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2023年4月20日更新

大綱曳に旬のモズク、「ケービン」… 知るほど魅力っぱいの沖縄・与那原町を歩く|沖縄さんぽ①

県内各地を散策する「沖縄さんぽ」がスタート! 初回は、今が旬のヒジキの生産地「与那原町」を訪ねました。レトロ&学び深まるスポットがいっぱい!好奇心をくすぐる散歩になりました。

歴史を感じるスポット満載

海の岩場にびっしり生えているヒジキに、各地域で作られている綱曳の綱、長く親しまれているお店、戦前からある広場に駅舎…。一歩足を踏み入れると、「へぇ~!」が増えていく与那原町。歴史を感じられる個性的なスポットが満載! 

今回紹介したスポットは、ギュッとまとまっていて訪れやすいのも魅力だ。

. 町外のファンも多い小倉シュー
ボヌール


サクサクの生地に、カスタードクリーム、生クリーム、小倉あんの混ざったクリームを挟んだ「小倉シュー」(150円・税込み)は、優しい甘さで軽い口どけ。上にかかっている白い粉はホワイトチョコレートだ。

3代目の仲村盛男さんが30年ほど前から始めた看板商品。1日300個ほど作っており、閉店前に売り切れることが多い。電話予約が確実だ。
●098(945)0545●与那原町与那原538●10:00~18:00●火曜・水曜日定休●P有り


2.昔ながらのお茶の量り売り
神谷茶舗


総業65年目のお茶屋さん。福岡県産の八女茶や佐賀県のうれしの茶など、こだわりのお茶を扱う。神谷和良代表=写真右=は「量り売りで、茶葉を見て香りを確認して、ご購入いただけます」と話す。常連客が多く、那覇市から買いに来る人も。

お店のある親川通りは石畳道。お店の前に、二つのハートが隠れているので探してみて。
●098(945)2163●与那原町与那原622-9●9:00~19:00●日曜定休●P有り


3.水場に人工芝、遊具
親川広場


広場の一角に、湧き水が湧く拝所=写真右=があり、天女が湧き水を産湯に使ったという伝説が残っている。広場は住民憩いの場だった戦前の姿を基に、昨年生まれ変わった。人工芝が敷かれ、湧き水をくみ上げる手押し式
のポンプや遊具があり、子どもたちに大人気!
●与那原町与那原556●P有り


4.本物の綱を見て、旗頭体験も
与那原大綱曳資料館


与那原町と言えば、大綱曳! 昨年リニューアルオープンした資料館には、実際に使われた綱が飾られている。「綱は各区の人たちが分担して作ったものを合わせている」と知ると、ますます興味が湧いてくる。
練習用の旗頭を持つ「旗頭体験」や綱の上に乗る体験もできる体感型施設だ。
●098(945)0611●与那原町上与那原16-2●9:30~16:30●火曜日定休●P有り


5.レアなおいしいものイロイロ
ファーマーズマーケット与那原 あがりはま市場


ファーマーズマーケットには、新鮮な野菜や果物以外にも与那原にまつわるいいものがたくさん! ドラゴンフルーツ入りのピンクのもちとあんこの入ったケイビン焼き(1個135円・税抜き)、乾物の「よなばるひじき」(409円・税込み)、与那原産を含めた県内産のパックひじき(430円・税込み)など、他では手に入りにくいものがそろう。地元のパン屋さん「おくはま」の各種パンも人気だ。※価格は4月13日現在
●098(944)7741●与那原町東浜89-104●9:00~18:00
●定休日無し※不定期で休み有り●P有り


6.今が旬! 県内生産の9割
与那原ヒジキ


海岸の岩場にびっしり生えている黒いものは、ヒジキ! ヒジキは県内産の9割が与那原産で、5月中旬まで旬。与那原・西原町漁業協同組合の組合員が刈り取り、収穫後に窯で蒸す。「自然に生えていて以前は肥料に使われていたが、食べられると分かって昭和54年から収穫が始まった。茎も食べられて歯応えがいい」と同組合の瀬底博也参事。収穫時期にはスーパーで煮ヒジキとして販売され、ドレッシングをかけてそのまま食べられるそう。


7.今が旬! 県内生産の9割
昭和博物館~私はレトロ~




明治時代の柱時計に公衆電話、ブリキの玩具…。店内に入ると「うわー!」と思わず声が出る懐かしいものが並んでいる。徳村政健さん(64)は「物によって、忘れていた記憶がよみがえる。気持ちを込めて作られて、丁寧に使われたものには力がある」と話す。25年かけて収集したレアなアイテムは、テレビや映画で使われることも。

●入館料=大人500円、小中学生300円(1ドリンク込み)●090(8866)6053●与那原町与那原3115-5
●月・水・木14:00~20:00 金・土・日・祝日10:30~20:00●火曜定休●P有り


8.戦前の駅舎を再現
町立軽便与那原駅舎展示資料館




趣のある建物は、戦前走っていた軽便鉄道(通称ケービン)の与那原駅舎を再現したもの。鉄道の歴史や当時の記録写真のほか、150分の1のジオラマ=写真上=も展示されている。AR(拡張現実)でタブレット越しに当時の駅や鉄道を見られたり、当時の切符を再現したチケットをレトロな改札パンチでカットできるのも楽しい。

●入館料=町内在住者は無料、町外は中学生以上100円
●098(835)8888●与那原町与那原3148-1●10:00~18:00
●火曜定休●P有り


『週刊ほ〜むぷらざ』
第1863号 2023年4月20日掲載

この記事のキュレーター

スタッフ
栄野川里奈子

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編集者
おいしいものに目がないガチマヤー(くいしんぼう)。2016年に国際中医薬膳師の資格をとりました。おいしく健康に!が日々のテーマ。

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