毎週 実家に通うのが 億劫になっていた訳|金城真知子さんのコラム|fun okinawa~ほーむぷらざ~

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COLUMN

金城真知子

2022年7月26日更新

毎週 実家に通うのが 億劫になっていた訳|金城真知子さんのコラム

3人の子育てワーキングママ金城真知子が「ホッとする沖縄時間vol.82」をつづります

数年前までは、毎週末のように通っていた実家。

車だと片道1時間ほどの距離なので、それほど遠くない。
それなのに、最近、なかなか足が向かわない。。。

心の声としては「実家に行きたいな〜」っていうよりも、
「そろそろ実家に行かなきゃダメかな〜」って、
ちょっと億劫(おっくう)な感じに変わってきている。

今日のコラムは「母親」としての価値観と葛藤。
つい「実家に行きたくないよ〜」って、思っちゃう、
思春期のような、絡みまくった心の内を白状していきます。
 

こんなにサポートしてもらってるのに

母からの電話は、いつだって
「もしもし、ま〜ち〜、みんな元気ねぇ?」
ワントーン高くて元気いっぱい響く声。

たま〜に、私から電話をかけると、もの珍しそうに
「あい、何かあったの?」って言いながらも、うれしそうに話している母。

とにかく元気いっぱいで、子供たち(孫)が大好きなので、
仕事の予定がない週末でも
「自分で作るの大変でしょ〜、ご飯食べに来たら良いさ〜」と誘われるんです。

実家に行くと、自家栽培した野菜や、近所からのおすそ分け品、田舎ならではの野菜たちが食卓を彩って、揚げ物や煮物など、何種類もの手作りおかずが、ずらーり。

お祝いでも、パーティーでもない普通の日なのに、
「元気になれる食事たち」で出迎えてくれるんです。




母親は、
おいしいご飯も作ってくれる。
子供(孫)の事もかわいがってくれる。
最近の私(娘)の話もいろいろ聞いてくれる。

食べて語って笑って、面倒なことはしなくていい、
至れり尽くせりな実家時間。

こんなに愛情いっぱい ぜいたくなほど、やってもらっているのに、

それなのに、、、実家に帰ると、
気持ちが、少し落ち込んでいくんですよね。

『私、お母さんみたいに全然、母親 できてないな』って。

も〜ね〜、どうしようもなく、
「できてない部分」に目がいっちゃうわけですよ。

『お母さんみたいな母親像』が、すごすぎて、
自分の子供たちに対しても
「できてない母業」がたくさんみえちゃう現実。

別に責められてるわけでも
母から『ダメだね』って言われたわけでもないのに、

自責してしまう心の声。
これが、どうしようもなく、苦しいんです。
 

親という壁

ちょっと抜けてる愛らしいところもある母なので、
「完璧な母親」じゃないんですが、

夫婦で起業して30年以上も事業を続けたきた母。
経理担当として会社を支え、月曜〜金曜まで働きながら、
4人の子供を育てあげてくれたので、

「働いている」ことを理由して、
家事やりたくないとか、子供たちとの時間がないとか、
休みたいとか、そんな事、なんだか言いづらい。
(仕事してた時から、週末農業までやってたし)

「なんでも自分でやっちゃう母親」が
標準装備されていると、自分ができていないのは
私の頑張りが足りないから?って思っちゃう。

やっぱり私、もっと頑張らないとな。。。って。





 

理想な母って、、、あれ? 何か変だぞ


でも、あれ??
なんでこんなことで苦しくなって
立ち止まってしまってるんだろう。

『お母さんのような母親を目指す』っていうのは、
もう、はるか昔、数年前に諦めたはずなのに(笑)

どうしてまた、こんなにも
『ちゃんとした母親』って、気にしていたんだろう。

今度は「そこ」が気になってきた。

 

新しい世界へ進もうとする時


よく考えてみると、理由は大きく二つ。

一つは、子供たちが成長したこと。
上の子たちは、もう「預かってもらう」年齢じゃないので、
頻繁に実家に行く理由がみあたらない。

往復2時間けて「ご飯を食べに行こう」とか「お婆ちゃんに会いに行こう」となると、
留守番してもいい? と聞かれてしまって、子供たちを連れて行くのが一苦労だから。
母を「頼る」理由が減ってしまっている事実。

そして、もう一つは(←今回は、こっちが本題)

私自身「もっと知りたい」知識欲と、
「変わりたい」成長欲が発動しちゃってるから。

オンラインの普及で、自宅にいながら、
好きなことを学んだり、多くの人と話す機会が増えてきた。

地域や、生活環境、年齢、歩んできた背景までも
違う人と一緒に学べる上に、深く話せる時間が、ずいぶん楽しいから、
知識や感情の器が、ちょっとずつ広がった気持ちになる。

出会った人に、リアルで会いたいって思えてきたり、
そんなふうに暮らしてみたい!って憧れも生まれてくる。

たくさんの学びを共有する中で、
アイデアが浮かんできて、行動して
やってみたいことがどんどん膨らんでいく。

そんなふうに、実際、新しい取り組みを始めている中で、

週末の度に、実家に何度も帰っていると、
無意識のうちに
「生まれ育った環境」が、やっぱり心地いいなって
感じちゃう自分にも、出くわすわけである。

母のような「母親」って、やっぱり良いよね!

「まーちーには、まだできてないところもいっぱいあるから、
ここに居ても成長できるよ!! もっと母業を頑張ったら!」って

また、以前の私に戻ろうとしていたのかも。。。

なるほど〜、面白い!!



 

未体験を嫌がる 脳の仕組み


心理学や脳科学でいう「コンフォートゾーン(快適領域)」から抜け出せず、
無意識のうちに「今までの生活の方が幸せだよ」と心の声がつぶやいていたのかもしれない。

もちろん、新しい世界が良いとか悪いとか、
実家が良いとか悪いとか、そんな二項対立の話ではない。

未体験の場所へ、進んでみたいって歩み始めたからこそ、
以前の私が「ブレーキ」をかけているんだってこと。。。

進みたい自分と、引き留めてる私。
不安や恐れや、憧れや理想が、もつれ合って絡み合って、
自分じゃよく分からないけど、進みたい方向に行けない気がして

「実家いきたくないよ〜」につながっているんだな。

そっか、やっぱり今は
「新しいことにチャレンジしたい」時期なんだ!!

そう思いながら、母に手紙を書きはじめたら、
ぶわーーーーって泣けてきた。

母業としては、できていないこともたくさんあるけど、
母に迷惑かけちゃうかもしれないけど、やっぱり「やってみたい!」

この歳だけど、やっぱり思春期なのかもしれない(笑)





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フリーパーソナリティー
沖縄県南城市出身。琉球大学卒業。
ラジオパーソナリティー・ウェディング司会者・スマイルトレーナー®
FM沖縄『ちゅら玉・浪漫紀行』ではライター兼ナレーターを担当。
沖縄の自然や習慣・格言などを題材にウチナーグチを交えて紹介。
本コラムでは、沖縄で暮らす3児のワーキングママとして、家族の日常を綴っていく。

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