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2016年12月29日更新

両立しやすく 制度が変わる|働く女性多いが環境に課題

ハッピーに働こう!|2017年1月1日から、改正育児・介護休業法が施行され、介護や育児をしながら働きやすい制度に変わる。制度の内容、県内の現状は? 専門家や企業の声から、新しい働き方を探る。

ハッピーに働こう!

県内の現状

働く女性多いが環境に課題

沖縄県女性就業・労働相談センターの石垣美紀センター長は「県外の女性の就業率は子育て中の離職が多くM字カーブを描くと言われているが、県内は、所得が少ないなどの問題があって共働きや一人親が多く、働き続ける人が多い」と話す(グラフ参照)。ただし育児休業などの制度が整っていない中小、零細企業が多く、キャリアが分断する人も多い。2014年の統計で県内で育児休業を取り入れている事業所は、従業員30人以上は90%を超えるが、5~10人未満は47.9%、5人未満は23.4%。「環境整備が必要」と指摘する。
現在の求職状況は求人倍率は上がっているものの、ミスマッチがおきているという。城間郁代さんは「ブランクや年齢がネックになり、条件の合う仕事を探せない人も。できれば辞める前に相談に来てほしい」と話す。石垣りささんは「40歳以降の人生を考えておくといい。好きなこと、得意なことを書き出すと強みが見える」とアドバイス。同センターでは、女性が働き続けるための支援プログラムを作成。従業員と企業にアンケートを取って課題を明確化し、専門家を派遣して解決に取り組むもので、来年4月にスタート予定。



女性の年齢階級別労働力率​
沖縄労働局雇用環境・均等室「沖縄県の働く女性の現状と課題」より。資料出所:総務省統計局「労働力調査」
沖縄労働局雇用環境・均等室「沖縄県の働く女性の現状と課題」より。資料出所:総務省統計局「労働力調査」



沖縄県女性就業・労働相談センターの城間郁代チーフ専門相談員、石垣美紀センター長、石垣りさ専門相談員。
共働きや一人親が多く、育児中も働き続ける女性が多い

左から沖縄県女性就業・労働相談センターの城間郁代チーフ専門相談員、石垣美紀センター長、石垣りさ専門相談員。センターは沖縄県から委託を受け(公財)沖縄県労働者福祉基金協会が運営している


<両立しやすく 制度が変わる>
・休み方、時短 働き方広がる
・残業減って売上げアップ
・働き方は「量から質」へ
<わたしの働き方、自分らしく多彩に>
・那覇バス(株) 山城綾子さん
・トランスコスモス株式会社 池村佳枝さん
 


『週刊ほーむぷらざ』ハッピーに働こう!
第1537号 2016年12月29日掲載

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この記事のキュレーター

スタッフ
栄野川里奈子

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編集者
おいしいものに目がないガチマヤー(くいしんぼう)。2016年に国際中医薬膳師の資格をとりました。おいしく健康に!が日々のテーマ。

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