初めてのリトリート|金城真知子のコラム|fun okinawa~ほーむぷらざ~

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彩職賢美|沖縄の輝く女性にインタビュー

COLUMN

金城真知子

2018年12月10日更新

初めてのリトリート|金城真知子のコラム

温かさと優しさにあふれたウチナーグチ。金城真知子の「ほっとする沖縄方言」を綴ります。(vol.08)


〜 暖かな12月のスタート 〜

12月だというのに、真夏日に迫りそうな暖かさ。
ニュースでは、水着姿で海に入る観光客の姿が映されている。「12月なのに、海に入るわけ〜!!!」と思いながら、自宅でパソコンに向かう。その手にはエアコンのリモコンを取り久しぶりの冷房をかける私。。。

その瞬間、ふと、数日前のビーチの青さを思い出した。
その日は友人と会う約束になっていて、暖かな朝だった。待ち合わせの少し前に連絡が入り「今日はビーチで会おうよ」のメッセージ。「いくらなんでも、さすがに、この時期に海って・・・」と最初は戸惑ったが、一応、天気も良さそうだし・・・と薄手の羽織物と海風対策用にとショールを車に積み込みビーチに向かう。



見慣れた北谷のアラハビーチ。。。車を降りると、、、思っていた以上にキレイで青い海が広がっている。思わずスマホを取り出し何枚もシャッターを切る。
ビーチにいる人からも「スゴイ!この時期でこの青さは、スゴイって!」感激したハシャグ声が聞こえる。「海を見慣れた沖縄の人でも、感動するほどの青さ」
冬だという事を忘れさせてくれるほど、その日は、本当に青い青い海だった。


〜 初めてのリトリート 〜

ビーチの端まで歩きながら、お互いの近況報告。
この時期は結婚式のトップシーズンで、毎週末、司会に駆け回っていた事も知っていた友人は「海って、ホント癒やしなんだよね」とゆったり、つぶやく。
仕事や家事や育児・・・忙しく動き回っている人ほど、立ち止まる時間がなかなかとれないもの。でも、そんな時こそ、普段の生活の場所から少し離れて、自分を振り返る「リトリート」がオススメだよ〜と教えてくれて、ちょっとやってみよ〜というのだ!

はだしになって、ごろんと芝生に寝転ぶ。
このビーチは、普段からよく子供と一緒に遊んでいる場所なのに、思い返せば、寝転んだ事ってなかったかも・・・あおむけで、雲が流れる様子をぼーっと眺める。頭の中に、いろんな事が浮かんでは消え、また別の事が気になっては消えて、今度は雲の形が気になり始める。しばらくすると、眠くなってきて、

「どうしよ〜、なんか眠たいかも・・・」

そんな私の言葉に、友人は笑って

「そう!!眠いでいいんだよ。身体は休みたいんだはずよ〜」

自分の事は自分がよくわかっているハズなのに「こんな日中から休みたい程疲れている」とは気づかなかった。自然は受け止めてくれるから、身を任せていいんだよ〜の言葉に、またしばらくゴロンと寝転ぶ。なんだか気持ちいい!

その後、「足だけでも海に浸かろっか!」の提案。

最近は、ぬれた後の事がめんどくさいな〜なんて、海水に入るのを躊躇していたが、せっかくだからと、波打ち際へ・・・

足の指間に、サラサラと細かな砂が潜り込む。
くすぐったいような変な感じ。。。

振り返り、砂についた自分の足跡を数えながら、波間に目を移す。



真っ白な泡が波の端っこを縁取って、小さな音を立てて、こちらにやってくる。

ぬれるかな?ぬれないかな?のギリギリのラインに立って、海を見つめていると、思っていた以上に、澄みきった透明な海に気づく。

泡が生まれては消え、生まれては消え。。。波が引き返す度に、さーーーっと、黒板消しで拭いた時ように、まっさらな砂浜が顔をだす。

足を入れると、ほんのり温かくて、そして、、、なんてキレイなんだろう。

胸の前で手を合わせながら、風の音や海の声を聞く。。。

いろんな音が聞こえてくる。
その声は「大丈夫、大丈夫。ちゃんと出来てるさ〜」なんて、、、
気のせいかもしれないけど、自然がそんな風に語りかけてくれているような気がして、身体の余分な力が抜けいった。

横で友人は、笑いながら
「ね!すごいでしょ〜!沖縄の海って受け止めてくれるでしょ!
内地の人は、わざわざ飛行機乗って、この自然を求めてやって来るんだよ〜。
自分たち、すぐ近くにこの海があるって、すごくラッキーじゃない!?」
と、また穏やかな顔で海を見つめている。


〜 忙しい時こそ 〜

「忙しい時こそ、立ち止まる時間を」
よく聞く言葉だけど、なかなか出来ないのも現状。
なんとか意識して立ち止まる時間を作ってみた所で、普段の生活の場所と同じだと「いつもの行動パータン」から、うまく抜け出せない事も多いハズ。

そんな時こそ「ちょっと海へ!」は、すごくオススメ!
沖縄の大地や海は、想像以上に「深くて優しい」
身体を緩め、心を休め、そしていろんな感情を受け止めて癒やしてくれる。

今回、海からもらった「大丈夫。ちゃんとできているさ〜」の優しい言葉。


12月も、もう中旬。もうしばらくは暖かい日もあるだろうか・・・

まぶたの奥に、あの「青さ」を浮かべながら、また海の声を肌で聞きたくなってきたのであった。


(つづく)









金城真知子さんのコラム[カテゴリー:子育て 大人女子を応援]
ほっとする沖縄方言 vol.08



 

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フリーパーソナリティー
沖縄県南城市出身。琉球大学卒業。
ラジオパーソナリティー・ウェディング司会者・スマイルトレーナー®
FM沖縄『ちゅら玉・浪漫紀行』ではライター兼ナレーターを担当。
沖縄の自然や習慣・格言などを題材にウチナーグチを交えて紹介。
本コラムでは、沖縄で暮らす3児のワーキングママとして、家族の日常を綴っていく。

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