ビューティー
2025年10月30日更新
日焼け止め、秋冬にこそ使って! 沖縄のメークのプロが勧めるワケ|おとなのメークアップレッスン⑦
女性のメークの悩みはさまざま。メークアップアーティストの京なつきさんが、解決策を紹介します。

砂ぼこりで、肌は乾燥&すり傷だらけに!
日の暮れる時間が早くなり、夜は気温が下がって、少しずつ肌寒さを感じるようになってきましたね。季節の変わり目で昼夜の寒暖差がある今の季節は、「一年で1番肌が荒れやすい時期」とも言われています。
原因はいくつか考えられます。まずは次第に冷たくなる外気と、暖房の効いた室内との温度差。これにより肌の水分がかなり奪われます。しかもこの時期、沖縄は風が強く吹くことから、肌はさらに水分を奪われ、乾燥が進んで敏感肌に。加えて、強風に入り混じった砂やほこりが肌を傷つけ、バリアー機能が低下し、見えないものの、肌はすり傷だらけになっています。
「スキンケアの際にヒリヒリ感じる」「急に肌荒れする」と感じることはありませんか? 寒暖差による乾燥や外部の刺激を受けやすいこの時期こそ、肌を守る「日焼け止め」を必ず塗りましょう!
肌を回復させる美容液!!
日焼け止めの働きは、紫外線から肌を守るだけではありません。乾燥した肌から水分が逃げるのを防ぎ、潤いを保ちやすくすることでバリアー機能を高め、肌を回復させる、いわば美容液のような役割も果たしてくれます。
また、乾燥するとメークが崩れやすくなりますが、日焼け止めを塗ることで長時間、肌の潤いが保たれるため、ファンデーションがピタッと肌に密着してメーク持ちが良くなる「接着剤」のような働きをしてくれるだけでなく、肌のツヤ感も出してくれます。

選ぶポイントは成分と色
秋になるとシミが増えたと感じることはありませんか? その理由の一つは、「夏の紫外線によるダメージが秋に表面化する」ことにあります。蓄積されたシミの原因が肌表面に現れてくるので、特に秋冬は保湿ケア+美白ケアを行ってください。
日焼け止めを選ぶポイントは、「成分と色選び」です。
①成分 美白効果のある成分が配合されているもの。商品の記載をチェック。
②色選び 肌色を明るくし、血色良く見せる効果もあるピンクや、ピンクベージュがおすすめ。
「下地に日焼け止めが入っているから、単体の日焼け止めは使っていない」という方も多いですが、肌を守り、回復させ、メーク持ちも良くしてくれる最強アイテムが日焼け止めです。毎日のスキンケアの最後や、メーク時の下地を塗る前に、ぜひ取り入れてみてくださいね。

京 なつき
1989年、那覇市出身。県内の美容系専門学校を卒業後、東京のエステサロンや大手オーガニック化粧品店で勤務。2017年に那覇市でKYO MAKE-UP SALONをオープン。
『週刊ほ〜むぷらざ』 おとなのメークアップレッスン⑦
第1994号 2025年10月30日掲載













