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2022年9月1日更新

[沖縄]必要な手続き知り生前から準備を|後悔しない終活④

身内が亡くなった後にさまざまな申請や支払いに追われ、戸惑う人は多い。詳しい専門家に手続きの種類や生前に確認または準備しておきたいことを教えてもらった。万一の際に困らないために必要な手続きを知り、慌てず対処したい。

後悔しない「終活」・家族編

 必要な手続き知り生前から準備を 

本人しか知らないこと減らす

身内が亡くなった場合、まずは通夜や葬儀の準備に追われるが、葬儀後も遺族はさまざまな手続きを行う必要がある。その負担を減らすために前もって確認および準備できることは意識して取り組みたい。

沖縄県人生支援センター常務理事の沢部隼さんは「本人しか知らない情報を減らすことが重要」と語る。「役所や銀行での手続きに必要な書類などの保管場所を把握しておくこと、家族が後にもめないように財産を確認しておくこと、遺言書を書くなどして対策しておくことが大切」と話す。本人の大切な情報は元気なうちに聞き出せるよう、普段から気軽に話し合える雰囲気をつくることは欠かせない。気軽に自分のことを記載できるエンディングノートを活用するのもお勧めという。

そのほか、生前に整理しておきたいこととして「雑誌類の定期購読やウオーターサーバーといった継続的に支払いが必要となるサービスの解約時の連絡先などの情報を家族で共有しておくことや、免許の返納など=左囲み参照=を本人と話し合って検討してみては」とアドバイスする。

 

■      ■      ■


死後の手続きは、大きく三つに大別できるという。「まずは税金など市町村役場での手続き、そして法律関係の手続き、さらに公共料金などの事務手続き」と説明する=9面「葬儀後の主な手続き一覧」参照。中には期限が設けられているものもあるので注意が必要という。

手続きは専門家に頼むことも可能。「頼る親族がいない場合や遠方に住んでいるため対応が難しいといった方はもちろん、分からないことがあれば、専門家や市区町村の窓口などに相談してみては」と話した。




教えてくれた人
沢部隼さん。(一社)沖縄県人生支援センター常務理事、司法書士。国家資格&民間資格者をそろえ、終活、相続、贈与、遺言など人生のさまざまな悩みをサポートする。
■問い合わせ/098(896)2717


 

記者の体験

編集部・安里則哉



「前もって分かっていたら」と反省

よく「身内が亡くなった後が大変だよ」と聞いたことはあったが、どこかひとごとのように感じていたというのが、正直なところ。ことし1月、母が他界し葬儀を終え、ホッとしたのもつかの間。母の携帯電話料金や自動車ローンの請求書などが次々と届き、支払いに追われるような日々が続いた。

さまざまな支払いや申請のため市役所や銀行などに何度も足を運ぶはめになってしまった。前もって分かっていれば、そこまで焦ることもなかったのではと反省しました。




  生前に確認および準備しておきたいこと 
 手続きに必要な書類を把握 

死後の手続きで、家族は役所や銀行などに行き、書類を取得したり、さまざまな手続きをしなければならない。そのため、本人の書類や年金手帳、通帳、印鑑などの保管場所を把握しておく。


 公共料金など契約サービスの確認 
電気やガス、水道など公共料金の契約先や内容を確認しておく。固定電話や雑誌類などの定期購読やウオーターサーバーといったレンタルサービス、趣味の習い事など、利用頻度が少ないサービスは解約時期を検討する。


 デジタル遺品の整理 

 

スマートフォンやパソコンなどデジタル機器の中に残された「デジタル遺品」を整理する必要がある。大切な情報がスマートフォンやパソコンに保存されているが、IDやパスワードを知らないため情報を引き出せないというケースも多いという。防犯上のリスクはあるが、本人に許可を取ってパスワードの設定を外すなども工夫の一つだ。


 財産の確認 
プラスの財産だけでなく、マイナスの財産も含め、本人の財産を確認しておこう。後に家族が相続でもめないためにも、前もって知っておくことは大事。


 運転免許証の返納や車の名義変更の検討を 
車の利用頻度が低いといった場合は、運転免許証の返納を検討してみては。車を身内などに引き継ぐ場合は、名義変更しておく。


 会員権の売却 
ゴルフなどの会員権は利用頻度が低い場合は、売却するなど検討を。



  葬儀後の主な手続き一覧 
葬儀後の主な手続きは下記の通り。個別事情により、ほかにも手続きが必要な場合もあり。詳細は市町村役場や専門家などに確認を。

 税金関係、市町村役場での手続き 



 事務手続き 



 法律系の手続き 
※遺言書に遺言執行者(遺言の内容を実現する人)が指定されていない場合などにその人を指定してもらうための手続き

資料/(一社)沖縄県人生支援センター 「死後の事務手続き」参照


 

必要な手続きや申請書作成を支援


那覇市、宜野湾市では、市民を対象に市役所での必要な手続きの案内や一部、申請書の作成を支援する「おくやみコーナー」を設置(利用は要予約)している。同2市に加え、糸満市、沖縄市、うるま市、嘉手納町では、必要な手続きについてまとめた「おくやみハンドブック(ガイドブック)」の配布を行っている。手続きについて「何から手を付けていいか分からない」といった方は要チェック。

〈各問い合わせ先〉
那覇市役所ハイサイ市民課おくやみコーナー窓口 TEL:098・963・6701
宜野湾市役所 市民課 TEL:098・893・4486
糸満市役所 市民課 TEL:098・840・8125
沖縄市役所 市民課戸籍係 TEL:098・939・1212(代表)
うるま市役所 TEL:098・974・3111(代表)
嘉手納町役場 町民保険課戸籍係 TEL:098・956・1111


編集/安里則哉
『週刊ほ〜むぷらざ』後悔しない「終活」
第1830号 2022年9月1日掲載

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安里則哉

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編集者
日々、課題ばかりですが、取材ではできる限り、対象者の人間性が引き出せたらと思い、仕事に努めています。食べることが大好き。そのためダイエットにも力を入れたところですが、いまだ実現せず(笑)。

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