ビューティー
2020年12月3日更新
大人の夫婦リンクコーデ|今、知りたいファッションテクニック[8]
パーソナルコーディネーターとして活動する渡嘉敷しんこさんが、読者の体形の悩みやライフスタイルに合わせた着こなしを提案。今回はファッションの好みが違う夫婦のおでかけコーディネートを紹介する。(文・写真/渡嘉敷しんこ)
素材や色みを合わせる
金城 辰宏さん(47)・明美さん(46)ご夫婦のお悩み
子育てが一段落して夫婦の時間が増えたが、お互いのファッションの好みが違うため、2人で出かける際のコーディネートに迷う。
日に焼けた肌に、カジュアルなファッションが好みの旦那さま。反対に、色白でキリっとしたお顔立ちの奥さまはきれいめのファッションが好み。
全体的な見た目の印象や、好みが異なるお二人ですが、個々のスタイルはとても似合っています。それぞれの好みを生かしつつ、さりげなくリンクさせるコーディネートを提案します。
BEFORE
AFTER
AFTER
夫婦コーデのポイントは「さりげなく、おそろい」
大人の夫婦のコーディネートは、ペアルックのように同じアイテムを身に付けることではなく、「さりげなく、おそろい感」を演出するのがポイント。色みや素材を合わせると、挑戦しやすいと思います。
1 レーヨン素材で高級感をプラス
シルクを人工的に作ろうとして誕生したレーヨンは、シルクに似た光沢や手触りが特徴。
旦那さまのパーカーは、カジュアル感が強い綿ではなく、レーヨンを選ぶことで高級感が増します。奥さまのツインニットもレーヨンにすれば、お互いの好みを尊重しつつ、調和することができます。
2 ブルー系や黒で色を合わせる
旦那さまのパーカーは、より優しい印象になる淡いブルーをセレクト。それに合わせて奥さまのコートも水色に。また、旦那さまの黒のレザージャケットは奥さまのスカートの色と合わせました。全く同じ色でなくても、色のトーンが合っていれば問題ありません。奥さまのツインニットはオフホワイトでフェミニンな印象を演出しました。
AFTER(コート、レザージャケットを脱いだ状態)
金城さん夫婦「普段の私たちでは選ばない色の洋服だったので、とても刺激的でした。もっと夫婦の時間を増やしたいです♪」
とかしき・しんこ
骨格診断士、パーソナルコーディネーター。大手アパレルメーカーでの勤務経験などを生かし、一人一人に合った着こなしを提案している。
◆フィーカ デザイン 【HP】ficcadesign.com
『週刊ほ〜むぷらざ』今、知りたいファッションテクニック[8]
第1739号 2020年12月3日掲載