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2025年1月9日更新
Q.貯金のコツは?|A.具体的な目標を決めよう|マネーのヒント!⑩
新しい年を迎え、貯金に関する目標は立てましたか? 具体的な計画までは考えていない、という人も多いと思うので、貯金を目標達成に導くプロセスを紹介します。
Q.貯金のコツは?
A.具体的な目標を決めよう
新しい年を迎え、貯金に関する目標は立てましたか? 具体的な計画までは考えていない、という人も多いと思うので、貯金を目標達成に導くプロセスを紹介します。やる気に満ちている今月中に、取り組んでみてくださいね。
貯金を成功へ導くには、三つの条件をそろえることが大切です。①貯金目標(目的・金額・時期)を具体的に決める②自動的に貯まる仕組み③モチベーションを維持して継続する。これらの条件は普遍的で、世界中どこへ行っても、時代が変わっても、成功のカギは変わらないと言えるでしょう。
貯金が苦手な人の特徴
「貯金が苦手で続けられない」と嘆く人は、貯金の目標が曖昧で、貯金を仕組み化していないのが特徴です。過去に失敗していた筆者自身を振り返ると「貯めようかな。貯まるといいな」と淡い願望が先行して、目標が曖昧でした。そして方法も、毎月の金額を調整したり、自分で貯金口座へお金を移したり、「貯金すること」に手間がかかっていました。この状態でモチベーションが維持されるはずもなく、やる気満々で立てた当初の目標と、達成するはずだった貯金がいつの間にか消滅したことは、数え切れません。
貯金上手な二つのタイプ
貯金が上手な人たちを分析すると2タイプに分けることができます。一つ目は条件の①②が明確で③のモチベーション維持に悩む必要が無いタイプです。理想的ですが、このタイプの人に出会う確率は低く、理想と現実の間に隔たりを感じます。
二つ目のタイプは貯金する事が好きで、貯めることに喜びを感じる人たちです。貯金残高をモチベーションにしてひたすら貯め続ける傾向があり、貯金上手と言えます。しかし、保有残高が高い割に将来への不安があり、モヤモヤしている人を多く見かけます。不安を解決するには、三つの条件を継続中の貯金に当てはめて、今後の方針を見直すことが必要です。
目標を達成するには
冒頭に紹介した三つの条件には優先順位があります。高い方から①目標を具体的に決める②自動的に貯まる仕組みを作る③モチベーションの維持、の順番です。貯金目標を立てる場合、目的・金額・時期を具体的に書き出すことが肝心です。上の表に、書き込んでみてはいかがでしょうか。
次に、目標ごとに貯め方(預貯金、投資、保険など)を決め、自動的に積み立てる仕組みを作ります。貯金すること自体に手間がかからず、成果を実感できる仕組みを作ることで、スタートラインに立ったと言えるでしょう。実は①②が確固になれば自然と貯まり続けるので、③のモチベーションの維持に関してあまり心配ないとも言えます。
自動的に貯まる仕組み作り
貯金が続かず目標を達成できないのは、意志の弱さのせいではありません。意志の力で貯金を頑張るよりも、①と②の条件を整えて自動的に貯まる仕組みを構築する方が簡単です。やる気のある今のうちに取り組んで、貯蓄を成功させましょう。 貯金が続かず目標を達成できないのは、意志の弱さのせいではありません。意志の力で貯金を頑張るよりも、①と②の条件を整えて自動的に貯まる仕組みを構築する方が簡単です。やる気のある今のうちに取り組んで、貯蓄を成功させましょう。
おかだ・ゆり/ファイナンシャルアライアンス(株)沖縄支店所属。外資系企業を経て沖縄へ。女性のマネー知識の底上げをライフワークに活動
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『週刊ほ〜むぷらざ』マネーのヒント!⑩
第1952号 2025年1月9日掲載
この記事のキュレーター
- キュレーター
- 岡田有里
これまでに書いた記事:72
ファイナンシャルプランナー。ファイナンシャルアライアンス(株)沖縄支店所属。外資系企業に就職し海外勤務を経験し、2000年に沖縄へ。「私の未来に安心を!」をテーマに、女性のマネー知識の底上げをライフワークに活動。