「脳内サマーシーズン」|本村ひろみのコラム|fun okinawa~ほーむぷらざ~

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COLUMN

本村ひろみ

2021年8月4日更新

「脳内サマーシーズン」|本村ひろみのコラム

フリーパーソナリティーの本村ひろみさんが、暮らしを楽しむアンテナを巡らせて日々の沖縄・風景をレポートします。fun okinawaコラム「おきなわ暮らし散歩 Vol.81」

脳内サマーシーズン


そういえば、より道もみち草もしなくなった。
ましてや“プライベートなおでかけ”もなくなった。
海に落ちる夕日を眺めながらのBBQもないし、みんなで待ち合わせして浴衣で夏祭りに出かけるなんてこともない。気がつけばセミも心なしか控えめに鳴いている。
そんな2021年の8月、皆さんはいかがお過ごしですか?



今まで過ごした夏が遠い夢のよう。それなので夏気分を味わおうと暑さを満喫していた当時の思い出の曲TUBEの“シーズン・イン・ザ・サン”を部屋で聞く。

“Stop the season in the sun
心潤してくれ いつまでもこのままでいたいのさ
〜(略)
Stop the season in the sun
夏よ逃げないでくれ もう少しこのままでいたいのさ”



ウワッ! 一気に脳内が夏模様になった。
懐かしさいっぱいになったので続けて1986オメガトライブの“君は1000%”を聞く。目頭も胸も熱くなっておもわず一緒に歌う(部屋のなか)。
そのまま“Super Chance”、そして山下達郎の“高気圧ガール”“Ride on Time”と次々にひとり夏のヒット曲祭り。
頭の中の引き出しに眠っていた夏を引っ張り出してきて楽しむ。
ただ、焼けたアスファルトや砂の匂い、海の香りは再現できないからせめて海岸線をドライブしたい。この頃では雨の日専用になったビーチサンダルを履いて、波打ち際も歩いてみたい。はだしで砂をかみしめながら。
いつもの夏が復活した時のために「やりたいことリスト」を作っておこう。
脳内サマーシーズン。
こんな感じで、パソコンに向かって仕事していてもいつの間にか脱線して音楽を聴いている。冷凍庫にお気に入りのヤンバルクイナをいっぱいにして気分転換の準備も万端。アイスを片手に再びデスクワークへ戻ろう。







​ところで、猛暑にまけず実家の庭は真っ赤なサンダンカが空を埋め尽くす勢いで満開だ。
鮮やかなブーゲンビリアや朝顔に混じって、生い茂った草の中に可憐(かれん)な紫色や黄色い花を見つけた。庭を手入れしている母に聞いたら、いつの間にか咲いていたらしく、どこからともなくやってきた名も知らぬ花。名前を探すのは与えられた夏休みの宿題としよう。
このコラムが掲載されるころにはもうすぐ“立秋”もやってくる。
時が過ぎるのはあっという間。



残暑お見舞いもうしあげます。


 

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ロマンチストなラジオDJ
那覇市出身。清泉女子大学卒業、沖縄県立芸術大学 造形芸術研究科修了。現在、ラジオ沖縄「GO! GO! ダウンタウン国際通り発」「We love yuming2(毎週 日曜日 19時~20時)」でパーソナリティーを務める。

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