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2018年3月22日更新

デリケートゾーン脱毛 男性も増加|教えて!ドクター当山<202>

女性も男性も脱毛はエチケット。ワキや手足、ヒゲや鼻毛などに加え、「昨今男女ともにニーズが高まっているのが、デリケートゾーンの脱毛」と当山美容形成外科の当山拓也院長は話す。同院では、県内唯一の絶縁針脱毛で対応。その特徴と来院者の声を聞いた。

脱毛は男女ともエチケット
社会的ステータスにも

絶縁針によるV・I・H・O脱毛
 

―デリケートゾーンの脱毛ニーズが増えているそうですね。

当山
V・I・(H)・O脱毛やハイジーナ脱毛と呼ばれ、セレブの間ではデリケートゾーンはきちんと脱毛するのがエチケット。月経時の衛生面や水着着用などを考慮し、脱毛を希望する女性が増えています。

―男性の来院者も増えているとか。

当山
はい。男性の美容医療ニーズは、以前は薄毛治療が主でしたが、昨今は女性同様、シミ治療や脱毛全般に関心のある方が増加。特にデリケートゾーン脱毛のニーズは顕著で、東京ではスタッフもすべて男性の男性脱毛専門のクリニックがあるほどです。
当院では40代を中心に、30代~50代の方が増えています=表参照。V(ビキニライン・ソケイ部)・I(陰部の両側やペニス)、H(陰のう)・O(肛門回り)のすべてを脱毛したい方もいれば、目立ってきた白髪だけをなくしたい方などさまざま。髪は染めるといった選択肢がありますが、陰部は年齢を直に感じるデリケートな部分であることに加え、皮膚も敏感で対応策が限られていますからね。
女性だけでなく男性も、体型維持や爪の手入れ、スキンケアや脱毛を含め、手入れが行き届いていることがステイタスになる時代に突入したと感じています。

 

やけどの心配ない絶縁針
レーザーとの併用も

―具体的な脱毛法は?

当山
脱毛する際は、まずレーザー脱毛できる領域を設定します。しかし、恥骨部、陰茎、陰のう、女性の会陰部、肛門周辺など皮膚が黒くやけどのリスクが高いためレーザーでは無理がある。そこで登場するのが絶縁針脱毛です。
絶縁針は皮膚に接する部分がコーティングされているため、やけどの心配がなく安全。毛乳頭や毛根をすべて破壊するため永久脱毛が可能です。事前に麻酔クリームや局所麻酔を施しますので、痛みの心配もありません。

―どんな方に向いていますか?

当山
デリケートゾーンだけでなく、ひげや鼻毛、あざの上に毛が生えるベッカー母斑にも有効。カミソリ負けで肌がかぶれて悩んでいる方にもおすすめです。他のクリニックやエステでレーザー脱毛にチャレンジしたものの、色素沈着のリスクが高く対応してもらえなかった、きれいに脱毛できなかったいう方も来院されています。
当院では30年以上の経験を持つ針脱毛の専門看護師が対応していますが、男性も通いやすいクリニックづくりを目指し、今後は男性の専門看護師やスタッフの育成も行っていきます。興味のある方はお気軽にお問い合わせください。



当山美容形成外科の脱毛ニーズの推移

2017年度|2016年度
一昨年(右)と昨年を比較すると、昨年の方が男性の来院割合が増えているのが分かる



絶縁針脱毛の仕組み

絶縁針脱毛は、皮膚に接する部分=グレー部=はコーティングされており、コーティングしていない先端部分=オレンジ部=で、毛の発生源である毛乳頭や毛根だけを電気凝固し破壊する。欠点としては脱毛前に1センチ以上毛を伸ばす必要がある


デリケートゾーンの脱毛部位

デリケートゾーンの脱毛部位=ピンク部。ソケイ部周囲のビキニライン(Vライン)やへそ下10センチあたりは、レーザー脱毛と絶縁針脱毛を併用。陰部(I)、陰のう(H)、肛門回り(O)などは絶縁針脱毛で対応する




当山拓也 氏
当山美容形成外科 院長

当山美容形成外科 院長東京医科大学卒業後、東京大学医学部形成外科学教室入局。東京警察病院、杏林大学形成外科等で研さんを積む。リッツ美容外科・東京院、東京西徳洲会病院形成外科・美容外科医長、アヴェニュー表参道クリニック副院長をへて、一昨年4月に医療法人形成会当山美容形成外科副院長に。昨年6月、同院院長に就任。



<この記事に関する問い合わせ先>
医療法人形成会 当山美容形成外科
098-867-2093
http://www.touyama.com
Eメール info@touyama.com

※次回は「顔のたるみ治療」です。


<過去記事一覧>
『週刊ほーむぷらざ』 教えて!ドクター当山<202>
第1600号 2018年3月22日掲載

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funokinawa編集部

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