[彩職賢美](株)ABCメディカルサポート 代表取締役 住川美恵さん|美容医療支え 美しさに輝きを|fun okinawa~ほーむぷらざ~

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2015年3月12日更新

[彩職賢美](株)ABCメディカルサポート 代表取締役 住川美恵さん|美容医療支え 美しさに輝きを

医療コンサルタントとして働く(株)ABCメディカルサポート代表取締役の住川美恵さん(33)。2011年の東日本大震災を機に、「自然豊かな沖縄で子育てをしたい」と家族で移り住んだ。「美容医療分野のコンサルティングを通し、沖縄で問題となっている肥満対策に取り組んだり、女性が働く場を提供し、女性たちをサポートしたい」と、大きな思いを胸に活動している。

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今週の彩職賢美は、(株)ABCメディカルサポート 代表取締役の住川美恵さん
 

女性の働く場 提供したい

医療コンサルタントとして活動
(株)ABCメディカルサポート代表取締役

住川 美恵さん


きゃしゃな体のどこからこんなパワーが出ているのか、と思わせるほど分刻みのスケジュールをこなす住川さん。「子どもが5歳で幼稚園や塾の送迎などのために、勤務時間は午後3時まで。その間は集中的に仕事をしないと」と笑顔で答える。医療コンサルタントの仕事は病院の場所探し、開院に向けた諸手続き、備品調達、会計業務など幅広い。それをしながらの子育て。「子どもと一緒の時間は限られているので、二人の会話を大切にし、家にいる間は『お母さん』でいたい。だから仕事中は社長として全力を尽くす」と、ハードな仕事にも弱音を吐かない。
東京で医療コンサルタントをしていた住川さんが沖縄に来たのは4年前。地上37階の自宅マンションで東日本大震災に遭遇し、1歳の子どもを抱え非常階段を下りたという。「停電し、暗くて寒く、オムツやミルクもない。この先どうなるかの不安が先立つ中、以前からダイビングで訪れていた沖縄に行こうと思った」。軌道に乗っている仕事を手放し、家族で移住することに若干の迷いもあったが、「子どもを安全で自然豊かな場所で育てたい」と、震災後、2カ月足らずで移住した。



スタッフと打ち合わせする住川さん(左)。職員の個性に応じて指摘の仕方などを変えながら話をしているという=那覇市おもろまち


来沖したもう一つの理由は、偶然にも沖縄で開院したいというドクターの存在だ。「医療コンサルタントは人脈が大事。縁あって沖縄に来たのだから頑張ってみよう」と考え、那覇市おもろまちに病院を開院。事務所を併設し、エステ店も経営し始めた。「業務は細かいし、医療関係者との調整にも手間がかかる。相手のやりたいことを理解し、ビジョンと合致するような提案をしている」という。
打ち合わせの繰り返しだが「苦労を感じたことはない。試練があったとしても、一つ一つの積み重ねが自分にとって勉強だと思うから」。知らない地での起業にも全力でぶつかった。やりがいを感じるのは「病院がきちんと利益を出し、さらに患者が満足して、全てが円滑に回った時」と話す。
コンサルティングを行った病院も順調に業績を伸ばす中、住川さんは次のステップを踏み出そうとしている。ダイエットやエステ事業、医療と観光を結び付けた医療ツーリズムと宿泊施設との連動などだ。「沖縄は肥満県と言われているので、女性のダイエットを中心としたエステの店舗展開を考えている」と住川さん。「沖縄には働く女性が多いので、働く場を提供し、サポートしていきたい」と思いを強くする。
今、力を入れているのは人材育成。「頼りにできるスタッフができたが、もっと人材育成に力を入れ、仕事をどんどん任せていきたい」と話す。心がけているのは「甘えさせるが甘やかさない」こと。「子育ても人材育成も一緒。本人が気付かずに間違ったことをやっている場合、気付かせることが大切。悪いことは悪いのだときちんとしかる」という。多岐にわたる業務を冷静な目で判断し、スタッフへ的確に指示する姿は33歳とは思えない「貫禄」さえ感じられる。

 

住川さんのハッピーの種

Q.お子さんとのコミュニケーション方法は?
息子は今、5歳。早いうちから学習する習慣を身に付けさせようと、どんなに忙しくても毎日、2人で勉強する時間を設けています。机に向かうことはもちろん、一緒にお風呂に入って掛け算九九を覚えたり。そこでいろいろ話しをしてコミュニケーションを取っています。時々、「疲れた」と口にしてしまうんですが、すると息子が「お母さん、大丈夫? よく頑張ってるね」って言うんです。そんな優しい言葉を言われるとつい涙が出ちゃいます。

Q.美を保つ秘けつは?
1~2週間に1回、経営しているエステで施術してもらっています。新しい技術は、お客さまに提供する前に私自身が試さないと。そして、スタッフの中にいるダイエットマスターに、アドバイスを受けながら体重のコントロールなどをしているんです。食べ物もなるべく自然な物を取るように心がけています。沖縄では島野菜をはじめ、体に良い食材に出合うことができました。



PROFILE
住川美恵(すみかわ・よしえ)1981年、山形県生まれ。東京の大学で経営学を学び、医療コンサルティング会社に勤務。3年後に独立し、東京で医療コンサルタントとして病院の開業をサポートする。2011年5月に沖縄に移住し、那覇市おもろまちに医療コンサルティング会社「(株)ABCメディカルサポート」を設立。現職となる。一児の母。



今までの彩職賢美 一覧

マイライフ|fun okinawa


撮影/比嘉秀明・編集/高江洲千里
『週刊ほーむぷらざ』彩職賢美<1160>
第1443号 2015年3月12日掲載

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この記事のキュレーター

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ちぃちゃん

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元企画・編集プランナー
身の回りの「はてな?」や「なるほど!」を追い求めながら、好奇心のアンテナを張り巡らせて日々、取材中。何でもやるからには「徹底的」に。そのための息抜きも大切に。メリハリのある暮らしと、メリハリのある仕事のこなし方ができるよう心がけています。

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