2人の職人のこだわりが詰まった一杯

昔ながらのかき氷のイメージとは全く違う、ふんわりとした舌触りの専門店が県外で増えている。海中道路を渡った先、宮城島にある「瑠庵＋島色（ルアン プラス シマイロ）」は、そんなこだわりのかき氷専門店と「島色」の器との融合店。

県外の専門店で3年修行をした西澤翼さんは、氷からシロップ、器までこだわり抜いたかき氷を提供。冷凍庫から出した氷の塊を常温に戻してから削ることで、口どけのよい軟らかなかき氷になるそう。マンゴーやイチゴなどの果肉を使って毎朝手作りしたシロップは、素材本来の味わいを楽しめる。こんもりと盛り付けられた氷に、トロリとかかったシロップが美しい。

店の隣に工房を持つ陶芸家・島袋克史さんの「陶房ギャラリー島色」とのコラボも特徴のひとつ。宮城島の海や空、花の色を映した優しい淡い色のやちむんが人々を引き付ける。氷が溶けたら、ぐいっと飲み干せるよう器に取っ手を付けるなど、細かな配慮も。



店内では、島袋克史さんの器を展示販売している／写真


 

瑠庵＋島色

■住　所　：沖縄県うるま市与那城桃原428-2
■電　話　：050-3716-4282
■営業時間：10時〜18時（L.O.17時30分、売り切れ次第終了）
■定休日　：水曜（不定休あり）
■駐車場　：3台
■ｗｅｂ　：https://www.facebook.com/ruanshimairo​


★その他おすすめは、「いちごみるく」（750円）、「抹茶みるく」（700円）、「氷和三盆」（400円）、「季節のかき氷」など。

ふわふわの氷に、フルーツをぜいたくに使ったシロップをかけたかき氷。手前は「マンゴー」（650円）、奥は「いちご」（650円）。どちらも白玉（2個）付き／写真

ライター／松島成子
毎週木曜日発行・週刊ほーむぷらざ「第1504号2016年5月12日紙面から掲載」
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