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2021年9月16日更新
[沖縄]ボディーランゲージ|読んで学ぶ! コミュニケーション⑤
ビジネスでのコミュニケーション。上司の立場でのポイントを専門家のあらかき咲美さんが伝えます。
文・あらかき咲十美(印象美人コンサルタント)
言葉と表情、一致している?
会社でのコミュニケーション【上司編(2)/ボディーランゲージ】「部下とのコミュニケーションがうまくいかない」「誤解されることがある」と悩んでいませんか?それは「あなたが伝えている内容」と「表情や声のトーン、アイコンタクト、話すクセ、身振り手ぶりなど(まとめてボディーランゲージという)」にズレが起きているからかもしれません。
その原因の一つとして、「言葉の表現を含め、顔の筋肉や体の動きのほか、自分の声や言葉を自分の耳で聞くことに無意識だから」ということが考えられます。心理学のメラビアンの法則では、人と人とがコミュニケーションをとる際、「視覚55%、聴覚38%、話す内容7%の割合で相手に影響を与えている」と考えられています。この数字は「話し手が話す内容と話し手の表情や身ぶり手ぶりが相反すると、聞き手は内容以外の情報を優先に感じ取ってしまう」ことを示しています。例えば、うれしい話をしているのに表情に動きが無いと、聞き手は「本当に楽しいのかな?」と違和感を覚える。また、上司が部下のことを褒めているのに、体は椅子にもたれ、声のトーンは淡々と抑揚もなく、表情は険しい(無意識)状態のボディーランゲージだと、部下は「本音で褒めていない」と感じ取ってしまいます。結果、心の距離ができ信頼関係が築きづらくなるのです。
「誤解を防ぎ、伝えたいことが伝わりやすくなる」ために、今日からできることは、鏡を見て話しながら顔の筋肉を動かすこと。「顔の筋肉は動いているか、口角は上がり、左右均等になっているか」とチェックしましょう。言葉の表現と表情などのボディーランゲージ(非言語)を意識することは、上司部下の関係だけでなく、あらゆるコミュニケーションシーンで役に立ちます。
執筆者
あらかき・さとみ/印象とコミュニケーションの専門家。理論と実践で、「気付きを学びに変える力」「聴く・伝える力」を育てるトレーニングやコーチングを行う。県内の企業で人材育成研修の講師も務める。
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印象美人コンサルタントあらかき咲十美
■問い合わせ/090・9789・7899
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『週刊ほ〜むぷらざ』読んで学ぶ! コミュニケーション
第1780号 2021年9月17日掲載