乗り気じゃない子どもたちを連れて…|金城真知子のコラム|fun okinawa~ほーむぷらざ~

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COLUMN

金城真知子

2017年7月14日更新

乗り気じゃない子どもたちを連れて…|金城真知子のコラム

沖縄で暮らす3児のワーキングママとして、家族の日常を綴っていく。「沖縄で、暮らす・はぐくむ Vol.33」

よく晴れた休日の朝。
「家族でどこか行こうね!」って話していたのに、深夜まで飲んできた夫は起きられるわけもなく…、へこむ私。
ここぞとばかりに朝からゲームに打ち込む息子。こんな休日嫌だ〜!! と思いながら、小さな窓から空を見上げる。ふと恩納村の海辺で暮らす友人親子の顔が浮かんできた。

「急だけど、今日、一緒に遊びませんか?」と友人にメッセージを送る私。

すると、「うちも!! 天気がいいから、どうしようかって話してた所です〜(^^)」と、にっこりマークの絵文字と一緒にありがたいお返事が返ってきた。
出会ってまだそれほど長くないのに、不思議とタイミングが合う彼女。さっそく子どもたち3人を連れ、恩納村へ車を走らせる。ドライブ中、後部座席では浮かない顔の子どもたち。聞くと、少し不安げに「ママのお友だちって誰のこと? 子どもはどんな子ね?」との返事。初対面なので「なんか変な〜」とうつむいている。全然乗り気ではない。むしろ「会ってお話終わったら、すぐ帰ろう…」とか言われる始末である。
確かに私の都合だけで決めてしまい、突然の計画につき合わされている子どもたち。少し後ろめたさを感じながらも、「なんで〜! こんなに天気いいんだのに! 初めてってドキドキするけど、すぐお友だちになれるはずよ〜」と明るく励まし、気持ちをプッシュ! なんとか長距離運転も乗り越えた。
そして友人宅に着くと、小1の娘さんもわが子と同じ反応で、ぜんぜん気乗りしない様子。お家の端っこに隠れている。「子どもって、最初はこんなもんですよね〜」。友人の言葉にちょっとホっとして、とりあえずお昼を食べに行くことにした。

<カフェから見える海の碧(あお)>

彼女の紹介で海の見えるキレイなカフェへ! 海側から坂を上って高台のほうにある新興住宅街の中へ。こんな場所で海が見えるの? と不思議に思いながらもカフェに到着した。



新しい大きな建物。お店のドアを開けると、想像を超えた景色が広がっていた。
大きな窓がまるで大きな絵画の額縁のような、紺碧(こんぺき)の海が迎えてくれたのだ。
ウチナーンチュの私でさえ声を上げてしまうほど、強烈な光を放つ鮮やかな海の色。
しばらく、ぼーっと眺めながら沖縄の海にほれ直す。なんだか勝手に誇らしげな気持ちになってくるから不思議である。



そして…人見知りな子どもたちはといえば、ご飯の間もお互いを意識し過ぎて、全然話せないでいる。。。
そのうち娘が壁にチョークでお絵かきを始め、お兄ちゃんも参加。次第に壁に集まり始めた子どもたち。会話はないものの、気付けば大きな壁に一緒に絵を描いている。「お絵かき」というツールで、一気に距離を縮めた瞬間だった。


<座喜味城跡で…>

そこからは、子どもって慣れるのが早い!
私のリクエストで向かった座喜味城跡では、もうすっかりなじんでいる。ずっと前から友だちだったみたいに、友人の娘さんが先頭に立って誘導してくれる。さらには「ね〜! あっちの方、行ってみない?」と、城壁の間を子どもだけで駆けていく。
なんだかほほ笑ましい。






ちなみに、、、
座喜味城跡は15世紀初期に護佐丸(ごさまる)によって築かれたお城だということ、アーチ型の城門が特徴で…など、歴史的なことや見どころは、三重県出身の友人から教わった。やっぱり「足元の宝物ほど見落としがち」である。

行って驚いたのは、世界遺産群の一つなのに無料で入れるということ。もっと驚いたのは、<石積み>の上を自由に歩けてしまうことだった。先人が何年も何年もかけて積み上げた素晴らしい城壁。座喜味城跡の顔とも言える城壁の上を、許可の必要もなく、誰でも簡単に歩けてしまうという、このゆる〜い感じがすごくいい。





芝生のグリーンと城壁と、少しの岩場。うれしそうに駆けていく子どもたち。芝生に腰を下ろし、なんとか小さな影に入ろうと城壁に背中を預ける。ひんやりとした感触。見上げると、ずっっっと続く淡い空の色。さっきの海とは違う柔らか〜い青が、ただただ広く続く。なんだか心がスッ〜としてくる。

最後は、あしゃぎで一休み。
出会ってまだ数時間なのにすっかり打ち解けて、まだまだ一緒に遊びたい様子の子どもたち。数時間前の人見知りがウソみたい。「また遊ぼうね!」と大きく手を振りながら、その日は別れた。





やっぱり「急なお出かけ」も悪くない(^^)
幼い子どもが3人もいると、正直、外出するのがおっくうになってしまい、夫抜きの遠出はよっぽどの用事がない限り極力避けてしまっている私。
それも、子どもが乗り気じゃないと、なかなか行動できずにいたのだが、それでも「やっぱり沖縄って、ステキがたくさん」である。
新聞の折り込みチラシで「暑さ対策グッズ」と「キャンプ用品」をチェックしながら一人、夏の計画を立てては顔が緩んでしまう私である。



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沖縄で暮らす・はぐくむvol.33

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フリーパーソナリティー
沖縄県南城市出身。琉球大学法 卒業。
ラジオパーソナリティー・ウェディング司会者・スマイルトレーナー®
FM沖縄『ちゅら玉・浪漫紀行』ではライター兼ナレーターを担当。
沖縄の自然や習慣・格言などを題材にウチナーグチを交えて紹介。
本コラムでは、沖縄で暮らす3児のワーキングママとして、家族の日常を綴っていく。

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