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2021年12月30日更新

[うちなーの寅(とら)]新年の干支 寅づくし

新年の干支「寅」にちなんで、県内のトラにまつわる玩具や団体、お酒を紹介します。

 琉球玩具 虎の張り子  鮮やかな色彩と独特な造形


虎の張り子「トラグヮー」。鮮やかな色使いとユニークな造形が特徴

琉球玩具の一つ、虎の張り子「トラグヮー」。鮮やかな黄色と、素朴で愛らしい造形が目を引く。琉球玩具は、昔、ユッカヌヒー(旧暦の5月4日)に親が子どもの健やかな成長を願って買い与えていた。

「琉球玩具製作所 こくら」(那覇市)の中村真理子さんは、琉球玩具作りの第一人者といわれ、その復元に取り組んだ那覇市無形文化財の祖父・古倉保文氏の影響で、玩具作りに携わっている。

中村さんは「沖縄の張り子は、中国や東南アジアの影響が見られ、鮮やかな色彩と独創的な形が特徴。闘牛や闘鶏、琉球国王主催の競馬など、沖縄の文化をモチーフにしたものも多いです」と話す。虎の張り子には、魔よけの意味も込められているという。振り子でユーモラスに首を上下させる動きが子どもに人気だそう。


琉球玩具製作者
中村真理子さん

■琉球玩具製作所 こくら 
ryukyuhariko@gmail.com

 

 沖縄猛虎会  県内外の阪神ファンつなぐ


選手のコールの音頭を取ったりして球場を盛り上げる沖縄猛虎会=2016年、広島・マツダ スタジアム(写真は提供)


スポーツバー「タイガース」では球場のような雰囲気で応援できる。コロナ禍の前は写真のように7回にジェット風船を飛ばすことも(写真は提供)

沖縄の阪神ファンで結成された、NBP公認団体・阪神タイガース私設応援団「沖縄猛虎会」。沖縄での試合はもちろん、県外にも年に3回ほど応援へ駆けつけ、選手ごとの応援歌を演奏したり、ファンのコールの音頭を取ったりして球場を盛り上げる。

会長の宮城英史さんは、阪神ファンが集うスポーツバー「タイガース」(那覇市)を経営している。阪神戦のある日は必ずオープン。宮城さんは「テレビで生中継を観戦しながら、実際の球場でしている応援ができます。コロナ禍の前は、選手のコールや7回恒例のジェット風船を飛ばしていました。今は声援はなく、メガホンをたたいたり、風船が描かれたタオルを掲げるなどして応援しています」と話す。

地元だけでなく県外の阪神ファンも来店し、交流の場になっている。店内には歴代の選手のユニフォームなど各種阪神グッズが所狭しと飾られていて、それを話のネタとして談議に花を咲かせている。


沖縄猛虎会会長
宮城英史さん

■Sports Bar Tigers ☎︎090(7585)8615


 

 干支ボトル  若きアーティストとのコラボ商品

「2022MIRACLE-KUN干支ボトル(寅)」は、500mlで価格は税込み3300円。アルコール度数は35度(写真は提供)

忠孝酒造(豊見城市)が販売している泡盛、ラベルに描かれたユニークな虎のイラストが印象的な「2022MIRACLE-KUN干支ボトル(寅)」。豊見城市出身で中学1年生のイラストレーター「ミラクルくん」とのコラボ商品だ。昨年の丑年から向こう12年にわたってイラストを担当するミラクルくんは、BEGIN(ビギン)のオフィシャルツアーグッズデザインなども手掛け、県内外の企業とのコラボレーションや個展の開催など活躍の場を広げている。

同社企画開発部企画課の課長、徳田安史さんは「ミラクルくんの個性的で、見ていて気持ちが明るくなる絵柄は、おめでたい新年にぴったり。コラボ2年目となる今回のイラストは、虎の毛並みが細かく描かれているのが特徴。この先、絵のタッチがどう変わっていくのか楽しみです」と話す。お酒は新酒をベースに古酒をブレンド。飲みやすくて、まろやかさやほどよい重厚感のある味わい。


イラストレーター
ミラクルくん

■忠孝酒造株式会社 ☎︎098(850)1257

『週刊ほ〜むぷらざ』うちなーの寅
第1795号 2021年12月30日掲載

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