［ペットと暮らす］ハリネズミやオオトカゲ、ヘビ、金魚、琉球メダカ…みんな、かわいいんです♡

ペットとわたしの暮らし方「いつもいっしょ。vol.83」
1972年に県内初の社会福祉法人として設立された「沖縄偕生会」の福祉用具貸与・販売事業所で、福祉用具選定士として活躍する砂辺昭裕さん（31）。自宅では、いろいろなペットとの暮らしを楽しんでいる。

自宅でハリネズミ、オオトカゲ、ヘビ、金魚、琉球メダカとたくさんのペットを飼う砂辺昭裕さん（左）。トカゲとネズミを一緒に抱くことはできないので、首里偕生園の渡口政也総務課長（右）が撮影に協力してくれた＝那覇市の事業所

福祉用具選定士
砂辺昭裕さんとサバちゃんたち

個性いろいろ楽しく

子どものころから犬のダックスフントを飼っていた砂辺さん。その愛犬が17歳で亡くなったとき、悲しみがあまりに大きく、その後は「他のペットを飼う気になれなかった」と振り返る。

しかし、元来の動物好き。「子どもたちが喜ぶから」と、クワガタや小鳥を繁殖させては、会社が運営する保育園にあげていた。それを見た砂辺さんの上司からプレゼントされたのがオオトカゲのサバちゃん。爬虫類は初めてだったが、飼育法を勉強しながら育てるうち、「僕に懐くようになり、遠くからも僕のことを目で追ったり、表情もあり、かわいいんですよ」と、その魅力にはまった。

どんな動物も上手に飼育する砂辺さんに、上司は、ハリネズミや金魚もプレゼント。金魚は日本オランダという種類で、「出勤したら金魚の入ったバケツが僕の席に置かれていたんです」と笑う。2年前、金魚の美しさを競う日本一大会では、当歳魚の部で準優勝した。

総務課長からは、コーンスネークのトマトを譲り受け、多種多様なペットと暮らすようになった。「どれも飼いやすく、触れ合っていると癒やされます。飼育環境の衛生管理や餌やりなどは少し大変だけど、自分の生活も規則正しくなりました。今日は、久しぶりに大きく育ったサバちゃんたちを見て、上司も喜んでくれました」。笑顔に優しい人柄がにじむ。

得意ワザ＆ポーZoo

上司から贈られた金魚（日本オランダ）

その皮膚の色からトマトと名付けたコーンスネーク。砂辺さんは手にしながら、「前日に脱皮したばかりで、皮膚につやがある」と説明してくれた。

DATA
サバちゃん（サバンナモニター・オオトカゲ）
ハリー（ハリネズミ）
トマト（コーンスネーク・ヘビ）
日本オランダ（金魚）
☆性別
サバちゃん（性別不明）
ハリー（オス）
トマト（オス）
日本オランダ（5匹）
琉球メダカ（数不明）
☆年齢
サバちゃん（2～3歳）
ハリー（2歳）
トマト（5歳）
日本オランダ（不明）
☆体重
サバちゃん（体長約50cm）
ハリー（体重不詳）
トマト（体長140cm）
日本オランダ（体重不詳）
☆好きな食べ物
サバちゃんは、冷凍のヒナウズラ。ハリーは普段、専用フードを食べているが、いも虫が大きくなったような、ミルアームという餌を与えるとテンションが上がる。トマトは、冷凍のネズミ。
☆好きなこと
サバちゃんは温かい場所と脱走。ハリーは薄暗い場所と回し車。トマトは水。
☆困ったクセ
サバちゃんは、力が強いので暴れると困ることもある。ハリーは、回し車で走りながらフンをしてしまうので掃除が大変。トマトは水の中でトイレもしてくれるし、とてもおりこう。