企業紹介
2021年11月11日更新
[沖縄・企業紹介]沖縄の魅力|福祉車両をリーズナブルに|株式会社 西自動車商会 営業部 主任の安里 隼さん
沖縄の魅力を発信する企業を紹介。vol.351
「車いす装置は定期的なメンテナンスで故障も抑えられます」と、西自動車商会営業部主任で、福祉車両取扱士の安里隼さんは呼び掛ける。写真右はスロープを下ろした福祉車両
専門資格を持つスタッフが対応
株式会社 西自動車商会|営業部|主任|安里 隼 さん
車検、税金、メンテナンスがセットになったマイカーリース商品「スーパー乗るだけセット」をはじめ、新車・中古車販売などを手掛ける(株)西自動車商会(沖縄市)。営業部主任の安里隼(しゅん)さん(35)に、今年7月にリリースした乗るだけセットの新プランについて話を聞いた。
Q 「スーパー乗るだけセット ウェルケア」とは?
A 福祉車両の車いす装置部分のメンテナンス、故障修理に対応したプランです。福祉車両は、体に障がいのある人や高齢者が乗り降りしやすいように車いすごと乗れる、スロープやリフトなどの装置がついた車両。近年、自家用車としても需要が増えている福祉車両を、メンテナンスも含め安心してご利用いただけるプランとなっています。
新車で福祉車両を購入した場合、車いす装置のメーカー保証は3年間で、保証期間が過ぎると修理は高額になります。同プランは月々定額の費用に、7年間のリース期間中の車いす装置部分のメンテナンスや故障修理をはじめ、車検・税金・消耗部品交換などのメンテナンスが含まれていて、リーズナブルな価格で利用できます。車種は国産のすべての福祉車両の中からお選びいただけます。
お客さまに合った車選びから、車いす装置の使い方のレクチャー、急なトラブルへの対応など、私も含めた福祉車両取扱士の資格を持つスタッフがサポートします。この資格は日本社会福祉車両協会が主催する試験に合格した福祉車両の専門家です。修理の際は代車も用意しています。
Q 業務で気をつけていることは?
A お客さまに合った車を提案するために、好みや要望、誰を乗せるのか、どういった用途に使うのかなど詳しくヒアリングします。例えば、体が大きい人を乗せるなら、車いすのスペースを広くとれるよう後部座席が取り外せるタイプの車種をおすすめします。
お客さまの好みの車種が、その方の使い勝手に合わない場合は、しっかり理由を説明して、最善の車種を提案します。お客さまから「自分に合った車を提案してくれた」との声をいただくとうれしくなります。
昨今のコロナ禍、感染症対策も徹底。検温や手指消毒はもちろん、商談では飛沫(ひまつ)防止アクリルパーテーションを使っています。
来店の際は、スタッフが連携してスムーズに対応する
Q 今後の展開は?
A 沖縄も高齢化社会が進んできています。車いすでの乗り降りがしやすく介護の負担を軽減できる福祉車両の利便性をアピールして、同プランの認知度を高めていきたい。また、助成制度などの情報提供もしていこうと考えています。
介護事業所でも好評
福祉車両に対応した「スーパー乗るだけセット ウェルケア」は、介護事業所でも利用されている。デイサービス「おとなのあしびなー うむいぬいちばんじゃー」の担当者は、「いつも対応が早く、自動車税などの減免申請やメンテナンスの管理など、全てやってくれるのはありがたい。車選びも親身になって良い提案をしてくれた」と話す。
■問い合わせ先/
株式会社 西自動車商会
沖縄市登川2398
電話090-6869-7016
『週刊ほ〜むぷらざ』発信!沖縄の魅力ー未来をつくる企業ー<351>
第1788号 2021年11月11日掲載