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2023年5月18日更新

鍼灸で治す② 健康保険適用になる場合も|身近な病気もっと知ろう 家族の医学手帳(108)

家族の健康が気がかりな「ほーむさん」が専門のドクターを訪ね、気になる病気や治療法について聞くこのコーナー。前回に続き今回も、鍼(しん)灸(きゅう)にスポットを当て、はり師・きゅう師等の国家資格と養成教員資格を持つ沖縄統合医療学院の鈴木信司学校長に話を聞きます。

鍼灸で治す①

古典鍼灸と現代鍼灸

Q1 鍼灸治療の考え方とは?

東洋医学において、健康とは、気(身体エネルギー)、血(血液)、津液(しんえき)(体内の水分)のめぐりが滞ることなく、体全体のバランスがとれている状態をさします。このうち、足りないものは補い、過剰なものは取り除き、崩れたバランスを整えることで、健康へと導くのです。まずは顔色・舌・姿勢・歩き方などを視覚的にみる望診、聴覚や嗅覚を用いる聞診、対話を通じての問診、脈・腹・背中などを手で触れてみる切診を行うのが特徴で、この四診によって病や症状の根本的な原因を見極め、鍼灸治療を行います。

体内の五(六)臓六(ろっ)腑(ぷ)へとつながるルートを経絡と呼び、その経絡上の経穴(ツボ)に鍼灸で刺激を与え、体全体を整えるのが経絡治療です。これは日本で独自に発展した古典鍼灸で、中国から日本へ学びに来る中医師もいます。
 

Q2 現代的な鍼灸もあるの?

頸(くび)・肩・腕・腰・下肢・膝などの関節や筋肉などの痛みといった運動器系の治療には、現代の医学理論に基づいて治療を行う現代鍼灸が適しています。鍼灸の鎮痛効果や痛みの緩和効果は、医学的に認められているため、アスリートなど若い世代にも治療の選択肢の一つとして選ばれています。
 
健康保険適用になる場合も
 

Q3 保険適用になるの?

 市町村ごとに助成制度も 

鍼灸治療が保険適用されるためには、対象となる症状であること=表参照、医師から鍼灸治療の同意があることが必要となります。この六つの疾患以外にも、医師から「疼痛(とうつう)を主とした疾患」と認められれば、七つ目の症状として保険適用が認められる場合があります。ただし、これらの症状について他の医療機関や整骨院などで並行して治療を受けた場合や、ストレス緩和などリフレッシュ目的の場合、治療ではなく予防が目的の場合などは保険が適用されません。


また、市町村によっては鍼灸の施術費の助成制度がありますので、お住まいの自治体にご確認ください。

 


◇       ◇       ◇
 


鈴木信司さん/沖縄統合医療学院 学校長

すずき・しんじ/琉球大学大学院医学研究科博士課程修了、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修了。医学博士。県内初の鍼灸学科を開講した沖縄統合医療学院学校長。はり師・きゅう師等の国家資格と養成教員資格を持つ。全日本鍼灸学会、日本伝統鍼灸学会等に所属。

沖縄統合医療学院
浦添市伊祖4丁目1-19
電話=098-875-8377


文・堀基子(ライター)
『週刊ほ〜むぷらざ』 家庭の医学手帳<108>
第1867号 2023年5月18日掲載

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