毎日レシピ
2019年7月18日更新
炭水化物&ビタミンB1で“ごちそうめん”|「だいこんの花」コラボ企画・おとなの食育[4]
文・写真/堀基子(野菜ソムリエプロ)
夏バテを解消しよう!
夏バテ解消に大切なのは、食欲がなくても食べやすいメニューで、エネルギーとなる炭水化物をしっかりとること。さらに、炭水化物に含まれる糖質をエネルギーに変換する際に必要なビタミンB1、健康維持に欠かせないタンパク質、強烈な夏の紫外線で大量発生する活性酸素を退治してくれる抗酸化物質、汗で失われるナトリウムなどのミネラルも、食事で補いたいですね。そんなとき役立つのが、夏の定番、そうめんです。ノドごしのよい冷たいそうめんに、さまざまな具をプラスすることで、栄養バランスのとれた一食が手軽に実現できます。
ビタミンB1は、豚肉や大豆製品などに豊富で、ネギやニンニクと一緒に食べると吸収率が高まります。タンパク質は、肉、魚、卵、大豆製品、乳製品などから選びましょう。抗酸化物質は、緑黄色野菜に含まれるベータカロテンやリコピン、大根の辛み成分イソチオシアネート、梅干しのリグナンなどが有名です。
今回ご紹介するレシピでは、ビタミンB1はウナギと舞茸(まいたけ)に、タンパク質はウナギと卵に、抗酸化物質はオクラ、青じそ、カイワレ菜、梅干しなどに、ナトリウムは塩分としてめんつゆに含まれています。
水溶性食物繊維で快腸
特にオクラは、抗酸化力にすぐれたベータカロテンが多く、食物繊維も豊富です。刻んだオクラをだし汁に浸しておくと、驚くほど粘りが出てきますが、これは水溶性食物繊維の一種ペクチンなどによるものといわれ、腸内環境を整えて、免疫力を高める効果も期待されます。
ちなみに、ウナギと梅干しの食べ合わせがNGという説に科学的根拠はありませんので、ご心配なく! むしろ梅干しの酸味が唾液や胃酸の分泌を促し、消化に役立つといわれています。
また、写真は一人前で盛り付けましたが、そうめんと具を別の大皿に並べ、麺つゆは人数分を用意し、自由に取り分けてもOKです。夏のお客さまへのおもてなしにもおすすめします。
そうめんの炭水化物×ウナギ・舞茸のビタミンB1
左手前はうなぎと薬味たっぷり、右奥はとろとろオクラそうめん
『うなぎと薬味たっぷりそうめん』
●材料(1人分)
そうめん(75g)、ウナギかば焼き2切れ、梅干し1/2個分、大根おろし大さじ1、青じそ1枚、ミョウガ薄切り1/2個分、カイワレ菜少々、市販めんつゆ100ml
●作り方
①そうめんはゆでて冷やしておく。
②器に①を盛り、具をのせ、冷たいめんつゆを注ぎ、梅肉を溶かしていただく。
『とろとろオクラそうめん』
●材料(1人分)
そうめん(75g)、オクラ5本、舞茸1/2パック、卵1個、市販めんつゆ100ml
●作り方
①オクラ4本は小口切りにし、めんつゆに10分ほど浸しておく。
②舞茸はほぐし、①とともに鍋に入れて火にかけ、沸騰したら溶き卵を流して火を止め、粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やす。
③器にゆでて冷やしたそうめんを盛り、②を注ぎ、縦半分に切った生のオクラ1本をのせる。
ほり・もとこ
野菜ソムリエプロ、受験フードマイスター、アスリートフードマイスター3級、ベジフルビューティセルフアドバイザー、アンチエイジングプランナーほか。第6回・第8回野菜ソムリエアワードにて銀賞受賞。沖縄野菜プロジェクト協同組合理事。
◆2019年7月27日(土)コラボ企画開催
上の記事で紹介した内容が実際に学べる「おとなの食育講座『夏バテに負けない! ごちそう麺料理』」を2019年7月27日(土)、那覇市安謝の「だいこんの花安謝店」で開催します。流しそうめん&果物スイーツ作りも楽しめるミニ料理教室付き講座です。
・日時/7月27日(土)10時~
・場所/だいこんの花 安謝店
・参加費/3000円。ランチブッフェ付き
・申し込み締め切り/7月26日(金)17時
・申し込み問い合わせは「だいこんの花 安謝店」098-861-8889。またはこちらから!
夏バテ解消に大切なのは、食欲がなくても食べやすいメニューで、エネルギーとなる炭水化物をしっかりとること。さらに、炭水化物に含まれる糖質をエネルギーに変換する際に必要なビタミンB1、健康維持に欠かせないタンパク質、強烈な夏の紫外線で大量発生する活性酸素を退治してくれる抗酸化物質、汗で失われるナトリウムなどのミネラルも、食事で補いたいですね。そんなとき役立つのが、夏の定番、そうめんです。ノドごしのよい冷たいそうめんに、さまざまな具をプラスすることで、栄養バランスのとれた一食が手軽に実現できます。
ビタミンB1は、豚肉や大豆製品などに豊富で、ネギやニンニクと一緒に食べると吸収率が高まります。タンパク質は、肉、魚、卵、大豆製品、乳製品などから選びましょう。抗酸化物質は、緑黄色野菜に含まれるベータカロテンやリコピン、大根の辛み成分イソチオシアネート、梅干しのリグナンなどが有名です。
今回ご紹介するレシピでは、ビタミンB1はウナギと舞茸(まいたけ)に、タンパク質はウナギと卵に、抗酸化物質はオクラ、青じそ、カイワレ菜、梅干しなどに、ナトリウムは塩分としてめんつゆに含まれています。
水溶性食物繊維で快腸
特にオクラは、抗酸化力にすぐれたベータカロテンが多く、食物繊維も豊富です。刻んだオクラをだし汁に浸しておくと、驚くほど粘りが出てきますが、これは水溶性食物繊維の一種ペクチンなどによるものといわれ、腸内環境を整えて、免疫力を高める効果も期待されます。
ちなみに、ウナギと梅干しの食べ合わせがNGという説に科学的根拠はありませんので、ご心配なく! むしろ梅干しの酸味が唾液や胃酸の分泌を促し、消化に役立つといわれています。
また、写真は一人前で盛り付けましたが、そうめんと具を別の大皿に並べ、麺つゆは人数分を用意し、自由に取り分けてもOKです。夏のお客さまへのおもてなしにもおすすめします。
そうめんの炭水化物×ウナギ・舞茸のビタミンB1
左手前はうなぎと薬味たっぷり、右奥はとろとろオクラそうめん
『うなぎと薬味たっぷりそうめん』
●材料(1人分)
そうめん(75g)、ウナギかば焼き2切れ、梅干し1/2個分、大根おろし大さじ1、青じそ1枚、ミョウガ薄切り1/2個分、カイワレ菜少々、市販めんつゆ100ml
●作り方
①そうめんはゆでて冷やしておく。
②器に①を盛り、具をのせ、冷たいめんつゆを注ぎ、梅肉を溶かしていただく。
『とろとろオクラそうめん』
●材料(1人分)
そうめん(75g)、オクラ5本、舞茸1/2パック、卵1個、市販めんつゆ100ml
●作り方
①オクラ4本は小口切りにし、めんつゆに10分ほど浸しておく。
②舞茸はほぐし、①とともに鍋に入れて火にかけ、沸騰したら溶き卵を流して火を止め、粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やす。
③器にゆでて冷やしたそうめんを盛り、②を注ぎ、縦半分に切った生のオクラ1本をのせる。
ほり・もとこ
野菜ソムリエプロ、受験フードマイスター、アスリートフードマイスター3級、ベジフルビューティセルフアドバイザー、アンチエイジングプランナーほか。第6回・第8回野菜ソムリエアワードにて銀賞受賞。沖縄野菜プロジェクト協同組合理事。
◆2019年7月27日(土)コラボ企画開催
上の記事で紹介した内容が実際に学べる「おとなの食育講座『夏バテに負けない! ごちそう麺料理』」を2019年7月27日(土)、那覇市安謝の「だいこんの花安謝店」で開催します。流しそうめん&果物スイーツ作りも楽しめるミニ料理教室付き講座です。
・日時/7月27日(土)10時~
・場所/だいこんの花 安謝店
・参加費/3000円。ランチブッフェ付き
・申し込み締め切り/7月26日(金)17時
・申し込み問い合わせは「だいこんの花 安謝店」098-861-8889。またはこちらから!
『週刊ほ〜むぷらざ』おとなの食育
第1668号 2019年7月18日掲載