「初の審査員! こども絵画コンクール 〜あったらいいな、こんな家〜」|金城真知子のコラム|fun okinawa~ほーむぷらざ~

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彩職賢美|沖縄の輝く女性にインタビュー

COLUMN

金城真知子

2018年10月12日更新

「初の審査員! こども絵画コンクール 〜あったらいいな、こんな家〜」|金城真知子のコラム

温かさと優しさにあふれたウチナーグチ。金城真知子の「ほっとする沖縄方言」を綴ります。(vol.06)

担当者さんから、
「真知子さん、今度こどもの絵画コンクールの審査員をやってもらえませんか?」
とのご依頼を頂いた。
「え!?私に、、、ですか?」
思わず聞き返す。
毎年コンベンションセンターで行われている沖縄県トータルリビングショーに合わせて小学生から「あったらいいな、こんな家」をテーマに作品を募集しているというのだ。
とはいえ、絵画やデザインの専門家でもないし、家やインテリアの事だって全然疎い。そんな私が『絵の審査員』というのも、すごくおこがましい感じがする。。。お断りしようと思った時、担当者さんに「ちょうど、小学生のお子様がいらっしゃるので、ママ目線でどうですか?」と言って頂いたおかげで「県内いろいろな子供たちの作品を一堂に見られるなんて、なかなかないチャンス!」と考え直し、ありがたくお受けする事にした。

〜〜〜 審査の当日 〜〜〜

審査は、沖縄市にある沖縄職業能力開発大学校(沖縄ポリテクカレッジ)で行われた。会場に入ると、机いっっっぱいに子供たちの絵が敷き詰められている。
審査員には、インテリア産業協会・沖縄建築士会・絵本作家さん等、住宅と絵画のプロフェッショナルな方々ばかり(本当に豪華な審査員さんだ!)


450点近くの応募作品。最初は学年ごとに分けて審査をしていくらしい。
1年生だけでも並べられない程の作品数なので、入れ替えながら審査をしていく事、学年ごとにタイムを区切って進めていく事などの流れを聞いて、審査員には白の手袋が配布された。
手袋をはめながら、内心(高価なブランドショップみたい〜!)とじんわり気持ちが上がってくる。その気持ちのまま、審査員席から子供たちの作品を見渡すと、カラフルな色彩が目に飛び込んできて(才能の原石との出会いかも〜 ^^)とさらにテンションがアップしていった。

「それでは、スタートです!」

なんとも言えない、新鮮なワクワク感で審査が始まった。



〜〜〜 表現しきれない想い 〜〜〜

いざ始めてみると、、、作品選びに、かなり戸惑った。
「審査員の方々の感性でいいんですよ〜!コレだって思った物は、ぜひどうぞ!」の声。そう言われても、選び方がわからないし、
それに「あれ?」仕上げられていない作品が多い事に気づくのだ。
家や人の絵が真ん中に描かれているのだが、画用紙の余白の部分が大きく残っていたり、下書きの鉛筆書きがあらわになっていたり「あれ?コンクールなのに、途中で提出?」って思うような絵も結構あって、不思議な気持ちになった。
そんな作品を私がスルーしていく横で、絵本作家の審査員長、金城明美校長先生は「スゴイ!スゴイ!エネルギーが溢れているね〜」と、次々に作品をすくい上げていく!!

詳しく聞いてみると、低学年のうちは「表現したいそのモノを描くことで一生懸命!。だから最初から背景を塗ろう!とかまでは考えられないんですよ〜!」との事。
確かに・・・私の子供たちもそうだ!テーマの中心物を描いたら、もう満足してしまっている。だから夏休みの宿題でも「白地」が見えないように背景まで塗って仕上げるのにかなり苦戦したのを思い出した。

続けて明美先生は、
「それに、低学年の子供たちは、伝えたい想いがあっても、表現する技術がついていっていない事も多いんですよ〜!だから私は「アイディアが素晴らしいな〜とか、想いが溢れてるな〜って感じる作品は、仕上がってなくても選んであげたいんですよね〜」と、目をウルウルさせて話すのだ。
なんて、すてきな先生なんだろう!審査中、愛情あふれる言葉に触れて、私も頭と心を切り替える事ができた。再び子供たちの作品に目をうつす。。。

何度も書き直された鉛筆の線(消し残しのカスレ線や、画用紙が少し薄くなってしまっている所、、、時間をかけて何回も書き直したんだろうな〜)
さまざまな種類のスイーツ柄模様(きっとこの子は、お菓子がたまらな〜〜く大好きなんだろうな〜)
魚と動物が一緒に暮らしていて、この秘密の穴?でつながってるのかもしれないな。とにかくアイディアにあふれて面白い!「あったらいいな、こんな家」というテーマの中に「自分の好きを、ありっったけ詰め込んだ世界」が表現されていた。
「ほんと、スゴイ! この絵もスゴイ〜!」深く見るほど、こちらも想像力が湧いてくる楽しい作品ばかりだった。

〜〜〜 気付きのアンテナ 〜〜〜

子供たちの「表現しきれない想い」に、大人が気付けるかどうかって、子育てではとても大切な気がする。
同じ物を見ても「この子って、最後まで仕上げられなかったんだな」と「未完成」の部分に目をやるか「伝える技術が、まだ伴っていないだけかも」って考えるかでは「隠れた本当の想いが、どこかにあるのかも!」と深く観察するまなざしとでは、大きな違いが出てくる。
そうなると「見えてくる」事「気付ける」事が変わってくるのは当然で、普段なら見過ごされてしまうような、その子らしい「成長のプロセス」を発見できる気がするからだ。

子ども絵画コンクール「あったらいいな、こんな家」には、大人も想像力をかきたてられる「夢」と「大好き」がたっぷり詰まった作品で溢れている!

トータルリビングショウの会場には、ずらっっと180点が展示されるというから、ぜひ、子供たちの「夢と大好き」を感じに来て頂きたい。

沢山の作品にふれる事で、未来への「気付きのアンテナ」感度が、グングン上がっていくのを感じるはずだから(^^)

(つづく)







金城真知子さんのコラム[カテゴリー:子育て 大人女子を応援]
ほっとする沖縄方言 vol.06


 

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フリーパーソナリティー
沖縄県南城市出身。琉球大学卒業。
ラジオパーソナリティー・ウェディング司会者・スマイルトレーナー®
FM沖縄『ちゅら玉・浪漫紀行』ではライター兼ナレーターを担当。
沖縄の自然や習慣・格言などを題材にウチナーグチを交えて紹介。
本コラムでは、沖縄で暮らす3児のワーキングママとして、家族の日常を綴っていく。

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