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2022年11月17日更新
[沖縄]エコドライブで節約・安全|ふんわりアクセルが効果的
11月は「エコドライブ推進月間」。県公衆衛生協会(県地球温暖化防止活動推進センター)の若林真也さんと赤嶺勝志さんに、エコドライブのポイントを聞いた。「エコドライブで2割ほど燃料の削減になる。最も効果が高いのが、発進時のふんわりアクセルです」と話す。
車間距離開けて速度一定に
左から県公衆衛生協会の赤嶺勝志さん、エコドライブインストラクターの若林真也さん
エコドライブのポイントは、①ふんわりアクセル②走行中、車間距離を空ける③早めのアクセルオフの三つ。
中でも効果が高いのは、①のふんわりアクセルだという。若林真也課長は「車は発進時に多くの燃料を消費している=円グラフ。ふんわりアクセルを踏むだけで、ガソリン車で約9%燃費が改善すると言われてます=帯グラフ」と説明する。
一般的には最初の1、2秒強めにアクセルを踏んで急発進し徐々に戻すことが多いが、急発進は燃費に悪い。ふんわりアクセルでは5秒かけて時速20㌔にする。「イメージとしては、細い道路で車がギリギリすれ違う時のアクセルの踏み方。アクセルを踏んでいるかどうか微妙なくらいの力加減から、ジワジワ踏み込んでいくといいですよ=下図」
C 発進の操作方法
①ブレーキからアクセルへ一呼吸おく感じで足を移す。
②アクセルに足を乗せてジワッと踏み始める。
③速度の上昇と共に徐々に踏む力を増やす。
④加速し過ぎないように、前後の車と同じくらいの速度になる手前で少し戻す。
②は車間距離を空けることで、速度を一定に保ちやすくなり燃費が良くなる。「車間距離が近いと、前の車の動きに影響を受ける。1台前だけでなく、2~3台前の車や、さらにその前の信号をチェックしておくと余裕を持って対応できますよ」
③は、止まる際に早めにアクセルから足を離すことで、燃料カットになる。アクセルオフ後、どのくらい走るかは車種によるので無理のない範囲で取り入れてみて。
タイヤの空気圧確認
車に乗る前に余計な荷物を下ろす、タイヤの空気圧を適切に保つことも、燃費の改善につながる。赤嶺勝志さんは「空気圧はシーズンごとにチェックをして。難しい場合は給油所でチェックしてもらうといいでしょう」とアドバイスをする。
「誤解されやすいのですが、エコドライブはのろのろ運転とは違います。安全第一で、ムダなことをやめるのがエコドライブ。交通事故が減った、という統計もあります」
自身も20年ほどエコドライブを実践している若林さん。「エコドライブが身に付くと、長い距離を走っても疲れを感じにくくなった。車間距離を取る分、ゆとりを持って走れるからだと思う」と効果を実感している。さらに、過度な急発進やブレーキが減るので、タイヤやブレーキパッドといった車の消耗品が長持ちするメリットもあるという。「乗り心地が良く、同乗者も安心して乗れると思います」
環境だけでなく、お財布にも人にも優しいエコドライブを始めてみませんか。
③は、止まる際に早めにアクセルから足を離すことで、燃料カットになる。アクセルオフ後、どのくらい走るかは車種によるので無理のない範囲で取り入れてみて。
タイヤの空気圧確認
車に乗る前に余計な荷物を下ろす、タイヤの空気圧を適切に保つことも、燃費の改善につながる。赤嶺勝志さんは「空気圧はシーズンごとにチェックをして。難しい場合は給油所でチェックしてもらうといいでしょう」とアドバイスをする。
「誤解されやすいのですが、エコドライブはのろのろ運転とは違います。安全第一で、ムダなことをやめるのがエコドライブ。交通事故が減った、という統計もあります」
自身も20年ほどエコドライブを実践している若林さん。「エコドライブが身に付くと、長い距離を走っても疲れを感じにくくなった。車間距離を取る分、ゆとりを持って走れるからだと思う」と効果を実感している。さらに、過度な急発進やブレーキが減るので、タイヤやブレーキパッドといった車の消耗品が長持ちするメリットもあるという。「乗り心地が良く、同乗者も安心して乗れると思います」
環境だけでなく、お財布にも人にも優しいエコドライブを始めてみませんか。
取材/栄野川里奈子
毎週木曜日発行・週刊ほ〜むぷらざ
「第1841号 2022年11月17日紙面から掲載」