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2020年7月23日更新
低糖質で最強! ブランパン|健康チャレンジ!(4)
医師の安谷屋徳章さんが、糖質コントロールによる健康法を紹介します。
執筆:安谷屋徳章さん
みなさんは、スーパーやコンビニで売られている「ブランパン」をご存じでしょうか。
「ブラン(bran)」はお米で言うところの糠(ぬか)のことで、小麦の糠を英語で「ブラン」というのだそうです。
「米」偏に健康の「康」と書くくらいですから栄養満点で食物繊維も豊富なのですが、今回お伝えしたいのは、「ブランパン」が低糖質であるという点です。
通常のパン、例えば6枚切りの食パンを1枚食べると糖尿病の人は血糖値が約100上昇しますが、ブランパンの場合は上昇の度合いが低くなります。これは糖尿病の人にとっては、とても大きな差です。
考え方としては、血糖値を100上げてしまうと、その分だけ薬が多く必要になりますが、その値が低いと薬が少なくてもいい、ということになります。ただし、薬についてはかかりつけ医にご相談ください。また、一口にブランパンといっても、糖質の量は商品によっても変わりますので、注意が必要です。
他にも、お茶わん1杯のごはん(白米)で血糖値は約150上昇するので、これを島豆腐やゆし豆腐にかえると血糖値の上昇が緩やかになります。
そうめんやそばを糸こんにゃくやしらたきにかえるのも同様です。
あだにや・のりあき。糖尿病や生活習慣病の改善を専門とするゆいゆい内科クリニック院長。自身も糖質コントロールで20キロ痩せた。著書に「沖縄の医師が教える糖質コントロール健康法」など
「健康チャレンジ」のバックナンバーはこちらから。
「ブラン(bran)」はお米で言うところの糠(ぬか)のことで、小麦の糠を英語で「ブラン」というのだそうです。
「米」偏に健康の「康」と書くくらいですから栄養満点で食物繊維も豊富なのですが、今回お伝えしたいのは、「ブランパン」が低糖質であるという点です。
通常のパン、例えば6枚切りの食パンを1枚食べると糖尿病の人は血糖値が約100上昇しますが、ブランパンの場合は上昇の度合いが低くなります。これは糖尿病の人にとっては、とても大きな差です。
考え方としては、血糖値を100上げてしまうと、その分だけ薬が多く必要になりますが、その値が低いと薬が少なくてもいい、ということになります。ただし、薬についてはかかりつけ医にご相談ください。また、一口にブランパンといっても、糖質の量は商品によっても変わりますので、注意が必要です。
他にも、お茶わん1杯のごはん(白米)で血糖値は約150上昇するので、これを島豆腐やゆし豆腐にかえると血糖値の上昇が緩やかになります。
そうめんやそばを糸こんにゃくやしらたきにかえるのも同様です。
あだにや・のりあき。糖尿病や生活習慣病の改善を専門とするゆいゆい内科クリニック院長。自身も糖質コントロールで20キロ痩せた。著書に「沖縄の医師が教える糖質コントロール健康法」など
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毎週木曜日発行・週刊ほ〜むぷらざ
「第1720号 2020年7月23日紙面から掲載」