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2018年5月24日更新

コラーゲン増やし表皮を保湿、肌のトーンもアップ!|教えて!ドクター当山<204>

自分の体から採取した細胞を移植し、組織を再建する「再生医療」。病気やケガだけでなく、美容の分野でも注目を集める最先端の治療法だ。当山美容形成外科は、県内で初めて、「脂肪幹細胞を用いた皮膚の再生医療」を受けられる医療施設となった。具体的な治療法について当山拓也院長に話を聞いた。

最先端の再生医療 シワ・たるみに

県内初!「幹細胞を用いた皮膚の再生医療」について

オーダーメードの治療法 自分の細胞移植し若返り

「幹細胞を用いた皮膚の再生医療」とは、どんな治療ですか?
当山
自身の細胞を使い完全オーダーメードで顔の老化を改善する、最先端の治療法です。
幹細胞は、骨髄や皮下脂肪内に多く存在し、自分を複製する能力と他のものに分化する能力を持つ細胞のこと。サイトカインというタンパク質を作り出してコラーゲンを増やす方向に導いたり、さまざまな細胞の活動性をあげることが分かっています。具体的には、特殊な技術で数千から数億個程度まで増やしたご自身の細胞を改善したい部位に注入し、その組織を若返らせるというわけです。

どんな方に向いていますか?
当山
肌にハリがない、シワ・たるみが目立つ、乾燥する、肌荒れしやすい、くすみ・シミが気になる方に向いています。注入することでコラーゲンやエラスチンの産生が促され肌の弾力や水分量が増し、保湿機能がアップ。幹細胞の持つ修復作用により、肌に沈着したメラニンを除去したり血管の再生を促して肌を明るくするなど、多くのメリットがあります。
ヒアルロン酸やボトックスといった通常の注入物は、安全性が十分確認されているとはいえ、まれにアレルギー反応や違和感を感じる方も。再生医療は自分の細胞を使うため、何より安心安全です。


図1.脂肪由来幹細胞の働き
図1.脂肪由来幹細胞の働き


図2.老化した皮膚と幹細胞による皮膚治療
図2.老化した皮膚と幹細胞による皮膚治療


安全性や妥当性厳しく審査 注入後2週間でハリを実感

この治療を受けられる医療機関は、県内では貴院が初だとか?
当山
はい。厚生労働省が認めた特定認定再生医療等委員会で、治療にあたる医師の要件や安全性・妥当性を厳しく審査。適切と認められて初めて厚労省に治療計画を提出でき、治療が行えます。当院は、正式なプロセスを踏んで厚労省に第二種再生医療等提供計画を提出し、計画番号を取得しました。
再生医療はリスクの高い順に1種から3種まであり、同治療は全国でも126の医療施設しか計画番号を取得していない2種にあたります。県内では大学病院など4カ所ありますが、顔の老化への治療が行えるのは当院のみです。

治療の手順を教えてください。
当山
まずカウンセリングを行い治療内容を説明。細胞培養に必要な脂肪と血液を採取します。脂肪はへそ内を5ミリほど切開し米粒二つ分くらいを採取。傷跡はほとんど目立たず痛みもほぼありません。
採取した脂肪と血液は東京都にある培養加工施設・アヴェニューセルクリニックに輸送し、約1カ月かけて培養。その後、投与日を確定し、目的とする部位に注射しますが、所要時間は45分程度です。注入後、1~2週間ほどでハリ感が出て肌が明るくなるなど効果が実感できます。当院でも既に細胞培養中の方がいらっしゃいます。
再生医療は脳梗塞の改善や変形性関節症への有効性など多くの可能性を秘めた分野。中でも日本の再生医療は安全性の高さから世界の関心が高まっています。臨床医の一人として、リスクが少なく効果が高い再生医療を積極的に世に出していくべきだと考えています。



当山拓也 氏
当山美容形成外科 院長

当山美容形成外科 院長東京医科大学卒業後、東京大学医学部形成外科学教室入局。東京警察病院、杏林大学形成外科等で研さんを積む。リッツ美容外科・東京院、東京西徳洲会病院形成外科・美容外科医長、アヴェニュー表参道クリニック副院長をへて、一昨年4月に医療法人形成会当山美容形成外科副院長に。昨年6月、同院院長に就任。



<この記事に関する問い合わせ先>
医療法人形成会 当山美容形成外科
098-867-2093
http://www.touyama.com
Eメール info@touyama.com

※次回は「イタリア製のピーリング剤・白玉ピーリング」です。


<過去記事一覧>
『週刊ほーむぷらざ』 教えて!ドクター当山<204>
第1609号 2018年5月24日掲載

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