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2015年4月9日更新

[彩職賢美]shimashima's smile kitchen 大城しま子さん|笑顔広がる食卓 家族の元気の源

リピーター率8割の料理教室「shimashima's smile kitchen」主宰の大城しま子さん(51)。ママ目線と野菜ソムリエの知識を生かした簡単おいしいレシピで、「笑顔の食卓」を提案する。39歳から料理を学び始め、6年後に教室を開いた。「経験や出会い、すべてが今につながっている」と軽やかに前に進む。


 

40代から軽やかに前へ

リピーター8割の料理教室主宰
shimashima's smile kitchen

大城 しま子さん


食卓は「家族の原点」だと言う。「おいしいごはんを食べたら、辛いことも一瞬忘れられる。食卓から笑顔を広げたい」。
小学校6年生から料理を手伝い、結婚後は家族との食卓を大切にしてきた。「『今日の晩ごはん何?』って聞かれると、楽しみにしてくれているんだなぁとうれしくなる」と笑う。
「笑顔の食卓」をテーマに、自宅で開く料理教室は6人の少人数制。年間約120回あり、ほぼ1回の単発ながら8割はリピーターだ。ブログ以外に宣伝はしていないが、9割は予約で満員になる。
人気の理由は、2人の子を育てた経験と野菜ソムリエや空間コーディネーターの知識に裏打ちされた幅広い提案にある。忙しいお母さんも作れる「簡単で野菜たっぷり、おいしい」レシピと、ひと工夫でできる食卓のコーディネートを提案。「習った料理は、帰ってすぐ作れたほうがいい」とスーパーで買える食材を使い、作りやすさにこだわっている。
結婚後、勤めていた県内のハウスメーカーを退職し夫の転勤で県外へ。35歳で沖縄に戻り、ハウスメーカーの展示場でキッチンのしつらいを担当。食空間への興味が高まった。料理教室を開いたのは、45歳。早くはないスタートで食関係の仕事経験はなかったが、迷いはなかった。「一度しかない人生。自分らしく」と軽やかに第二の人生へ踏み出した。



料理教室は沖縄料理、和洋中と幅広いテーマを扱っていて、1回に6~7品を作り、試食をする。生徒とは友人のような、和気あいあいとした雰囲気だ


料理教室を開くため、パートとして働きながら料理学校に4年間通った。「いつも作っている家庭料理でも、基礎を知ると味がぐんと変わる」と料理の奥深さに感動。テーブルコーディネーターの大木綾子さんに師事し「箸置き1つで会話が弾む」と食卓を彩る楽しさに目覚めた。
その後子育てや仕事を続けながら、8年の間に、独学で野菜ソムリエなど6つの食の資格を取った。朝早く起きて勉強時間をやりくりし、休日はカフェへ行き集中。モチベーションは「料理教室を開きたい」という思いだった。
「学んだことが、だれかの役に立てば」と10年前にブログもスタート。日々の食卓をアップし続けている。
当初は定年退職後に教室をと考えていたが、ブログの読者にリクエストされて2009年、自宅で念願の教室をスタート。最初は生徒5人の月2クラスから始まり、ブログや口コミで徐々に生徒数が増えていった。
転機は47歳。「保障はなくなるけれど、自由な時間に料理を作れるのは大きい」と好きだった仕事を思い切って辞めた。
独立して4年。レシピ開発や広告、沖縄電力の料理教室講師など仕事は広がっている。「一歩踏み出したことで、新しい出会いや学びがあった。経験はすべて糧になる。いつからでも遅くない」。自然体の笑顔は、明るい自信に満ちていた。


 

大城さんのハッピーの種

Q.キレイの秘けつは?
毎朝のスムージー。7年前から季節の野菜と果物で手作りしています。受験前の子どもが風邪を引かないように始めたのですが、私自身、肌や胃の調子が良くなりました。生の果物や野菜には抗酸化作用のある酵素やファイトケミカルが入っているので、オススメです。最近は、キャベツとリンゴ、バナナのスムージーをよく作ります。

Q.好きなアーティストは?
福山雅治さんです。長年ファンなのですが、2011年に沖縄で開かれたコンサートに行き、福山さん1人が1万6000人を幸せにしていることに感動しました。立場は違うけれど、「私は教室で、生徒さんを幸せにできているだろうか」と自問。「料理を極めよう」と決めてコンサートの4カ月後に退職しました。独立のきっかけになりました。


shimashima's smile kitchen
[シマシマズ スマイル キッチン]

ブログ「野菜ソムリエの“おうちでごはん”」
shimashima_s_k@yahoo.co.jp



PROFILE
大城しま子(おおしろ・しまこ)名護市生まれ。沖縄キリスト教短期大学卒業。保育士を経て、ハウスメーカーに勤める。結婚後、退職。野菜ソムリエ、食空間コーディネーター、一級色彩コーディネーターの資格を持つ。2009年に料理教室スタート。テレビ番組の料理コーナーやレシピ本を手がけ、沖縄電力の料理教室の講師を務める。子ども2人と夫の4人家族。



今までの彩職賢美 一覧

マイライフ|ファンオキナワ


撮影/比嘉秀明・編集/栄野川里奈子
『週刊ほーむぷらざ』彩職賢美<1164>
第1447号 2015年4月9日掲載

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この記事のキュレーター

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栄野川里奈子

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編集者
おいしいものに目がないガチマヤー(くいしんぼう)。2016年に国際中医薬膳師の資格をとりました。おいしく健康に!が日々のテーマ。

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