自己流に限界を感じてスタート
たっぷり食べて12㌔減

 食べ過ぎても調整できる、が自信に 

Q　ミールトレーニングを始めたきっかけは？
A　ラジオや新聞で知り、「これが最後のダイエット」という言葉が頭に残っていました。

毎年じわじわ体重が増え、50歳ごろから、体に少しずつ不調が出てきたんです。以前よりも風邪が治りにくくなったり、帯状疱疹になったり…。また、服を買うたびにサイズが大きくなって。「いつか、着られる服がなくなってしまうのでは？」という不安もありました。「もう自分のやり方で痩せるのは無理かもしれない」と、思い切って体験会に参加することにしました。


Q　トレーニングで意外だったことは？
A　思ったよりも大変じゃなかったこと。それは、何を食べても大丈夫だったことが大きい。トレーナーさんに、「甘いものもOK」と言われたんです。それまでのダイエットは、「これを食べちゃダメ」と、制限が多くて、できる気がしなかった。けれど、トレーニングでは、何を食べても、食べ過ぎても「次の食事で少し整えよう」「次からは少し減らせたらいいね」など、トレーナーさんが調整する方法を教えてくれました。それで、無理に我慢するのではなく、自分のペースで整えられるように。ちょっとした疑問もすぐに相談できるトレーナーさんの存在は、心の支えでした。

大好きなケーキやチョコレートも頻度は減ったけれど、やめないことで心に余裕が生まれました。外食も続けています。自然と健康的なお店を選ぶようになりました。

もともと野菜は好きでしたが、こんなに生野菜をたっぷり食べることはありませんでした。以前の10倍以上、生野菜を食べている実感があります。食卓はカラフルになり、見た目も華やか。不思議なのは、たっぷり食べて驚くほどおなかいっぱいになるのに、体が重くならないこと。食後のスッキリ感は今までにない感覚で、体にいいものを食べた、という満足感があります。


Aさんの食事。野菜たっぷり、彩りも鮮やかだ


Q　どんな変化があった？
A　10日ほどで足のむくみがなくなり、靴下のゴム跡が目立たなくなりました。朝は気持ちよく目覚めるようになり、肩こりは軽くなり、便秘も解消。気づけば、キツかった服がゆるくなっていました。毎日調子良く過ごせています。

一番の収穫は、「トレーニングを終えた後、もしリバウンドしても自力でまた戻せる」という自信を持てたこと。他のダイエットでは得られなかった心の安定が、一番大きな変化かもしれません。


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ミールトレーナーから

Aさんのように、トレーニングを通して不調が改善していく方は多いです。それは、バランスの良い食事を取ることで、体に必要な栄養素が行き渡って調子が良くなるから。トレーニングで知識を得るだけでなく、3〜4カ月実践し続けることで習慣となり、味覚や考え方、体調が変化します。


宇栄原千春さん（株式会社カロリア代表、管理栄養士）
うえはら・ちはる／(株)Caloria代表取締役社長。管理栄養士として病院に勤務した後、2006年に独立。減量指導にあたる。2018年、独自のダイエット理論を体系化した「ミールトレーニングⓇ」を開発

☆ミールトレーニングⓇとは、食事サポート・行動サポート・ファスティングサポート・カウンセリング・コーチングなどを科学的で効果的な独自の手法で提供するプログラム。


ラジオでダイエットやミルトレ情報発信中！
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『週刊ほ〜むぷらざ』これが最後のダイエット
第1969号　2025年5月8日掲載