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彩職賢美|沖縄の輝く女性にインタビュー

COLUMN

ぎだちゃん

2018年5月5日更新

沖縄ワイン人口拡大計画|ワイン店 un deux trois(アン ドゥ トロア)

#読谷村2
読谷村都屋は漁港があり、海に向かって住宅街が広がる。スーパーや病院もあり、生活に便利な場所だが、村外から来るとディープな印象かもしれない。ここにワインが好きな「沖縄のワイン人口を増やす」ためにワインの魅力を伝えている専門店があることをご存知だろうか。

ワイン好きを増やすワイン店


読谷村の中を走る県道6号線から都屋漁港に入る道がある。新しく信号が設置され、交差点の姿も一新した。民家の多いこのエリアに、ワインの専門店である「ワイン店 un deux trois(アン ドゥ トロア)」がある。



通りに面した入り口からは店内が見えて、入りやすい。
店内は、天井が高く気持ちがいい。ワインやワイングラスが並ぶ棚、奥にはカウンター席がある。「日常の中にワインがあって欲しい」というその思いから、お店も明るくてカジュアルな雰囲気を大切にしている。



近年、ワインはずいぶんと身近な存在になり、好きなアルコールにワインをあげる人も今では当たり前のようになった。しかし「興味はあるけれどよく分からない」という人もまだまだ多いのも実情だ。
店主の加藤陵さん(35)は、「ワインをもっと身近に感じ、楽しんで、好きになる人を増やしたいんです」と言う。だからワインをすすめる時に難しい言葉は使わない。表記もシンプル、味の特徴も明確で簡潔だ。


 

生産者が分かる 人柄を伝える


店に入り、ワインの棚を見て、ボトルに付けられた切り抜き写真に目が留まった。
畑をバックに写っていたり、親しげな表情で写っていたりとさまざま。

これは生産者です」と加藤さん。

Tシャツ、Gパン、一人で畑、、、。写真に写るその人を入り口に、どうやって何にこだわって作っているのか、その生産者の人となりを教えてくれる。それがわかって来ると、その人が作った目の前にあるワインを身近に感じて来る。



同店では、少量生産のナチュラルワインを中心にセレクトしている。

ナチュラルワインとは、
・有機栽培のブドウを使っている
・天然酵母による発酵
・酸化防止剤など添加物は極力使用しない
・濾過しないことが多い

という特徴がある。

いい素材だからこそ、余計なことせずにそのまま搾るとおいしい。長い時間かけてワインになる中で、その素材の良さが失われないためには省けない手間がある。添加物を加えないのも、濾過をしないのも本来のおいしさを変質させないため。
随分と平たい言い方ではあるが、その手間をひとつずつかけているワインがナチュラルワインと呼ばれている。

作り手は小規模で家族経営の農家などが多く、工場で大量生産する場合とは違って
「このワインを作っているのはどの人で、どの様な性格で、どの様な思いを持って、そうご提案できる」という。
愛情200%で、丁寧な仕込みをし、熟成にも手間をかけているので、大量生産では出せない味があります」と加藤さんは実感を込めた。



 

それ! ええやん!!



売れ筋のワインについて聞いてみると、手書き風のラベルがついた赤と白のオーガニックワインを紹介してくれた。
「それ! ええやん! です」。

ー えぇ!? 日本語!?
 「んなこたぁーなぃ」と、自分でノリツッコミをしてしまった。


「フランス語で『C' est bien comme ça! (セビアンコムサ)』を日本語にした時のニュアンスです」

ほんの数秒の会話(自分の心の中の声も含め)だったが、インパクトがあった。
次に同じものを注文するときにも「それ! ええやん!」くださいって言ったら、これが飲めるのだと思うと、ワインに対する敷居がどんどん下がっていく気がする。

加藤さんの「沖縄ワイン人口拡大計画」が自分にも着々と遂行されていると感じた。

 

カウンターで楽しむグラスワイン



un deux troisでは、店内でグラスワインを味わうことができる。

メニューはグラスワイン(¥500)
本日のナチュラルワイン(¥800)
があり、赤・白・スパークリングから選べる。
ボトルに挑戦する前に、お店で気軽にグラスワインを味わうのもおすすめ。

他には沖縄市の豆ポレポレの豆で入れた本日のコーヒー(¥300)も。





数あるワインの中から良いものをセレクトすること、
買いに来た人の要望から、その期待を上回る1本を提供すること。

それは簡単ではないはずだが、一人一人を大切にする加藤さんのなせる技。
「県内外を含め、遠方からいたしてくださる人も少なくないですが、おかげさまで読谷からのお客さまが多いです」と話す傍ら、道ゆく人が店の中の加藤さんに向かって手を振りながら店の前を通り過ぎていく。
お店を出して3年目を迎えた。すでに地域から愛されるお店として存在している。

「ワインのことを好きになる人を増やしたいんです」
その思いは、おいしいワインを通して広がっていく。
 

ぎだちゃん

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「自由に生きたい」。そのためには健康や豊かさについての情報を知ることから始まると思っています。だからこそこのサイトでの情報発信して、お伝えしていきたいと思っています。アメリカ南部をこよなく愛し、ゴスペルを歌うお弁当男子。あ、基本はハチャメチャな感じです。

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