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2023年8月24日更新

平和を願っての読み聞かせ|意外と身近なSDGs⑤

SDGsの目標の一つに、「平和と公正をすべての人に」があります。「環境から健康を考える会」エコットと、より良い環境や平和を願うサークル「平和朗読会」のみなさんとのコラボ活動をご紹介します。

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エコットオリジナルの環境紙芝居


紙芝居を大型スクリーンに映して読み聞かせ

県立図書館で大型絵本の読み聞かせ


平和を願っての読み聞かせ

エコットはコロナ禍前、環境講座や市や県の環境イベントで、沖縄を題材にした環境紙芝居と絵本の読み聞かせをしてきました。2018年、エコット主催の環境を考えるイベントで、首里公民館サークルの平和朗読会のみなさんに協力していただき、オリジナル紙芝居「しずくんの冒険」をスクリーンに映し、キャラクターごとに読み手を当てて発表。地球温暖化防止の学びを参加者に楽しんでもらえました。19年には県立図書館のおはなしの森で、一緒に大型絵本の読み聞かせをしました。平和朗読会のみなさんが、子どもたちの未来のためにと力を貸してくださったおかげで活動の幅が広がりました。NPOと市民がつながることの大切さを実感できました。


首里公民館で6月に行った平和朗読会の発表


平和朗読会のみなさん。活動は26年続いている


未来の子どもたちに平和な環境を

平和朗読会は日ごろの練習の成果を定期的に発表しているほか、6月23日の慰霊の日にちなんで小中学校の平和学習の一環として、学校に出向き平和朗読や読み聞かせをしています。「へいわってすてきだね」「へいわってどんなこと?」「沖縄戦・小さな命の物語 のりひで」などを低学年に、中学生には「82さいの中学生 はっちゃん」など、学年にあった絵本を選んでいます。依頼に合わせて工夫しながら活動の幅を広げている心優しいみなさんです。

沖縄戦の語り部が高齢になり、戦争の悲惨さを伝えることが難しくなっています。平和朗読会のように、「平和がいかに大切か。決して戦争を起こしてはいけない」ことを子どもたちに伝える活動が広がっていくことを希望します。

私たちも先人の知恵を学び、平和な環境を未来の子どもたちに引き継げるよう、地道な活動を進めていきたいです。

 

 


文と写真/諸見みどり
「環境から健康を考える会」エコット代表。日々の生活の中でSDGsにチャレンジ中


『週刊ほ〜むぷらざ』意外と身近なSDGs
第1881号 2023年8月24日掲載

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