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2022年8月18日更新

[沖縄・ダイエット]無理せず軽めの運動から|健康チャレンジ!(29)

医師の安谷屋徳章さんが、ダイエットの基本について話します。
執筆:安谷屋徳章さん

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無理せず軽めの運動から

前回は運動不足にならないように気をつける話でしたが、今回は運動不足が定着してしまった場合についてお話しします。

高齢で体力のあまりない人やケガが元であまり動けない人、仕事柄あまり動かない人が当てはまると思います。運動というとウオーキングを想像する人が多いと思いますが、運動不足が定着して体力が衰えてしまうと、ウオーキングさえ過剰な運動になってしまう人も。ケガがあるのに無理をしてしまい、ケガが悪化することもあるでしょう。そんな場合は、座ったままや寝たままでできる運動をしては。座った状態でラジオ体操の上半身の動きや足踏みをしたり、背伸びや肩回しなどのストレッチをするのです。寝たままの姿勢の腹筋や足上げもいいですし、ストレッチもいいです。まずは、軽めの体操やストレッチ、筋トレから始めてみるのです。軽めの運動なので短い時間や少ない回数では運動効果はあまり得られませが、楽にできるので時間を取って、続ければ運動効果を得ることができます。

もし、短い距離のウオーキングが可能なら、それを追加するのもいいです。体操やストレッチ、筋トレに慣れてきたら、その回数や種類を増やして下さい。そうすることで体力がついてきます。例えば、ストレッチを1日1回朝だけ行っていた場合は、昼も行い1日2回に、さらに夕にも行い1日3回に増やすといった具合です。筋トレを3種類行っていた場合は、1種類ずつ追加してみると、いろいろな箇所の筋肉を鍛えることになります。体の調子やケガの痛みを確認しながら、数週間や1カ月単位で少しずつ回数や種類を増やしていってください。翌日に疲れを感じたり、痛みが強くなるようでしたら戻してみて、しばらくたってから再チャレンジするのです。焦らず、ゆっくり増やしていけば、1年後には今とはずいぶん違った運動内容になっていると思います。みなさんも諦めずに運動で体を丈夫にすることを目指してください。


あだにや・のりあき。糖尿病や生活習慣病の改善を専門とするゆいゆい内科クリニック院長。自身も糖質コントロールで20キロ痩せた。著書に「沖縄の医師が教える糖質コントロール健康法」など
 



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毎週木曜日発行・週刊ほ〜むぷらざ 健康チャレンジ!
「第1828号 2022年8月18日紙面から掲載」

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