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2023年7月13日更新

Q仕上げ磨きは何歳まで?|気になる子育てQ&A④

仲里歯科医院 仲里耕治院長

Q 仕上げ磨きは何歳まで?
A 小学3~4年生までは必要


子どもの虫歯を防ぐために、仕上げ磨きは何歳まで必要? 歯科医師の仲里耕治さんに聞きました。


仕上げ磨きは小学3、4年生ごろまで、やってあげてほしいですね。というのも、6歳ごろに「6歳臼歯」という一番虫歯になりやすい歯が生えてきます=イラスト。

6歳臼歯は乳歯の奥に生えてくる永久歯。乳歯が抜けて生えてくる歯ではないので、子どもも親も気付きにくいです。一生使っていく大事な歯なのですが、生え立ての歯は未熟で、硬く強くなるまでに2年ほどかかります。奥にあり、溝が深くて磨きにくく虫歯になりやすいので、歯がきちんと育つまでは、1日に1回、大人の仕上げ磨きが必要です。

また、毎日の生活習慣で虫歯のリスクを高めるのは、甘い物です。口の中に糖分が長くとどまる状態が良くないので、あめ玉や清涼飲料水のダラダラ飲みはできるだけ避けてください。虫歯を防ぐには、朝・(学校でできる場合は)昼・夜、食後はしっかり歯を磨きましょう。歯を強くするフッ素スプレーやジェルの使用もオススメです。

ぜひ知っていただきたいのは、中学を卒業するまで医療費無料のため、受診費用がかからないこと。負担を気にせず、定期的に歯科医院に通っていただきたいです。3カ月に1度、口の中をチェックし、フッ素を塗布することで、虫歯のリスクはかなり減らせます。きれいな歯は、大人になったときに大きな財産になりますよ。通院している親子には、大人になっても虫歯にならないために今頑張って通ってね、と伝えています。

 





仲里歯科医院 仲里耕治院長


『週刊ほ〜むぷらざ』第1875号 2023年7月13日掲載

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