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2015年10月22日更新

[彩職賢美]バルーンクリエイターの新垣麗さん|バルーン駆使し老若男女を魅了

バルーンクリエイターの新垣麗さん(34)は、企業のフロントや祭り会場といった空間のバルーン装飾をはじめ、多彩なイベントや教室でバルーンパフォーマンスを披露している。バルーンを通じ、子どもたちを中心に多くの人を魅了。「バルーンの可能性を追求したい」と日々、奮闘している。


 

自ら楽しみ風船の可能性追求

多彩な色や形で空間を華やかに
バルーンクリエイター

新垣 麗さん

「周りを楽しませるのはもちろん、一番は自分が楽しむこと」と話すのは、バルーンクリエイターの新垣麗さん。海や花園などをテーマに、空間全体をダイナミックに演出する装飾が持ち味だ。「バルーンは色が豊富で、組み合わせ次第でさまざまな形も作れる。一瞬で空間を明るい雰囲気に変え、見ているだけでも心躍るのが魅力」と笑顔。教室やイベントをバルーンで彩るだけでなく、パフォーマンスで顧客を魅了している。

多彩なコンテストにも出場。2006年には東京で開かれたJBAN(ジャパン・バルーンアーティストネットワークコンベンション)のコスチューム部門で優勝。2012年、沖縄市の国際カーニバルでは多様な性をアピールする団体のパレードコスチュームを担当し、パレード部門で優勝。2014年の琉球ファッションデザイン選手権では、バルーンドレスが沖縄県知事賞を受賞した。

一方で「どうすれば観客をもっと楽しませられるのか、試行錯誤し続けている」とも。そんな時、国内外で司会業やパフォーマンスショーを行う比嘉周作さんの独自の歩みに引かれ、活動に参加。「衣装をはじめパフォーマンスの際、決めポーズを取り入れるなど見せる演出のアドバイスを受け、意識するようになりました」と話す。

現在は、比嘉さんとのユニット「シュウレイ」として毎月、那覇市のジュンク堂で活動。ことしの8月には、タンザニアで開かれた「日本文化祭り」へ出場し、パフォーマンスを披露。「言葉は通じなくても、自分の芸で喜んでもらえたことが自信になった」とニッコリ。



9月に那覇市にあるジュンク堂で開かれたイベントのワンシーン。家族連れを中心に多くの観客の前でバルーンパフォーマンスを披露した新垣さん


風船との出合いは、26歳のころにバルーン教室に足を運んだこと。「英会話講師として県外で働いていた時、近くにバルーンショップがあり、興味本位で体験教室に参加しました」と振り返る。働きながらバルーンドレス作りや装飾の仕方など風船の技術を学んだ。

2007年にはこれまでの実績やデザイン、テーマに合った空間装飾技術の審査を受け、世界公認バルーンアーティスト資格を取得。それを機に学生時から海外で働いてみたいという憧れがあった新垣さんは、英会話教室を退職し渡米。ディズニーワールドのキャストとして働きながら米国内でのバルーンセミナーやコンテストにも参加し、技術を磨いた。

その後も世界一周クルーズ「にっぽん丸」の職員として働き、船内イベントでは風船を装飾するなど、自らの世界観を表現。「いいね」といった声をかけられたことが自信に。帰郷後は、沖縄こどもの国でのパフォーマンス披露や各種イベントに「バルーンれい」として出演。仲間と共に「REInbow-Balloon Creators‐」として装飾に力を入れ始めたのは2年前だ。

「衣装やモニュメントなど、風船で『こんなものも作れるの!』と思ってもらえるとうれしい。今後も風船の可能性を追求していきたい」と目を輝かせる新垣さん。夢はどんどん膨らみ続けている。



沖縄県知事賞を受賞したバルーンドレス=提供/本人

 

新垣さんのハッピーの種

Q.趣味は?

友人が指導しているのですが、公園の遊具などを使って肉体を鍛え上げる、自重トレーニングの「ストリート・ワークアウト」にはまっています。
ビーチで太陽の光を浴びながら、自分の体と向き合うのはとても心地がよく、心身のリフレッシュになっています。バルーンを継続的に行うには体力が必須なので、忙しい時でも週に1回は参加するようにしています。
 

Q.バルーン製作のアイデアはどこから?

例えば、散歩の際に目に付いた草花や木々、歩いている人の服装の色・形はよく参考にします。よく「バルーンのレパートリーはどのくらい?」と聞かれますが、数えたことはないです。
大学で化学系の勉強をしていたこともあり、分子のような丸い形を重ねたような抽象的な形を作るのが好きです。パフォーマンス中は楽しむことを心がけています。嫌なことがあったりする時は力むのか、風船が割れてしまうことも。私にとって風船は心境を表すバロメーターかも。

ブログ
http://reeei.ti-da.net/​
メール
reinbowballoon@yahoo.co.jp



PROFILE
新垣麗(あらがき・れい)1981年那覇市生まれ。大学卒業後、英会話講師をする傍らバルーンの技術を学ぶ。2007年CBA世界公認バルーンアーティスト資格を取得。
2012年、「REInbow-Balloon Creators-」として活動開始。2014年11月開催の琉球ファッションデザイン選手権でバルーンドレスが沖縄県知事賞を受賞。現在、バルーンパフォーマンスや装飾、ギフト制作を行っている。




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撮影/比嘉秀明・編集/安里則哉
『週刊ほーむぷらざ』彩職賢美<1190>
第1475号 2015年10月22日掲載

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安里則哉

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日々、課題ばかりですが、取材ではできる限り、対象者の人間性が引き出せたらと思い、仕事に努めています。食べることが大好き。そのためダイエットにも力を入れたところですが、いまだ実現せず(笑)。

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