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2023年10月26日更新

継続できる生産と消費を|意外と身近なSDGs⑦

文と写真/諸見みどり
SDGsの12番目の目標は、「つくる責任つかう責任」です。

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継続できる生産と消費を


那覇大綱挽=写真=は、琉球王国時代の那覇四町綱の伝統を引き、稲作文化を基調としています。

米作りは、秋の収穫に向けて田を耕し水を引いて田植えをします。米は食べるだけでなく、収穫した後の稲わらは収穫を喜ぶ祭りの要となり、わらは田んぼにすき込まれて次の収穫の源となって畑の栄養にもなり、ムダがありません。


余すことなく使い切る

沖縄の豚も声以外はしっぽまで食べる、と言いますね。余すことなく使いきることは、持続可能な資源の使い方です。持続可能とは、環境や社会、人々の健康、経済などあらゆる面で将来機能を失うことがないよう、続けて使えるシステムのことです。

水田は雨水を止め表土を水で覆うことによって、雨や風による土壌の流出を防ぐ栽培方法です。水田米は連作障害もなく、毎年継続して作ることができる利点もあります。

世界の貧困や飢餓、エネルギー問題などが限界を迎えている状況の中で、地球に暮らす私たちも人類の一員として危機感を共有し、子孫のためにアクションを起こすことが求められています。

どんな作り方をしているかに関心を持って、持続可能な方法を用いている生産者の商品を購入すると、生産者は持続可能な生産方法を選びます。私たち消費者がそうした商品や製品を選択すること、無駄なく利用することが重要です。

 


「環境から健康を考える会」エコット代表の諸見みどりさん=写真=。メンバーと日々の生活の中でSDGsにチャレンジ中


『週刊ほ〜むぷらざ』意外と身近なSDGs
第1890号 2023年10月26日掲載

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