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2019年10月17日更新

[続・働き方ラボ]男性の育休 その先にあるのは

文・比嘉華奈江[6]
皆様は男性の育児休業取得をどう思うだろうか? 国としても議論がスタートし始めた議題の一つだ。私は10年前、実家がある大分県で長女を出産したのだが、夫は勤めていた会社の社長から「1週間大分に行ってきなさい」と言っていただいた。育休という言葉は使わなかったものの、今思えば育休である。

子育ての経験が学び、幸せに

皆様は男性の育児休業取得をどう思うだろうか? 国としても議論がスタートし始めた議題の一つだ。私は10年前、実家がある大分県で長女を出産したのだが、夫は勤めていた会社の社長から「1週間大分に行ってきなさい」と言っていただいた。育休という言葉は使わなかったものの、今思えば育休である。

私は産後、授乳がうまく進まないという悩みを抱えていて、ほぼ毎晩、夜中に一人で新生児である長女を抱えながら、泣いていた。冷静に考えれば自分が悪いわけでもないのに、どうしたって自分を責めてしまうし、母親なんだから弱音を吐いてはいけないと思ってしまっていた。


ぜひ男性も育休を!

そんな時に、やっぱり頼れるのは夫だった。「つらい」と言えたこと、時々はミルクで授乳を交代してもらってプチ授乳放棄したこと、そのようなことができるのと、できないのとでは、全く気持ちが違うことを実感した。それが夫婦の絆の一つになるだろうし、何より日々目まぐるしく表情が変わる新生児をそばで見ていられることは、父親としてもわが子への愛情が、より深まるのではないだろうか。あんなに顔が緩んでほころぶ表情はなかなか引き出せない。そんな表情を見ていると私も心が落ち着いた。

個人的には、育休取得の機会があるのであれば、その全男性におすすめしたい。百聞は一見にしかず、その環境に身を置いてみて初めて分かることがあると思うからだ。

育休では大きく二つの視点が体感できると思っている。一つは先にも書いた通り、父親、夫としての新たな役割の体感と経験。そしてもう一つは、育児によって職場を離れてみるという経験からくる体感だ。

決してプラスの感情だけでなく、不安という感情も湧くだろう、例えば、いない間の仕事の心配だったり、周りと何となく離れたような気がする焦りだったり。夫が実際に言っていたことは「休んでいいよと言われたら、自分がいなくても良いんじゃないかと思って複雑な気分」という言葉だった。これは育休中の多くの女性が感じている気持ちだったりするのだ。しかも半年〜1年ほど育休を取ると、なかなか社会復帰に勇気が要る。



 
子育てと部下育成

これからの時代は、いろいろな感情を経験している人がより長けたマネジメント力を発揮できると思う。何よりも部下育成は、根気が要り自分の思い通りにいかない「育児」と、とても似ている。わが子の教育ほど難しいことはないと私自身感じているが、だからこそ学びがたくさんあると夫婦でよく話す。
 
育休はもちろんおすすめだが、もっと重要なことは、毎日育児に関わり、毎日家族と会話し、毎日家族で支え合う。そんな人生の時間を重ねていくことなのではないだろうか。

最近、60~70代の女性の方々から言われるのが、「仕事と育児で髪を振り乱しながらも忙しかった時期が、今振り返ってみたら、一番輝いていたわ! 本当に幸せな時期だった!」という言葉。それはきっと過去の自分への後悔無き称賛なのだと、勇気をもらう。働き方改革は、学びと幸せを手に入れるためのものなのではないだろうか。



ひが・かなえ
(株)Life is Love代表。日本教育推進財団認定コミュニケーション・トレーナー。2児の母。客室乗務員を14年務め2012年起業。経営戦略や働き方改革・チームビルディングなどの組織活性から人事評価制度や賃金制度構築までコンサルティング。

http://www.lifeis-love.com/

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『週刊ほ〜むぷらざ』続・働き方ラボ[6]
第1681号 2019年10月17日掲載

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