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2023年4月6日更新

花と笑顔が咲く地域に|泡瀬第三自治会道路ボランティア(沖縄市)[人生ブラボー!①]

仕事の一線を退いた後も、年を重ねても、人生を生き生きと送る人たちを紹介します。今回は、沖縄市泡瀬第三自治会で道路ボランティアに取り組んでいる仲良し4人の皆さんです。

沖縄市泡瀬第三自治会で週3回、道路ボランティアに取り組む(左から)儀間清さん、桑江一雄さん、田原博文さん、喜屋武盛吉さん。地域の通りや公民館周辺にも色とりどりの花を咲かせている=沖縄市
沖縄市泡瀬第三自治会で週3回、道路ボランティアに取り組む(左から)儀間清さん、桑江一雄さん、田原博文さん、喜屋武盛吉さん。地域の通りや公民館周辺にも色とりどりの花を咲かせている=沖縄市

 ボランティアで心身健康 

沖縄市の美里工業通り。道路沿いに続くガザニアやサルビアの鮮やかな花々が、ドライバーや歩道を歩く人々の目を楽しませる。

手入れをしているのは、沖縄市泡瀬第三自治会で道路ボランティアに取り組んでいる皆さん。2年前、3人で月1回、街路樹の周りの草取りやごみ拾いを始めたが、現在は9人に増えた。中心メンバーは週3回、公民館周辺でも花を咲かせ、野菜を育てるなど、活動を広げている。

「作業していると、地域の人からねぎらいの声を掛けられ、ドリンクやお菓子の差し入れをもらうこともある。そんな交流があるのもうれしい」と喜ぶのは儀間清さん(73)。55年働いた左官業を退いた後、人見知りの性格もあって「家にこもりがちだった」。自治会長の仲眞紀子さんに誘われ、「友達や知り合いが増え、その他の自治会活動にも参加するようになった。毎日楽しい」と話す。

桑江一雄さん(74)は、41年間勤めた銀行を定年退職した後、活動に参加。「ボールペンを鎌やツルハシに持ち替え、最初は筋肉痛になった」と笑うが、「お金のことばかり考えていた日々から、もうけを一切考えず、地域に役立ちたいと過ごせることが喜び」と語る。

大阪の精肉店で44年間勤めていた喜屋武盛吉さん(67)は「帰省後も活動を通して地域や人とつながりを持てて良かった。花や畑など、今までやったことのないことに挑戦し、少しずつ分かってきたのが楽しい」と目を細める。

建設業を営んでいた田原博文さん(78)は退職後、友人に誘われ活動に参加。自宅から公民館まで5キロの道のりを歩く。「家にいるより健康に。何より、みんなとコミュニケーションを取ると気分がほぐれる」と話す。
 

メンバーは楽しみながら、道路ボランティアの作業に取り組んでいる

メンバーは楽しみながら、道路ボランティアの作業に取り組んでいる


地域に役立つ人に

「定年後、ヤーグマイしている人が多いけど、自分から積極的に、地域や人のために動く方が精神的にも体にとっても健康にいい」「人見知りの人でも勇気を出して1日、2日と行動すれば、すぐに慣れる」「公民館には大先輩がいて、話を聞けば学ぶことがたくさんある」

口々に地域ボランティアの良さを話し、同世代へのエールを送る皆さん。その生き生きとした表情に、送る日々の充実感が伝わってくる。


花彩る美里工業通り

黄色のガザニアが咲き並ぶ美里工業通り。沖縄市泡瀬第三自治会の道路ボランティアが約900メートルある通りの植え込みの手入れや清掃を行っている。仲眞自治会長は、「地域住民が自主的に水やりし、自然と地域づくりに参加するきっかけになっている。花を楽しみながら散歩も楽しんでほしい」と話す。

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取材/赤嶺初美(ライター)
毎週木曜日発行・週刊ほ〜むぷらざ
「第1861号 2023年4月6日紙面から掲載」

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