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2022年3月10日更新

[沖縄・企業紹介]沖縄の魅力|スマホで手軽に 健康づくりを|沖縄県保健医療部 国民健康保険課 高齢者医療班 主査 玉城 大河 さん

沖縄の魅力を発信する企業を紹介。vol.360


国保被保険者の健康をサポートする玉城大河さん(中央)。「誰でも簡単に健康づくりができるアプリが完成した」とうれしそうに話してくれた。左は玉城さんと共にアプリ開発に携わった沖縄県国民健康保険団体連合会の比嘉章さん、右が與那嶺裕さん

健康管理アプリを開発

沖縄県保健医療部 国民健康保険課
高齢者医療班 主査 玉城 大河 さん


沖縄県は、国民健康保険加入者を対象にした健康管理アプリ「オーロラ」を開発した。このアプリは県の委託を受けて、沖縄県国民健康保険団体連合会が約2年かけて制作し、2月25日から本格稼働した。開発の目的やアプリの機能などについて、沖縄県保健医療部の玉城大河さん(46)に話を聞いた。


Q 開発した目的は?

 「オーロラ」は、国保被保険者の介護予防や疾病予防、健康づくりをサポートするための無料スマートフォンアプリです。「ちょっとした健康づくり」をコンセプトにしており、歩数・食事・睡眠・体重・飲酒などから自分にあったものを記録し、気軽に健康管理を始めることができます。ほかにも、お住まいの市町村国保から健康づくりに関するお知らせが届く機能、特定健診を実施している医療機関の地図検索や特定健診結果記録、集団検診の予約機能、アプリ利用者のランキング機能なども備えており、健康に対する意識向上を図ることを目的としています。また、アプリのイベント機能やマイチャレンジ機能を使えば「毎日3キロ歩く」などの目標に挑戦して、アプリ上で仲間と一緒に健康づくりを楽しめます。


Q 工夫した点は?


 アプリの操作に労力がかかってしまうと、強い意志がないと続けられないので、「誰にでも、簡単に始められる」という点を工夫しました。例えば、食事は「食べてない」「軽く食べた」「腹八分」「ちょっと多い」「満腹以上」の中から、飲酒は「飲んでない」「ほろ酔い」「ご機嫌」「酔っぱらい」の中から、利用者の感覚や気分による度合いをワンタッチで記録できるのがオーロラ独自の特徴です。

歩数・体重・睡眠は「Appleヘルスケア」または「Google Fit」とデータ連携が可能です。記録画面は色分けやグラフで表示され、振り返りも簡単にできます。また、お住まいの市町村国保とつながり、一つのアプリ上でトータルな健康管理ができるという点でも差別化を図れたと思います。アプリモニターからは、「操作が簡単」「デザインがわかりやすい」「健康を意識するようになった」「ランキング機能で歩くようになった」と好評を得ています。



アプリ「オーロラ」の操作画面。イベントのお知らせなどもチェックできる

Q 今後の目標は?

 現在は、各市町村に「オーロラ」をおおいに活用していただけるようPR活動に取り組んでいます。今後は、アプリ利用者を1年以内に5千人超え、3年以内に2万人超えを目標にしています。健康づくりに興味はあるが何をしたらいいかわからないという方、何かをやってみたけど継続できなかった方にも使いやすいアプリなので、ぜひ利用していただきたいです。


動画で活用例を紹介


健康管理アプリ「オーロラ」の活用シーンの動画=写真=をユーチューブで配信している。「歩数管理」や「食事管理」などをテーマにした全9話を視聴できる。
https://www.youtube.com/watch?v=-aySlNzCrOs&list=PL-VC06yZwUeJZRmKlddtvZyhOcb5nsf6V&index=7



健康管理アプリ「オーロラ」
https://aurora-okinawa.jp/?utm_campaign=008

沖縄県保健医療部 国民健康保険課高齢者医療班 
那覇市泉崎1-2-2 3階  電話098(866)2304


『週刊ほ〜むぷらざ』発信!沖縄の魅力ー未来をつくる企業ー<360>
新崎理良子(ライター)

第1805号 2022年3月10日掲載

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