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2018年7月26日更新

関節痛の治療に新しい選択肢|教えて!ドクター当山<206>

「膝が痛くて正座ができない」「階段の上り下りがつらい」「イスから立ち上がる時に痛みが走る」など、膝の痛みに悩む方に朗報!自分の体から採取した細胞を膝に移植する「再生医療」で、慢性的な痛みを改善し、軟骨再生を促す新たな治療が登場した。6月に同治療を受けられる医療施設となった当山美容形成外科の当山拓也院長に具体的な治療法について聞いた。

膝・肘痛はじめ、じん帯・腱・筋肉の部分損傷、骨折にも

関節痛、変形性関節症に対する再生医療

治療方法が少ない膝関節痛 悩んでいる人は推定3千万

膝関節痛は生活に支障をきたすだけに、悩んでいる人も多いのでは?
当山
現在、日本にいる膝関節症の患者さんは約1千万人、診断されていなくても膝の痛みに悩んでいる方を合わせると推定3千万人と言われるほど多くいらっしゃいます。にもかかわらず、治療の選択肢は少ない現状がありました。


そもそも膝関節症とは?
当山
ひざの軟骨がすり減り、骨と骨が直接ぶつかることで痛みが出る症状のこと。1、2週間に一度、潤滑油代わりのヒアルロン酸や、炎症を抑えるステロイドを注入する対処療法と、人工関節に置き換える手術などが主な治療法でした。特に手術は、立ち上がれなかった人が歩けるようになるなど劇的に改善する半面、異物による合併症のリスクもあります。また心筋梗塞や脳梗塞などで血液をサラサラにする薬を服用している方、糖尿病で術後の感染のリスクが高い方は手術そのものが厳しい。そんな痛いけど手術はしたくない、できないという方に新たな選択肢の一つとして当院で始めたのが幹細胞を用いた再生医療による治療です。


肌、関節痛、変形性関節症に対する再生医療のイメージ


①まずカウンセリングを行い治療内容を説明。細胞培養に必要な脂肪と血液をおへそから採取する。脂肪はへそ内を5ミリほど切開し米粒二つ分くらいを採取。傷跡はほとんど目立たず痛みもほとんどない。②採取した脂肪と血液は東京都にある培養加工施設・アヴェニューセルクリニックに輸送し、約1カ月かけて培養。③数千から数億個程度まで増やした後、投与日を確定し、増やした幹細胞を沖縄へ。④顔や膝をはじめとする関節などに注射する。



症状の出始めが効果的 注入後1、2週間でラクに

治療法を詳しく教えてください。
当山
5月のシワ・たるみへの再生医療でもお話ししましたが、そもそも再生医療とは、おへそから取ったご自身の幹細胞を、特殊な技術で数千から数億個程度まで増やし、症状を改善したい部位に注入することで、その組織を若返らせたり再生する最先端の治療です。
関節痛の場合、関節腔内に幹細胞を注入することで、炎症を沈静化させます。痛みを抑えることで関節の動く範囲も広がります。また、タイヤのように、使えばすり減るだけだと考えられてきた軟骨にも実は新たな軟骨を生み出す力があり、ご自身の幹細胞を注入することで老化で弱まったその力を活性化し、軟骨を再生する可能性があることが分かっています。


どのような方に向いていますか?
当山
関節痛の場合は、軟骨がすり減り始めた初期に行うと治療効果が高いとのデータが出ています。また、スポーツなどで筋肉やじん帯、腱が部分的に損傷している方に注入すると、じん帯や腱そのものに再生したり、組織の修復を促して回復を早めることができます。骨折の回復時期に対しても同様です。


効果はいつごろから実感でき、どの程度持続しますか?
当山
個人差がありますが、膝関節痛なら注入後、1、2週間で正座ができたり階段の上り下りがラクになり、3カ月~半年、中には1年ほど効果が持続する方もいます。その後は半年に1回程度の頻度で注入を続けます。再生医療はご自身の細胞を使うため、注入物が合わないなどの副作用の心配がなく、期待できる効果が高いのが何よりのメリットです。関節痛でお悩みの方は、一度ご相談ください。



当山拓也 氏
当山美容形成外科 院長

東京医科大学卒業後、東京大学医学部形成外科学教室入局。東京警察病院、杏林大学形成外科等で研さんを積む。リッツ美容外科・東京院、東京西徳洲会病院形成外科・美容外科医長、アヴェニュー表参道クリニック副院長をへて、一昨年4月に医療法人形成会当山美容形成外科副院長に。昨年6月、同院院長に就任。


<この記事に関する問い合わせ先>
医療法人形成会 当山美容形成外科
098-867-2093
http://www.touyama.com
Eメール info@touyama.com

※次回は「当山美容形成外科オリジナルのニキビ治療」です。


<過去記事一覧>
『週刊ほーむぷらざ』 教えて!ドクター当山<206>
第1618号 2018年7月26日掲載

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