写真右から松本嘉代子学院長、紀々さん


「イチから琉球料理」発売記念トークイベントが、2018年6月24日、ジュンク堂書店那覇店で開かれた。同学院に通う哲楽家の紀々さんが聞き手となり、著者の松本料理学院の松本嘉代子学院長が、琉球料理の魅力を語った。
松本氏は、沖縄県の野菜の摂取量の低さや平均寿命の順位が転落したことに触れ、「チャンプルーやンブシー、タシヤーなどの琉球料理は野菜がたくさんとれて、栄養バランスもいい。沖縄の食文化を残して、長寿県を取り戻したい」と力を込めた。
ゴーヤーチャンプルーやナーベーラーンブシーなどの調理のコツも紹介。「ここぞというポイントを押さえれば、うまくいく。作るうちに、味や状態が分かるようになるので、ぜひ何度も繰り返して作ってほしい」と話した。紀々さんは「島やさいのうた」などを歌い、会場を盛り上げた。
約70人が参加。会場から「新聞の連載を楽しみにしていて、本が出版されてうれしい」「子どもに伝えたい」という感想や、「食材はどこで購入したらいいか」「おいしいお店はどこか」といった質問が寄せられ、琉球料理への関心の高さがうかがえた。
 

週刊ほーむぷらざ「News クリップ」
第1615号 2018年7月5日に掲載