手軽に年金見込み額を確認|ねんきん定期便で未来を描く|マネーのヒント!⑧|fun okinawa~ほーむぷらざ~

沖縄で暮らす・食べる
遊ぶ・キレイになる。
fun okinawa 〜ほーむぷらざ〜

沖縄の魅力|スマイリー矯正歯科

わたしらしく

マネー

2024年11月7日更新

手軽に年金見込み額を確認|ねんきん定期便で未来を描く|マネーのヒント!⑧

日本年金機構から毎年誕生月に送られてくるねんきん定期便。「どこを見ればいいか分からない」と感じていませんか? 慣れないと見方が分からず数字を眺めて終わりがちですが、実は便利な使い方も。「これ便利!」と思わず試したくなる、ねんきん定期便の使い方を紹介します。


手軽に年金見込み額を確認

ねんきん定期便で未来を描く

日本年金機構から毎年誕生月に送られてくるねんきん定期便。「どこを見ればいいか分からない」と感じていませんか? 慣れないと見方が分からず数字を眺めて終わりがちですが、実は便利な使い方も。「これ便利!」と思わず試したくなる、ねんきん定期便の使い方を紹介します。

 年金額をシミュレーション 
①ねんきん定期便をチェック


ねんきん定期便のQRコードを読み込む。手元にねんきん定期便がない場合は、「公的年金シミュレーター」で検索。日本年金機構、厚生労働省HP参照


②試算プランをチェック


「公的年金シミュレーター」での試算例。図のモデルプランは、以下の条件で年金見込み受給額と年金受給開始時点の税・社会保険料を試算したもの。
20、21歳は学生で付加納付無し。22~34歳は、会社員で年収350万。35~45歳=専業主婦(国民年金第3号)。46~60歳は会社員で年収400万。61~67歳はパートで年収150万。年金の受給年齢は65歳、68歳。


簡単に年金額を試算
厚生労働省の「公的年金シミュレーター」は、働き方・暮らし方の変化に応じて、将来の年金見込み受給額を簡単に試算できるツールです。ID・パスワードが不要で、すぐに試算を始められて便利です。

はがきタイプのねんきん定期便に、「公的年金シミュレーター二次元コード」と書かれたQRコードが載っています。それをスマホなどで読み取ると、厚生労働省が管理する、公的年金シミュレーターが開きます。ねんきん定期便がない場合は「公的年金シミュレーター」で検索を。

QRコードから公的年金シミュレーターを開いた場合、これまでの年金加入履歴が反映されているので、同水準の収入が60歳まで続いた場合の年金予想額が確認できます。今後、働き方の変化が予測される場合は、その収入と年金を受給開始したい年齢を入力してみましょう。


収入を変えて試算できる
人生は変化し続けるもの。働き方や収入が変わると、将来の年金も変化します。ねんきん定期便に含まれる情報は、過去から現在の年金記録と現状維持をした場合の予想です。ねんきん定期便と公的年金シミュレーターを併用すれば、ライフスタイルを変更した場合の年金予想額を調べられるので、キャリアプランとマネープランを組み合わせた総合的な判断が可能となり、自身の選択に自信を持てると筆者は考えます。


転職・退職の計画前にチェック
自分の働き方や生き方を考える時間を取っていますか? 幸福度を上げるには、自分の目指す方向性に合った働き方(収入や働く時間など)が大切です。例えば、収入を上げるための資格取得や転職。収入を下げてもチャレンジしたいこと。早期退職で旅行を楽しみたいなど、人生の選択肢を楽しみながら想像してみましょう。

公的年金シミュレーターは筆者が精神的、時間的、経済的な側面から、働き方とマネープランを考える際に手放せないツールの一つです。定期的にいろいろ考えながら、働き方の変化が老後の年金に与える影響を確認しています。目の前の変化だけを求めて転職や退職を決めずに、老後の年金がどのように変化するかを確認してから総合的な判断をする方が、より豊かな人生を過ごせるのではないでしょうか。

ただし、公的年金シミュレーターは、年金額を簡易に試算することを目的としていて、実際の年金額とは必ずしも一致しません。より正確な年金見込み額の確認をする場合には、日本年金機構の「ねんきんネット」の活用をご検討ください。

おかだ・ゆり/ファイナンシャルアライアンス(株)沖縄支店所属。外資系企業を経て沖縄へ。女性のマネー知識の底上げをライフワークに活動

↓画像をクリックすると、申し込みフォームに移動します。

『週刊ほ〜むぷらざ』マネーのヒント!⑧
第1944号 2024年11月07日掲載

この記事のキュレーター

キュレーター
岡田有里

これまでに書いた記事:70

ファイナンシャルプランナー。ファイナンシャルアライアンス(株)沖縄支店所属。外資系企業に就職し海外勤務を経験し、2000年に沖縄へ。「私の未来に安心を!」をテーマに、女性のマネー知識の底上げをライフワークに活動。

TOPへ戻る