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2024年8月8日更新

40歳から始まる目の衰え ツボ押しで進行を抑制|続けてハッピー‼︎健康習慣⑤

何となく見えづらいと感じることはありませんか? ぼんやりして見える、視界が狭くなったなど、加齢に伴い目の機能が低下する状態である「アイフレイル」の兆候かも。近くのものが見えづらくなる老眼や、視野が欠ける症状が出る緑内障などの目の疾患もアイフレイルの要因の一つ。そのリスクや予防、老眼のケアについて専門家に聞きました。

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40歳から始まる目の衰え
ツボ押しで進行を抑制

を守る生活へ 定期的に検査確を

40歳を過ぎると目は徐々に衰えていき、アイフレイルの要因である老眼が進み、目の病気のリスクが高まる。アイフレイルの予防について、とりほり眼科の院長、新垣淑邦医師は「定期的に検査して眼病を早期発見するのが大事。老眼は初期ならマッサージなどのケアで進行を遅らせる可能性がある」と説明する。



教えてくれたのは

とりほり眼科
院長 新垣淑邦さん



眼底検査で詳しくチェック

加齢によって老眼が進んだり、高齢者に多い目の病気である緑内障や黄斑変性などを患ったりすることでアイフレイルは進行していく。新垣医師は「年のせいだから仕方ないと放って置くと、日常生活に支障をきたすほどの視覚障害にいたる可能性がある。アイフレイルの要因である目の病気=下図=を早期に発見し、適切に対処することが目の健康維持につながる」と呼び掛ける。





初期は自覚症状が乏しいので、定期的に検査するのが望ましい。「目の血管を直接観察できる眼底検査(写真)では、目の病気の有無を調べられる。眼科のほか、人間ドックや健診で受けられるところもある。アイフレイルのチェックリスト=下図=もあり、2項目以上該当する人は一度眼科で検査をおすすめします」

アイフレイルの要因の一つである老眼は、ピントを調節する機能が老化によって衰えて、近くのものが見えにくくなった状態。近くのものにピントが合わない、パソコンを使うと目が疲れる、夕方以降になると見えづらい、目の奥が痛いなどの症状が出る。「40歳くらいから自覚症状が始まるが、老眼鏡による矯正など、何もしないでいると目の疲れや痛み、頭痛、肩こりにつながる」。左ページで紹介する目のマッサージとトレーニングは、老眼の症状が現れる前や感じ始めた初期から行うと、進行を遅らせるのに効果的。老眼による疲れ目の改善やリフレッシュ効果も期待でき、アイフレイルの進行を遅らせることにもつながる。

一方で、近年は10~30代の若い世代でも老眼に似た症状の「スマホ老眼」が増えている。これはパソコンやスマホの画面を長時間見続けたために目の筋肉がうまく働かなくなり、一時的に手元にピントを合わせづらくなる症状で、老眼と違い休息によって回復することが多いのが特徴だ。

 

 

紫外線対策や目に良い食事で目を守る

アイフレイルの予防について新垣医師は「高血糖や高血圧が続くと目の血管がダメージを受けて網膜症などのリスクが高まるので、生活習慣病を予防することがアイフレイルの予防につながる。喫煙も目の血流が悪くなり、黄斑変性などのリスクになる」と指摘する。紫外線も目に悪影響を与える。「日差しの強い沖縄は、紫外線がリスクとされる翼状片(白目の組織が黒目の方へ伸びてくる眼病)の患者が他府県に比べて多い。サングラスやつばの広い帽子で紫外線対策をして」

一方、ビタミンCやB群など目に良いとされる栄養素を多く含む食事は、アイフレイルの進行を抑制し、眼病予防にもつながるという。ホウレン草に多く含まれるルテインは、紫外線から目を守るのに役立つとされる。ナスに含まれるアントシアニンは疲れ目改善が期待できる。「よくかんで食べると脳や目の周囲の筋肉の血流が促進され、老眼の進行が遅くなるといわれている」
 
 

老眼による疲れ目に効果的なマッサージ





人さし指か中指を使い、睛明・攅竹・魚腰・絲竹空・承泣の順番で5秒ずつ気持ちいいと感じる程度の強さで押す。
2.1を2セットしたら、太陽を中指と薬指で円を描くイメージで軽く10秒ほど押す

 

老眼予防トレーニング


1.目の前15センチのところで指やペンを立て、その先端にピントを合わせる
2.1でピントを合わせた先端の後方にある遠くのものにピントを合わせる
3.それぞれ2秒ずつ、5往復する
 

 
老眼は進行を遅らせることはあっても予防はできない。そのため老眼鏡で矯正して、近くのものが見えにくい生活の不便を解消し、老眼による疲れ目を軽減するといった、老眼とうまく付き合っていくことが大事になる。「本を読むのに必要なのか、デスクワークに必要なのか、自分の目とライフスタイルに合った老眼鏡を選びましょう」。

スマホ老眼の予防は、6時間以上の十分な睡眠をとり、長時間画面を見ることを避けるために定期的に休憩をとることが大事。「例えば、パソコンやスマホで20分作業をしたら、画面から目を離して少し遠くを見るといいでしょう」
 

◇  ◇  ◇  ◇  ◇


アイフレイルの予防のポイント
①定期的に検査を受けて、目の病気を早期発見
②老眼を感じ始めたらマッサージなどのケアを
③紫外線対策や目にいい食事で目の健康維持

取材/池原拓
毎週木曜日発行「週刊ほ〜むぷらざ」続けてハッピー‼︎健康習慣⑤
第1931号 2024年08月08日紙面から掲載

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