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2023年9月28日更新

改めて災害の備えを確かめよう|意外と身近なSDGs⑥

SDGsの項目に、「気候変動に具体的な対策を」とあります。温暖化で増加する可能性がある災害に備えておくことは大事です。今回は、防災について取り上げます。

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改めて災害の備えを確かめよ


大正12年(1923年)9月1日に起きた関東大震災を忘れずに、災害に対する備えをしっかり行おうと「防災の日」が制定されました。9月のこの時期は、台風や大雨が多く自然災害による被害が多いことから「防災月間」とされています。職場や家庭で防災の意識を高めて、いざという時のために備えを見直してみましょう。

 ◇ ◇ ◇

災害による被害を少なくするためには、「ハルチュクティ シチマティ」(畑を作って、節を待て)、転じて「備えあれば、憂いなし」。「マクトゥーソーケーナンクルナイサ」、真のことを行っていれば、あるべきようになる、報われる、の構えで準備をしましょう。ケセラセラ(なるようになるさ)と楽観的な準備では、災害が起きた時は困りごととなってしまいます。

災害時の備蓄

家の中の備蓄では、まず水の用意をしましょう。年齢や体重によって変わりますが、ライフラインの停止に備えて1日に1人3ℓが必要な目安量だと言われています。




私は、洗わなくても良いレトルトのおかゆやご飯があると水の節約になり、役立つと思い備蓄しています。災害時に栄養バランスが偏らないよう、タンパク質が取れる食品も準備しています。また、備蓄食品の消費切れを防ぐ工夫として、缶詰めや冷凍野菜を使って月に1回、備蓄料理をしています。粒コーン1缶、トマト1缶、ポーク1缶か魚肉ソーセージ、コンソメなどを使ってスープを作ります。

備蓄に加えて、住んでいる地域の防災マップを家族で確認して、避難所までの道をたどってみてはいかがでしょう。防災バッグや防災グッズ、備蓄品などは各自治体のHPなどを参考にし、職場や家庭にあった備えを確かめてみましょう。


気候変動やその影響を止めるためには、すべての市民が今すぐ行動を起こす必要があり、気候変動のための対策を計画的に組み込むことが必要です。
 

 


文と写真/諸見みどり
「環境から健康を考える会」エコット代表。日々の生活の中でSDGsにチャレンジ中


『週刊ほ〜むぷらざ』意外と身近なSDGs
第1886号 2023年9月28日掲載

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