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2022年1月13日更新

[沖縄・マネー術]新年に考えるFPのマネープラン|女性のイマドキ!マネー術[34]

文・岡田有里(ファイナンシャルプランナー)

新年に考えるFPのマネープラン

自分流To Doリストで確認を


1月前半は「新たな自分になりたい」と目標を立て、エネルギーが強い時期ではないでしょうか。筆者にとって2022年は節目の年。お金の計画を見直し、パワーアップするための私流To Do リストを作りました。その中から一部をご紹介します。

START
マネープランの棚卸しで欲求確認

マネープランの棚卸しは「なりたい自分になるための」新しい視点を加え、可能な範囲でアップグレードします。すると、「必要な資金」と「なりたい自分になるための資金」が確認できます。

基本のマネープランは、ライフイベントの時期と必要資金の計画管理が目的です。これを第1段階とすれば、第2段階は「なりたい自分になるための資金」。己の欲求に光を当てて「ワクワクする人生」をデザインできます。筆者はこれを大切にしており、小さくてもいいので、その資金をリストに加えるとモチベーションが下がりにくいと感じています。貯蓄を頑張るこつだと思います。

 カード 

不要なクレジットカードは
解約の検討を


20代から保有中のゴールドカードを解約します。海外でのステータスや限度額、保障額の大きさが保有理由でしたが、過去10年は海外旅行が激減してステータスや保障が不要になりました。最近はポイントや運用と連携するカード利用が多いので、年会費が高いゴールドカードを解約することにしました。

皆さんも何となく契約中のカードやサブスクリプションはありませんか? 心当たりがある人は早めに見直して経費削減をしてはいかがでしょうか。


 教育費 

子が10歳前後で見直し。
その後は進路に合わせて


わが家では、教育資金の計画を立ててから10年以上たちました。子どもが成長する速さに驚くばかりですが、進路に合わせて目標額とため方を点検して調整します。ちなみに、私は子ども用のお金を「使うお金」「ためるお金」「増やすお金」として考え、貯金、保険、運用の3分割で管理しています。一般的に学資保険だけでは資金不足の可能性が高いので、10歳前後で計画の見直しするのがおすすめです。

 

 保険 

収入、貯蓄、家族の年齢
をベースに点検


生命保険と言えば「死亡したら○○万円」という保障が主流だった頃と違い、昨今は「がんと診断されると以後の積み立てが免除されて満期受け取りを待つだけの保険」など人生に寄り添う形の商品が増えました。

わが家も久しぶりに収入、貯蓄、家族の年齢をベースに点検し、必要に応じて調整する予定です。

生命保険の保障額は多すぎず、少なすぎずが理想です。子育て世代にとって万一の際に必要な保障を確保することは必須項目なので、節目ごとの点検をおすすめします。

 

 車 

購入資金の積み立てを
計画的にスタート!


昨年は車検前に車を買い替えたかったのですが、納車を待つ期間が長く、車検前に納車されないことが判明。「脱ガソリン車、電気自動車(EV)にシフト」する動きの中でのモデルチェンジを見据えて買い替え延期を決め、そのかわりに新車購入資金の積み立てをスタートしました。

貯蓄上手な人には現金購入派が多いと感じています。それは、「ローン=払う義務(苦痛)」に対し、「資金の貯金=自由な意志、お金がたまる」と喜びを感じるため、マネーとポジティブな関係ができるからだと思います。カーローンは長期積み立て計画の障害でもあります。次は現金で車を購入できるようにお金の流れを変えてみましょう。
 

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おかだ・ゆり/ファイナンシャルアライアンス(株)
おかだ・ゆり/ファイナンシャルアライアンス(株)沖縄支店所属。外資系企業を経て沖縄へ。女性のマネー知識の底上げをライフワークに活動

 
『週刊ほ〜むぷらざ』女性のイマドキ!マネー術
第1797号 2022年1月13日掲載

この記事のキュレーター

キュレーター
岡田有里

これまでに書いた記事:70

ファイナンシャルプランナー。ファイナンシャルアライアンス(株)沖縄支店所属。外資系企業に就職し海外勤務を経験し、2000年に沖縄へ。「私の未来に安心を!」をテーマに、女性のマネー知識の底上げをライフワークに活動。

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