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2025年11月27日更新

膝が痛くて生活に支障、だけど手術はちょっと…そんな60代に美容形成外科の専門ドクターが提案する治療法|はじめての美容医療⑳

当山拓也氏(とうやまたくや)  当山美容形成外科 院長
美容医療に関する疑問、質問、あなたのお悩みにお応えします。


Q1 手術以外に、治療法はありますか?

A 膝の痛みを抱えて受診される方の多くは、湿布や注射、リハビリなど、さまざまな治療を試しても改善せず、痛みを繰り返しています。

「膝の関節症はクリニックでは治らない」と耳にされた方もいらっしゃるかもしれません。確かに、完治を目指す決定的な治療法はまだ確立されていません。そんな中、近年注目されているのが「再生医療」です。これまで「保存療法」か「手術」かの2択しかなかった治療に、その間をつなぐ新しい選択肢が加わりました。


Q2 再生医療とはどんな方法ですか?

A 自分の血液や脂肪などから取り出した細胞を使い、体がもつ自然治癒力を高める治療です。代表的なものに「PRP療法」と「幹細胞治療」があります。

PRP療法は、血液中の血小板を取り出して注射する方法で、炎症を抑え、痛みをやわらげます。採血から治療まで30分ほどで行えるのが特徴です。一方、幹細胞治療は、脂肪から取り出した「幹細胞」を培養し、注射で膝に戻す治療です。幹細胞は損傷部位の修復を助け、長期間にわたる効果が期待できます。切開はわずか3㍉、入院も不要で、日常生活を続けながら治療が可能です。


Q3 どの程度持続しますか。

A 多くの場合、痛みの原因となるのは炎症で、幹細胞には炎症を抑える効果があると言われています。幹細胞治療では幹細胞を患部に直接投与し、修復が始まるまでに3カ月ほどかかります。損傷の度合いにもよりますが、長期的な効果の持続と症状の進行を遅らせることが期待できます。

一方、PRP療法は一時的な痛みの軽減に有効とされています。

膝関節の状態にもよりますが、複数回の治療を行うことで長期的な効果が期待できるという報告もあります。またリハビリを併用すると、より効果的と言われています。


Q4 どんな人におすすめですか。

A 再生医療は自由診療のため費用がかかりますが、手術のように体への負担が少なく、リハビリ期間も短いため、仕事や家事を休めない方にとって大きなメリットがあります。

沖縄は高齢化が進み、膝の痛みを訴える方が年々増えています。「もう歩けないかも」とあきらめる前に、自分の力で治す“再生医療”という新しい可能性を知っていただければと思います。

 

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教えてくれたのは
当山拓也 氏(とうやまたくや)
当山美容形成外科 院長
『週刊ほ〜むぷらざ』はじめての美容医療
第1998号 2025年11月27日掲載

この記事のキュレーター

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funokinawa編集部

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