[彩職賢美]ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービュー 婚礼販売支配人 仲本美奈子さん|伝統と新しさで 幸せの門出演出|fun okinawa~ほーむぷらざ~

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2015年2月5日更新

[彩職賢美]ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービュー 婚礼販売支配人 仲本美奈子さん|伝統と新しさで 幸せの門出演出

2015年6月に開業40周年を迎えるANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューの婚礼販売支配人・仲本美奈子さん(45)。「40年の伝統を継承しながら、時代と共に変化するお客さまの要望に応える新しくてオリジナリティーのあるウエディングを提案したい」。これまで紡いで来た縁を大切にし、カップルの新たな門出を優しいまなざしで見つめている。

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縁大切に40年の歴史を次代へ

挙式、披露宴をプロデュース
ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービュー
婚礼販売支配人

仲本 美奈子さん


「私たちの仕事はお客さまをサポートすること。いろんなスタイルがあり、イメージやこだわりもさまざま。それに応えるために一般常識はもちろんウエディングの専門知識も必要」。結納、挙式、披露宴のプランナー9人をまとめるのが仲本さんの仕事だ。
ウエディング部門は「3年間は勉強、4年目から仕事ができる」というほど、カップルはもちろん、その周囲の人々への配慮が必要になる繊細かつハードな業務。支配人として見えてきたのは女性の視点の大切さ。「婚礼の“主役”である花嫁さんの気持ちを尊重したり、細やかな配慮ができるのは女性だからこそ」と仲本さん。
「個人のキャラクターが重要になるので、スタッフがいい仕事をしてもらえるようにすることが私の仕事。期待を持って来るお客さまの思いに応えるため、プレッシャーも感じているのでは」と、スタッフへの目配り、気配りを絶やさない。
入社して25年の経験を踏まえ、「私も壁にぶつかってきたから今がある。そんな時にも周りの人に勉強させてもらい、お客さまに育ててもらった。そして他社の女性社員からアドバイスを受けたり、相談もした。すべてに縁があったからこそ」という。9人の部下を見つめる時、「私には子どもがいないので、スタッフは子どものようなもの。見返りを求めない無償の愛が分かるような気がする。距離感を保ちながらも一人ひとりをちゃんと見て、お互いの信頼関係が必要だと感じる」。ハードな業務だからこそ団結力が求められるようだ。



いつも笑顔を絶やさない仲本さん(写真左)。上司や同僚と話しをするときも常に明るい表情で、仕事をする楽しさを全身で表現しているようだ


東京で2年間、観光関係の専門学校で学んだ仲本さん。「一度は沖縄を外から見てみたかった。東京にいると沖縄の良さを改めて実感できた」と、帰郷後、観光業の最前線のホテルに就職した。沖縄のことを知るために観光地や文化などを学び、5年前、現職に就任してから沖縄ならではのウエディングスタイルづくりに取り組んできた。その一つが琉装で挙式をする「琉球結婚式」の提案。その集大成ともなる「りゅう婚in国際通り&てんぶす那覇」も8日に開催される。応募者の中から決定した1組のカップルが琉装し、那覇市の国際通りを練り歩き、ぶんかテンブス館前で公開挙式を執り行う。
「沖縄ハーバービューも今年は40周年という節目の年。この年に、当社だからできる婚礼のイベントとして企画した。多くの人に沖縄の文化を知ってもらい、県外の方に沖縄をPRしたい」と意欲を見せる。
今後の目標は、「これまで培ってきたこのブランドを継承しながら、次世代につなげていくのが私の責任。歴史を踏まえた上で、ウエディングではイメージを一新するようなものを提案したい。そして、期待以上のものになるようスタッフと一緒に取り組んでいきたい」。沖縄を愛し、仕事に全力で取り組む姿は、新たな門出に立つカップルたちにパワーを送っているようだ。


 

みなこさんのハッピーの種

Q.自分の結婚式の思い出は?
2004年に、会社の同僚と結婚しました。式は身内だけで、振り袖を着けたシンプルなもの。日ごろ、お客さまのウエディングをプロデュースしているので、あまり自分の結婚式にはこだわりがなくて(笑)。それを見たスタッフがパーティーを開いてくれて、ウエディングドレスも着せてもらい、とてもうれしかったですね。だからこそ花嫁の気持ちが分かるようになりました。

Q.趣味は?
絵画や美術品を見ることです。旅行も好きなので、県内外、国外の美術館を見に行くこともあります。残念ながら最近は行っていませんが。本物を見ないと感動は伝わらないし、迫力は本物ならでは。ルーヴル美術館は一番印象深いですね。


ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービュー
沖縄県那覇市泉崎2-46
098-853-2111(代表)
※「りゅう婚in国際通り&てんぶす那覇」は2月8日(日)14時~。国際通りのむつみ橋交差点をスタート。



PROFILE
仲本美奈子(なかもと・みなこ)1969年那覇市生まれ。高校卒業後、東京観光専門学校へ進学。卒業後に帰郷し、沖縄ハーバービューホテル(当時)に就職。フロント担当を皮切りに、秘書、ウエディング、宴会予約、マーケティング&セールス部門などを担当。2009年に婚礼販売業務全般を担当する婚礼販売支配人に就任し、現在に至る。



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撮影/比嘉秀明・編集/高江洲千里
『週刊ほーむぷらざ』彩職賢美<1155>
第1438号 2015年2月5日掲載

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この記事のキュレーター

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ちぃちゃん

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元企画・編集プランナー
身の回りの「はてな?」や「なるほど!」を追い求めながら、好奇心のアンテナを張り巡らせて日々、取材中。何でもやるからには「徹底的」に。そのための息抜きも大切に。メリハリのある暮らしと、メリハリのある仕事のこなし方ができるよう心がけています。

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