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金城真知子

2021年7月13日更新

父とのお別れ・悲しみとの向き合い方|金城真知子のコラム

3人の子育てワーキングママ金城真知子が綴る「ホッとする沖縄時間vol.71」を綴ります。

父とのお別れ・悲しみとの向き合い方

先月は、逝ってしまった父との別れやコロナ禍でのお葬式や法事の事、家族の様子をつづってきたコラム。想像以上に多くの友人から反響を頂き、なんだか不思議な感じですが、、、今日もミッドナイトブルーの暗がりの中を、超個人的な内容と共に、悲しみの沼の抜け出し方などをつづっておりますので、よければお付き合いください。

〜〜 父親が他界して もうすぐ1カ月 〜〜

法事のために、仕事のスケジュールは可能な限りリスケ(変更)してもらったもんだから、初七日を終えた後から仕事やセミナーが毎日のように続いていった。
ほとんどオンラインなので、直接会えたわけではないが、誰かと話せる事がうれしかったし、2週間近く休みを頂いたにもかかわらず、明日も仕事がある事、日常が普段のように動き始めた事にホッとしていた。
そして週末になると、車で1時間かけて実家に帰って、毎週の法事。。。また、ジューシーおにぎりを準備しながら、おじさんとおばさんたちに、来てくれてありがとうと「もてなす側」として振る舞う。似たような会話をして1日を過ごしていく。父が旅立ったあの日から、毎週やってくるいつもの光景。



〜〜 仕事の予定がゼロの日に 〜〜

ドタバタだった仕事が落ち着いてきた。
朝、子どもたちを学校へ送り出し、今日は誰とも予定が入っていない事を確認した時、「あ、お父さんと話した最後の日から1カ月かぁ〜」
思い出してしまった瞬間、涙がとめられなくなって、体に力が入らない。
「お父さんは もう居ないんだ・・・」
当然の事実が、今頃、体を駆け巡ってずーーんと沈んでいくような悲しみの沼。
ちゃんと気持ちの整理はできていたハズなのに。ちゃんとお別れをしたハズなのに、コントロールが利かない。なんだか全然動けない。
自分の事なのに抑えきれない感情が少し怖くなって、保健師でヨガの先生でもある友人に助けを求めた。

すごく悲しくなってしまって、涙が全然止らない事。今頃やってきたこの悲しみ、どうしたらいいの・・・そんな事を文字で送ってみた。
すると、しばらくして、彼女から優しいメッセージが帰ってきた。

〜〜 感情にふたをせず、切り替える言葉を用意する 〜〜

たくさんの優しい言葉の中でも印象的だったのが、
・時間がたっても、悲しみがまた出てくるのは当然の事
・どんな感情にもふたをせずに ちゃんと存在を受け入れていい事
・悲しみに浸ると抜け出せなくなるのでは?という不安もあるかと思うので、
「切り替えるスイッチ言葉」を用意しておくといい事

悲しみも受け入れる。。。涙を流すことも大切。。。頭では分かっていたつもりだが「悲しみの沼」にどっぷりと漬かってしまって、立ち上がれなくなってしまいそうな恐怖感が、まさに今の私なんだと気がついた。
だからこそ「悲しみに浸らないように」毎日のように、予定をびっしり埋めて、悲しみを避けてきたんだと。
そして、抜け出すための「言葉」とセットで用意しておけば、悲しみに浸ってもいいんだって事も分かってきた。



〜〜 SNSの温かさ 〜〜

その時の感情のまま、ちょっとSNSでつぶやいてみたら、想像以上に「ま〜ち〜、泣きたい時は泣いたらいいよ〜」「自分の親がなくなった時いっぱい泣いたし、今でも泣くよ〜」「無理して笑わなくても大丈夫」と、久々の友人や先輩たちからも励ましのメッセージの嵐。なにこれ(笑)!! 違う意味で余計に泣いてしまう。。。
そっか、それならまずは、悲しみに浸ってみよう。
大丈夫、ちゃんと抜け出せるはずだから!!

そう思いつつ、切り替えスイッチと共に、久々の1人時間でお買い物。せっかく晴れてるから、アウトレットにでも行ってみよう!また何回泣いてもいいように、ウォータープルーフのマスカラをして!! 久しぶりに大空の下に出かけていった。

〜〜 私が不機嫌になっていた理由 〜〜

毎週のように実家に帰る事が「おっくう」に感じていた理由は、きっと
「父が居ない現実」を、何度も見たくなかったからだと思う。

悲しみの感情にまた浸ってしまう自分が怖かった事。
最愛の夫を亡くした母親の方が、私なんかより辛いはずだから、私が弱音を吐いていられないという変な身構えがあった事。
本当はお母さんに、何かしてあげたいのに、でも何もできなくて・・・できない自分にもいらだっていた事。
抑え込んでしまってモヤモヤした感情が、今度はイライラになったり、落ち込んだり、も〜、とにかく感情がせわしくってコントロールが利かなくなる。
内面はこんなにもゴチャゴチャなのに、人には見せたくないから、なんとか笑顔で踏ん張ってしまう。。。実家から、自宅に帰ったら、子どもたちとも話したくなくなってしまって、会話もせずドロのように眠りについていた。これが、初めて「親の死」を経験した、私の個人的な体験である。

〜〜 グリーフケア 〜〜

グリーフケアという言葉に出会ったのは、この時である。
死別など、大切な人を失って深い悲しみを抱える人に寄り添い、支えて立ち直ることができるようにサポートする療法のようだ。。
(専門家ではないので詳細を語る事ができないが)大切な人との死別からの立ち直りは思っていた以上に、心と身体に大きな負担がかかる。
そんな時には、病院やカウンセラーなど、専門家の頼ってみるのも1つの選択肢だと思う。今おもいかえせば、保健師の友人に助けを求め、教えてもらった事が、まさに私にとってはグリーフケアだった。

今は大丈夫でも、また突然、悲しみがやってくるかもしれない。
だって、父と過ごした40年はやっぱりそんな軽いものではなかったから。
悲しみに浸った後に「気持ちを切り替える言葉」
ちなみに私の場合は『お父さん、落ち着いたら、ちゃんとネタにするからね!』である。「父との死別」という悲しみまでも、ちゃっかりこのコラムに掲載させて頂く事が気持ちの整理につながっているのである。。。本当にありがたい。

今日も沖縄らしく澄み渡ったブルーの空!
この公開ラブレターが、天国の父親に届く事を信じながら。






金城真知子さんのコラム[カテゴリー:子育て 大人女子を応援]
 

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フリーパーソナリティー
沖縄県南城市出身。琉球大学卒業。
ラジオパーソナリティー・ウェディング司会者・スマイルトレーナー®
FM沖縄『ちゅら玉・浪漫紀行』ではライター兼ナレーターを担当。
沖縄の自然や習慣・格言などを題材にウチナーグチを交えて紹介。
本コラムでは、沖縄で暮らす3児のワーキングママとして、家族の日常を綴っていく。

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