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2017年5月4日更新

[彩職賢美]ウーマンサポート協会沖縄 代表 照屋智子さん|起業の夢つなぐ

ウーマンサポート協会沖縄代表の照屋智子さん(49)は「起業したい」「集客に悩んでいる」など、女性起業家が抱える不安や悩みを解決へと導くコンサルタントやセミナー、ビジネススクールなどを行う。一方でイベントプロデュースも手掛けており、自身が企画する「vieスマイル」は、「多彩なブースがあり楽しい」と好評だ。


 

ユーザー目線でアドバイス

ウーマンサポート協会沖縄 代表
イベントプロデューサー
照屋智子 
さん


「私自身、起業して集客から経費計算まで全て一人でやった経験があり、仕事が落ち着くまでは不安でした。相談したくても、誰に相談すればいいのか。安心して話せる仲間がほしいなと常に思っていました。今は『私がその仲間になりますよ』という気持ちです」と照屋さん。同じ経験をしてきた人たちを支援し、「成果がでた」といった喜びの声を聞けるのが励みという。

女性起業家向けのコンサルティングが主な仕事。「集客が難しい」との相談があるとまず行うのが、依頼者が運営するサロンなどを訪問し、サービスを受けてみること。「お客さま目線で意見を言うのがポイント。ご自身では意外に気付いていない改善点が多いんです」。看板がなかったり、駐車場の場所が分かりづらいなどを指摘。自宅サロンだと、「食事のにおいが残っているのは不快感を与えかねない」「照明が暗いのでは」という具合だ。また、理念や売り上げ目標の立て方なども含め一緒になって年間計画を立てる。

コンサルティングを行う上で必要なスキルアップも欠かさない。昨年、エンドユーザーに対するアンケートから集客方法を考え、効率的な広告作りを共に考える「『A4』1枚アンケート広告作成アドバイザー」、接客の際に相手の表情で心理を読む「国際ボディーランゲージ協会認定講師」の資格も取得。女性起業家を多角的にサポートする。


協力/沖縄ガス(株)​

2009年からは女性応援イベント「vieスマイル」をスタート。ベビーマッサージやメーク、雑貨、飲食店など40~50のブースが集う。多い時で1日2000人以上の来場者があり、年に4回開催している人気のイベントだ。出店者にとっては、他の店舗のレイアウトや商品の陳列法など参考にし合える場、来場者には、出店者らのイキイキと輝く姿が刺激となるようなイベントを目指す。

イベント前には、出店者を対象に「出店術」もレクチャー。「例えば、過去の出店ブースの写真を見て、『このアイデアいい』などと意見を出し合っています」。参加者からは「出てきた意見を参考に自分のブースに反映させられる」と喜ばれている。

またイベントは、子育て応援や女子力アップなど必ずテーマを設定。会場の確保をはじめ30ほどの個人や企業などに出店依頼のため足を運ぶ。気になる店舗があれば体験し、店主の人柄や技術を確認。フェイスブックやブログを見て、作品やその人の書いている文章からこだわりや思いを強く感じる人に声を掛けている。「SNSの活用や、出店者が周りに声を掛けたりと協力してくれることが集客につながっている」と感謝する。

一方、出店者や来場者に企画の意図がうまく伝わらず悩んだことも。そんな時こそと、自身も周りの人に相談。支え、励まされ、人と人とのつながりの大切さを改めて実感した。

それからは、特に参加者同士のつながりを大切にしている。「初めての出店者もいるので、当日は『ブースの隣同士は声を掛け合って』とアナウンスします」。出店者同士で仕事やプライベートの話で盛り上がり、毎回和やかな雰囲気だ。「イベントを通し、多くの方に自らが輝くための情報を提供したい。女性起業家たちが自分の目標に向かい前向きに取り組んでもらえるよう支援し続けたい」と語った。



アロマの資格取得講座も

「子どもがよく風邪をひいていたのですが、その時、アロマがいいと聞き、評判の先生のサロンに通ったのを機にアロマを学びました」。それから自分でも勉強し「ナードアロマテラピー協会認定アロマインストラクター」の資格を取得した。現在は、希望者を対象にアロマの特徴や生活への取り入れ方などが学べる「アロマ講座」も開いている。


「アロマ講座」では、その人に合った香りのアロマづくりも行う​


新たにコミュニティー設立

ことしの1月には、女性起業家を中心とした会員制のビジネスのスキルアップを目指し「素敵女史club」というコミュニティーも立ち上げた。県内で活躍している起業家を招き、ランチセミナーも開催。女性起業家同士のつながりも広がり、照屋さんも起業のための相談を受けたり、情報交換も行う。


2月に開かれた「素敵女史club」のワンシーン


14日に女子力UPの催し

「忙しくても女性らしさや女子力を忘れたくない」と服装や髪形にもこだわる照屋さん。そんな女子力アップの一つとして今月の「vieスマイル」で企画しているのが「ミラクルチェンジ」。県内で活躍する4人のプロによる着こなし、メーク、ヘアアレンジのあと、プロのカメラマンにより撮影するというもの。同イベントは5月14日(日)11時~16時。会場は浦添市てだこホール市民交流室。


2月に開かれた同イベントの模様​


照屋さんのハッピーの種

Q.仕事と家庭の両立はどうしてる?
私は子どもが6人いますが、特に意識するのが家族への声かけです。例えば、子どもたちが学校から帰ると「今日はどうだった」と声を掛ける。学校で嫌なことがあったりすると、一緒に解決策を考えるフォローも。どんなに仕事が忙しくても、家庭がしっかりしていないと、仕事にも専念できませんから。
また、子どもが家の片付けをしたり、洗濯物をたたんでくれたり、何げないことでも「ありがとう! すごい助かる」と大きな声で感謝の気持ちを伝えています。子どもたちを認めてあげることも大切で、褒められることに喜びを感じ、率先して手伝ってくれるようになります。
資格取得のための勉強時間の確保については、子どもが受験する際、一緒に勉強していることが多い。すると一生懸命試験に挑む子どもの気持ちも分かり、互いに励まし合えるんです。部活の送迎の際、お互いに問題を出し合ったりすることも。親子の会話の時間にもなりますよ。




PROFILE
照屋智子(てるや・ともこ)
1967年那覇市生まれ。短大卒業後、金融機関で勤務し結婚を機に退職。8年間の専業主婦を経て、保険代理店の業務を展開。仕事と家庭の両立に励む中、アロマと出合い2008年にアロマショップ「vie」を設立。アロマを広めようと女性応援イベント「vieスマイル」を開催。昨年、ウーマンサポート協会沖縄を設立。女性起業家の支援やイベントプロデュースも。4男2女6人の子の母。



ウーマンサポート協会沖縄
090-1877-0005
http://ameblo.jp/sutekijoshiclub
※イベント公式ブログ
http://vieevent.ti-da.net/


週刊ほーむぷらざ「彩職賢美」|輝く女性を応援!
今までの彩職賢美 一覧


撮影/矢嶋健吾・編集/安里則哉
『週刊ほーむぷらざ』彩職賢美<1253>
第1555号 2017年5月4日掲載

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スタッフ
安里則哉

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編集者
日々、課題ばかりですが、取材ではできる限り、対象者の人間性が引き出せたらと思い、仕事に努めています。食べることが大好き。そのためダイエットにも力を入れたところですが、いまだ実現せず(笑)。

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