもたちのケアを家で気軽にできるようにと、6月には保護者向けに「パパママトレーナー講座」を開講。「子どもにとって一番の理解者である親によるケアが安心感を与え、心の安定や子どもたちの自立にもつながります。いいスキンシップの時間にもなりますしね」と比嘉さん。受講した親からは「気持ちいいと子どもに喜ばれます」「息子との会話が増えた」と、その効果を絶賛する声が上がっている。

比嘉さんは「ケアを受けた子がプロスポーツ選手として活躍するのを見るのが私の夢。沖縄から多くのプロスポーツ選手が育ってほしい」と声を弾ませた。


専門知識をより深く|funokinawa

(写真・本人提供)


専門知識をより深く

アスリートアロマトレーナーとして、より専門的な知識を得たいと月に1度のペースで、大阪のスクールへ通っている比嘉さん(写真)。「プロ女子サッカー選手を中心に多くのアスリートのケアに当たっている専門の先生に教わることで刺激を受けています」と話す。米国・メジャーリーグなど多彩なスポーツ現場で活躍する講師から学ぶことが、比嘉さんにとって貴重な経験になっている。


やる気アップや食の指導も|北中城高校バスケ部|funokinawa

(写真・本人提供)


やる気アップや食の指導も

北中城高校バスケ部の生徒への講義では、やる気を引き出す工夫も。「みんなから応援されるチームってどんなチーム?」という質問を出し、生徒からは「部活と勉強を両立する」「地域に関わりを持つ」などの答えが出る。次に「思い浮かぶ強いチームは?」と質問し「○○高校」と具体的な答えを導く。さらに「そのチームの特徴は?」と質問。そのチームの長所を出し合い、自分たちに足りない部分を洗い出し、目指す方向を一緒に考えることでやる気を促す。食の面では、子どもたちが試合で力を出せるように、「試合の合間にファストフードなどを食べないように」と注意を促す。ファストフードを食べたことで、体がそれを消化するためにためてきたエネルギーを使ってしまうとの理由からだ。「試合で使うエネルギーが減るよという具合にアドバイスしますね」と比嘉さん。


2017年7月20日に「パパママトレーナー講座」|funokinawa

2017年7月20日に「パパママトレーナー講座」

スポーツをする子どもたちを自宅でケアしたいというお父さんやお母さんを対象に「パパママトレーナー講座」が、2017年7月20日(木)に名護市のあけみおSKYドームで開かれる。時間は10時~14時まで。申し込みは(info@sportsaroma.okinawa)へ。
問い合わせ先/070-5415-1596
http://orangetree.ti-da.net/​



比嘉さんのハッピーの種
Q.休日はどう過ごしていますか?
音楽が好きなので、コンサートに行くことが結構ありますね。好きなアーティストはドリカムや安室奈美恵さん、平井堅さん。 主人のお姉さんと一緒に行くのが恒例になっていて、一番のストレス発散かも。音楽が最高潮になると私も興奮してジャンプすることも(笑)。歌手の方々は観客を楽しませようと一生懸命で、「あの人たち頑張っている、すごい!」って素直に感動します。



アロマセラピースクール&サロン「orangetree」代表・アスリートアロマトレーナーの比嘉美樹さん|funokinawa
PROFILE
比嘉美樹(ひが・みき)
1977年、沖縄市出身。高校を卒業後、服飾関係など接客業を経て、第一子を出産。絵本店での営業、ネイリストを経て2009年、アロマと出合い、検定資格を取得。自宅でアロマクラフト講座を開始。14年、アロマコーディネーター資格を取得し「orangetree(オレンジツリー)」を設立。同年、「スポーツアロマ ケア セラピスト」の資格を取得。ことし5月から北中城高校バスケ部のケアを担当する。



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今までの彩職賢美 一覧


撮影協力/北中城高校
撮影/比嘉秀明・編集/安里則哉
『週刊ほーむぷらざ』彩職賢美<1261>
第1564号 2017年7月6日掲載

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安里則哉

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日々、課題ばかりですが、取材ではできる限り、対象者の人間性が引き出せたらと思い、仕事に努めています。食べることが大好き。そのためダイエットにも力を入れたところですが、いまだ実現せず(笑)。

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