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2024年4月4日更新

声を出さないのもダメ|身近な病気もっと知ろう 家族の医学手帳(119)

家族の健康が気がかりな「ほーむさん」が専門のドクターを訪ね、気になる病気について聞くこのコーナー。前回に続き今回も声の異常にスポットを当て、沖縄初のボイスクリニックである、きゆな耳鼻科院長の喜友名朝則先生に話を聞きます。

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声の異常②

声帯の使い方で起こる声の病気

症状が2週間以上続いたら受診を

Q1 風邪や大声で声がかれたら?

風邪でせきが長引いたり、炎症で出ない声を無理して出したりすると、声がかれることがあります。こうした一時的な炎症は、消炎剤やせき止めを服用し、声帯に負担がかからないようにのどを休ませれば回復します。しかし、教師や保育士など声をよく使う職種の方は、声帯を休ませることができず、声が2週間以上かれた状態が続くときは、慢性化していると考えられます。炎症を抑える治療を行うとともに、できるだけ大声を出さないようにして声帯を休めながら、必要に応じて声帯への負担を少なくする発声方法を指導する場合もあります。

 


Q2 声帯ポリープで声がれする?

歌手の方やスポーツの応援などで大きな声を張り続けていると、声帯の毛細血管が内出血を起こしてポリープとなり、左右の声帯がぴったりと閉じなくなって、声がれを起こします。小さいものであれば日帰り手術で除去することができますが、ポリープの状態によっては全身麻酔での手術になります。また、毎日のように声帯に負荷がかかる歌手や保育士といった職業の方の中には、声帯の合わせ目に手足にできるタコのような硬い結節ができ、声がかれることもあります。声帯結節の場合は、言語聴覚士の指導のもとで、声帯に負担のかからない正しい発声のトレーニングを行います。ただし結節が大きい場合は手術になるケースもあります。いずれにしても、使い過ぎが原因の場合、声帯を休ませることが重要です。

 

Q3 声を出さないのも原因に?

新型コロナでステイホームが続いた際、今まで楽しんでいたカラオケやコーラスなどに行けなくなり、特に1人暮らしの方は会話する機会が激減し、声を出さない生活が続いた結果、声がれや声が続かないといった症状を起こす方が増えました。これは、声帯がやせてしまい、きれいに閉じなくなる、声帯萎縮という状態です。こうしたケースでは、声帯を休ませるのではなく、積極的に声帯を使うことが大切になります。

声帯のリハビリとしては、低音から高音まで声の高さを変えて出したり、ストローをくわえて発声したり、くわえたストローの先端を水を注いだコップに入れたまま声を出すなど、さまざまな方法があり、診察のうえ、症状に適した指導を行っています。

次回は、声帯には異常がない声の異常について聞きます。

 


喜友名朝則/きゆな耳鼻科 沖縄ボイスクリニック院長
琉球大学医学部医学科卒。医学博士。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医、日本音声言語医学会認定音声言語認定医。琉球大学病院の耳鼻咽喉科などで声の異常を専門とする音声外来を18年にわたって担当。沖縄初のボイスクリニックとして2023年8月きゆな耳鼻科を開院。モットーは「患者さんの視点に立って治療する」。

きゆな耳鼻科 沖縄ボイスクリニック
電話=098-871-4276
那覇市古島2-6-5

↓画像をクリックすると、きゆな耳鼻科 沖縄ボイスクリニックのホームページに移動します


文・堀基子(ライター)
『週刊ほ〜むぷらざ』 家庭の医学手帳<119>
第1913号 2024年04月04日掲載

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